ある作業療法士のブログ

仕事を通じて考えたり,感じたことなど・・・・

僕が手を合わせない理由

2012年06月14日 23時51分48秒 | 持論小論
特養は、介護保険制度下では居宅復帰を念頭に置く通過施設であるといわれる。

しかし、多くの方にとっては「終の棲家」である。

そのことから、多くの方が死亡という形で退所していく。

当施設においても、なるべく多くの人でお見送りができるようにしてる。

その時に、ほとんどの人は合掌、つまり手を合わせている。

しかし、僕は基本的に合掌はせずに深い礼をしている。

僕なりの理由だが、僕は「人として」お見送りをしたいと思っているからだ。

仏とかではなく、あくまで「人」として…。

マナーだったり、しきたりだったり、異論のある人は多いかも知れない。

しかし、手は合わせずとも、最上の「礼」をもって送りたい…。

それが僕の流儀だ。

今回の認知症ケア学会への参加でチャレンジしたこと

2012年05月21日 01時43分53秒 | 研修会,学会 etc.
それは、「ノートPCを持たずに参加した」ということ。

僕はいつも学会等で出かける時は、ノートPCを持参する。
しかし、実際には発表でもしなければそれほど使うことはないのである。
なんとなく、持っていないと不安な感じがしていただけなのだ。

そこで、思い切って今回はノートPCを持たずに参加することにした。

その代わりに持参したのはBluetoothで接続するiPhone用のキーボード。
折りたたむことができて、コンパクトに収納できるものだ。
やはり、ある程度長いテキストを入力しようと思っても、iPhoneのスクリーンのキーボードではちょっと疲れてしまう。
だが外付けのキーボードを使うことで入力画面もいく分広くなるし、PCのような感覚で入力することができる。
たまたま、職場にメールで伝えなければならないことがあったのだが、外付けキーボードを使うことでストレスなくスムーズに作成することができた。

とはいえ、やはりテキスト入力にはiPhoneの画面では小さいし、抄録集をCD-ROMで配布する学会もあることから、それらのデータを持ち運ぶためのものが
必要な気がしてくる。

となると、やはりタブレット端末、例えばiPadの登場ということになるのだろうか。
これまでは、「とても中途半端なもの」という気がしてiPadを個人として持つことには懐疑的であったのだが、最近はiPadを購入しようかと考えることもある。
しかし、もう一回線持つまではちょっと…と思うので、Wi-Fiモデルになりそうではあるのだが。

そうすればPDF等のデータを持ち運んだり、スキマ時間で報告書の原稿を書いたり、といろいろ活用できそうだ。
しかも、PCを持つよりも軽いだろうし…。 

実際、今回の学会会場でもiPadを持っている人を何人か見かけた。

タブレット端末がノートPCに取って代わる日は近いのだろうか…。


認知症ケア学会へ行ってきました。

2012年05月20日 15時40分42秒 | 日記&雑記
遠かったので少々疲れましたが、参加できて良かった。

明日からの仕事がんばります。

あれから1年…。

2012年03月11日 22時57分30秒 | 日記&雑記
あの日、あの時、僕はサービス担当者会議中だった。

グラグラグラグラと長く続く横揺れ。
あの津波の映像。

直接現地へ行って支援することは難しいが、なにか東北のものを購入したりすることで、微々たるものだが支援としていきたい。

正直、テレビで震災特集をやっていても、なかなか直視できない。

しかし、気持ちまで背けてしまわないように、正しい情報を得て正しく理解することに務めることにしたい。




今年も終わり。もうすぐ来年。(改)

2011年12月31日 22時13分43秒 | 日記&雑記
今年も間もなく終わろうとしている。

例によって今年を振り返ってみようかな。

・学会発表した。
・よその事業者さんからの講師依頼をいただいた。
・家に2匹目の猫がやってきた。
・いい出会いがあった。

今年はなんだか「駆け抜けた」って感じだなぁ。

学会発表に関しては、自分的にちょっとほろ苦い感じがしたけど、それもまた次への糧として受け止め、活かしていきたい。

自分としては2回目の他事業者さんでの講師。
介護職員さん向けの話だった。
きっと本来求められていたのは、「こういう事するといいですよ」という感じのものだったのかもしれない。
でも、僕が話したことは「機能訓練とPTやOTのリハビリテーションとは違う。介護ならではの機能訓練ができるはず」ということ。
機能訓練とリハビリテーションを言い分けていることの意味と、運営基準の記述から紐解く特養での機能訓練について。

※当然ながら機能訓練ではないリハビリテーション、あるいは作業療法や理学療法としての関わり方とは?ということは、セラピストにとっての課題となるが。

また、「何をする(メニュー)」が先にあるのではなく、あくまで「何が必要か(何のために)」ということが最初、ということ。
考え方は基礎であり、基礎がしっかりしていれば難問に直面してもそこに立ち返って考え対処することができる、そう思うからだ。

2匹目の猫は子猫ながらアグレッシブで、大きな先輩猫に果敢に猫パンチを繰り出している。
先輩猫はすっかり気圧されている。
最近はさすがに腹に据えかねるらしく、「フーッ」と威嚇しているが、子猫は意に介さずに猫パンチの嵐。
結局先輩猫が逃げ出している。

さて、出会い。
今年もいろんな人、いろんなことに出会うことができた。
来年はどうだろう。
出会いも、チャンスもただ待っていても手に入れることはできない。
何かに出会うためには、自分から踏み出して(踏み込んで)行くことが大切だということも改めて学ぶことができた。

とりあえず来年のことでわかっていることは、地域のケアマネの協議会で役員をすることになったこと。
現在実務は行なっていないが、過去の兼務の経験や、有資格者として、ケアマネジメントを意識して仕事をしていることなどを活かして、少しでもお役に立てれば、と思っている。

さて、いつもながらまとまらない文章だが、このへんで今年のブログ納め。

本年も当ブログへおいでいただき、ありがとうございました。

来年も、ご指導のほどよろしくお願いいたします。



M_Strength(管理人)

セラピストの仕事って見えにくい…?

