音楽中心日記blog

Andy@音楽観察者が綴る音楽日記

The Logical Song

2008年07月14日 | 歌詞・訳詞
幼かったころ 人生はとても素晴らしく 
まるで奇跡のように 美しく 魅惑的に思えた
木々の鳥たちは 幸福そうに 喜びに満ちて歌い 
はしゃぎながら 僕を見つめていた
やがて 世間は僕を 学校に送りこんだ
分別を持つこと 論理的になること 責任を持つこと 
現実的になることを 学ばせるために
そして 頼るべき世界を示してくれた
分析的で 知的で シニカルな世界を

夜 世界がすっかり寝静まったころ 疑問が頭を駆けめぐる 
こんな単純な男の手には負えない 深い疑問が  
お願いだ 誰か教えてくれ 僕たちがいったい何を学んできたのかを
ばかげた質問だってことはわかってる
でも 後生だから教えてくれ 僕はいったい誰なんだ

そう いまや君の言うことは 
過激で 進歩的で 狂信的で 犯罪的なことばかり
僕たちの仲間になってくれるかい 
君が どうにか我慢できて まともで 見苦しくない 退屈な人だと
感じていたいからね 

夜 世界がすっかり寝静まったころ 疑問が頭を駆けめぐる 
こんな単純な男の手には負えない 深い疑問が  
お願いだ 誰か教えてくれ 僕たちがいったい何を学んできたのかを
ばかげた質問だってことはわかってる
でも 後生だから教えてくれ 僕はいったい誰なんだ

- Supertramp「The Logical Song」(1979)
    (Translated by Andy@音楽観察者)

 僕が中学生だった時分に大ヒットしたスーパートランプのアルバム「ブレックファスト・イン・アメリカ」収録曲。
 シングルカットされてこの曲自体もかなりのヒットになり、ラジオで頻繁にかかっていたのを覚えている。風変わりなハイトーンボイスと、ポップでリリカルなメロディが好きだった。
 こんな内容の歌詞だってことを知ったのは、それから随分たってからのことでした。

 原詞はここを参照。

 今の人たちは知らないかもね。こんな曲なんですが。





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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Breakfast in America (タイコウチ)
2008-07-14 23:17:40
アルバム「Breakfast in America」は、当時興味はあったけどなんとなく聴きそびれたまま30年たってしまいまいした。

この曲は、「マグノリア」という映画でも使われていましたが(サントラに入ってます)、あらためて歌詞の内容を知ると、うまく場面にフィットした歌だということがわかります。
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スーパートランプ。 (Andy@音楽観察者)
2008-07-15 01:33:43
このアルバム自体は、ひねくれポップの秀作だと思います。今の耳で聞くと少々大仰に聞こえてしまう部分もありますけど。

「マグノリア」は未見ですが、どんな場面に使われていたのかなんとなく想像できますね。
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あの頃は… (wms)
2008-07-16 22:47:15
スーパートランプは既にパンクに染まっていた当時の自分にとっては唾棄すべきプログレ一派と見なしていたりしたのですが、実はしっかり「ベストヒットUSA」で聞き込んでいたりしました(笑)。

そしてなぜか、iTuens Storeでちゃんと購入した数少ない楽曲の一つだったりします。今になれば素直に良い曲だなと思います。
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プログレ。 (Andy@音楽観察者)
2008-07-17 01:40:34
そうそう、プログレだったんですよね、スーパートランプ。

僕自身はピストルズとイエスを同時に聴くような、ポリシーのない中学生だったので、あまり抵抗なく聴いてました。でもプログレというよりはポップソングとして楽しんでいた気がします。

プログレだろうがパンクだろうが、時代の波が過ぎ去ったあとに、ほんとうに良い曲かどうかわかる、ってことはありますよね。もちろんそれだけがポップミュージックの価値のすべてではないですけど。
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