2011年10月01日 23時50分56秒 | 日記&雑記
最近、気になるセリフを聞いた。

①「実は(PTの人が)何をしているのかよくわからないんです」(よその特養の介護職員)

②「病院では屋上(リハビリ室)で何かやっていたようですけど…」(新規入所者さんのご家族)



では、僕はどうなんだろう?



あ、そうか。



僕の仕事もきっと周囲には見えにくいんだな、きっと。



だって、「いま、暇ですか」ってよく聞かれてたもん…(泣)


自分の仕事の意味とか内容を理解してもらうのは実はとってもむずかしいらしい。

そういったことを説明しようとするが、介護や看護の人にとっては面倒くさいらしいし…。(ウチだけ?)

では、一見してわかるようなわかりやすいことを、わかりやすいところ(場面)で、行っていくしかないんだろうなぁ。

もちろん啓発や啓蒙といったことも大事なんだろうが、わかりやすいこと、何より役に立つことをするのが一番な気がする今日この頃。

自分だけが納得する論理で、自己満足しちゃいけないんだよね。


そんなわけで、そうした仕事ができるようになるために、前回の記事のように「研鑽」のために学会に参加してきました。

因みに今回は発表もしてきましたよ。

次回投稿では、学会のまとめをアップしたいと思います。


研鑽。

2011年06月21日 22時22分15秒 | 日記&雑記
この前の土曜日、東京で開催された「日本認知症ケア学会関東・甲信越地域大会」に参加してきた。

そして、来週(6月24日~26日)は日本作業療法学会が、大宮で開催される。

我々は日々職場で仕事にとり組んでいる。
相手にしているのは日々、または刻々と変化している生身の人間である。
ほんの少し前まで正しかったことでも、ある時から「それは間違いでした」ということがしばしば起こる世界である。
5年前の文献は使いものにならない、とか、5年前学校で習ったことはすでに違いになっているとか言われるのをよく聞いたことがある。
“不変のセオリー”というのもあるのかも知れない。
しかし、多くのことが常に移り変わっている世界だ。

だから、以前からやっていることをただ漫然としているわけにはいかない。


ってことで、今度の週末は大宮で開催される日本作業療法学会に参加してきます。

参加するOTの皆さん、ぜひ、良いギロンをともに楽しみましょう!

ツイッターはじめました。

2011年04月17日 01時26分19秒 | 日記&雑記
ちょっとしたことを書き込むためにツイッターはじめてみます。

M_Strength (ある作業療法士)としてつぶやきます。

左の方でつぶやいてます。

新年度が始まりました。

2011年04月07日 23時10分23秒 | 日記&雑記
うちの職場でも2名の新人を迎え、体制も再編されて、新たなスタートをきりました。

僕は、本来業務(機能訓練)に関してはかわりなく取り組んでいくことになります。

そんな中で、いろいろ目標をもって取り組んでいきたいと思っています。

今の段階で思いつくものをいくつか…。

1)事故防止活動の推進
昨年度は、現場に密着した事故防止活動を推進し、一定ベースは出来てきたと感じることができました。
今年度はそれをさらに推進していきたいと思っています。

2)学会発表
今年度は、1つの発表を予定し、エントリーに向けて準備を進めています。
あと、来年度の発表に間に合うように、年内のエントリー期限に間に合うよう計画的に進めていきたいと思っています。

3)職場内研修のカイゼン
今年度から“研修委員会”になっちゃいました。
職場内の研修(新人教育も含めて)については、いろいろ思うところがありました。
効果的に、効率的なものになるように、まず組織として目指すところを明確にした上で、それに向かって進めていきたいと思います。


もちろん、日常の機能訓練業務についてもいろんな課題があります。

それらについてはまた次回。


その上司に会ってきました。

2011年03月27日 22時28分27秒 | 日記&雑記
実に、十数年ぶりに還暦を迎えた最初の元上司に会ってきました。

そこには、その次にお世話になった元上司も…。
つまり、最もコワかったお二人が揃い、なおかつ同じ部屋で泊まったわけで…。
いやが上にも緊張してしまいました。

こんなふうに書いてますが、実はいまでも(いや、今だからこそ)とても感謝しているんです。

で、率直に思ったこと。それは、

あの人達はいつまでも偉大だなぁ…

ということでした。


ちょっとした話の中でも、ビシッ!とアドバイスを入れてくれます。

お二人以外にも、同期だった同僚や先輩方もたくさんいらしていて、とても懐かしく思いました。
結構みんな変わってない(若さを保っている)なぁ~と感じました。

さて、帰る前に、勤務していた病院や住んでいたアパートの周囲、当時の通勤路などを辿ってみました。
結構変わってしまっているところもありましたが、通勤途中に朝ご飯を買っていたパン屋さんがいまも残っていました。
ここで昼食用のパンを買って帰路につきました。


なにより、みなさんがお元気でいらっしゃったことが一番良かったと思います。

彼はこれからも現場でPTを続けていくそうです。

どうか、変わらず元気で活躍して欲しいと思います。


(なんだか今回はいつも以上にも止まらない文章になってしまいました。)