ある作業療法士のブログ

仕事を通じて考えたり,感じたことなど・・・・

供養

2013年04月29日 23時35分21秒 | 日記&雑記
昨年度、うちの施設では浴室を改修した。
新しい浴室棟をつくり、そこへ移行したのだ。
そして、開設以来30年以上に渡ってうちの施設の入浴介護をになってきた旧浴室はその役目を終え、新たな役割を待ちながら眠りについていた。
そして、いよいよ新たな役割のために生まれ変わる時がきたのだ。

30年も前にできたものだから、あちこち不具合が出てきて、運用する職員たちもずいぶん苦労していた。
とはいえ、これまでありがとう、という感謝の気持ちを込めて、そっと酒を供えた。
何か特定の宗教儀礼というわけではないが、何かしたかったのだ。

開設初期から務めている上司と、機械関係を担当している職員と、介護長と、僕とで思い出を話しながら…。

間も無く工事が始まり、リフォームされて様変わりしてしまうだろうが、新たな施設としてともにがんばっていこう。

と、思ったのだった。

お知らせ。

2012年06月25日 00時29分31秒 | 日記&雑記
ちょっと気分を変えたいと思い、しばらくの間別な場所にブログを書くことにいたしました。

そっちに行ったままになるのか、すぐに戻ってくるのかわからないけど、気分転換みたいなもんです。

とは言っても、マメに更新もせず放置気味の当ブログですが、もしご覧頂いている方がいらっしゃったら、今後ともよろしくお願いします。

では、ちょっと行ってまいります。

新しい場所:

ある作業療法士のブログ2 http://ameblo.jp/muscle-strength/

あれから1年…。

2012年03月11日 22時57分30秒 | 日記&雑記
あの日、あの時、僕はサービス担当者会議中だった。

グラグラグラグラと長く続く横揺れ。
あの津波の映像。

直接現地へ行って支援することは難しいが、なにか東北のものを購入したりすることで、微々たるものだが支援としていきたい。

正直、テレビで震災特集をやっていても、なかなか直視できない。

しかし、気持ちまで背けてしまわないように、正しい情報を得て正しく理解することに務めることにしたい。




今年も終わり。もうすぐ来年。(改)

2011年12月31日 22時13分43秒 | 日記&雑記
今年も間もなく終わろうとしている。

例によって今年を振り返ってみようかな。

・学会発表した。
・よその事業者さんからの講師依頼をいただいた。
・家に2匹目の猫がやってきた。
・いい出会いがあった。

今年はなんだか「駆け抜けた」って感じだなぁ。

学会発表に関しては、自分的にちょっとほろ苦い感じがしたけど、それもまた次への糧として受け止め、活かしていきたい。

自分としては2回目の他事業者さんでの講師。
介護職員さん向けの話だった。
きっと本来求められていたのは、「こういう事するといいですよ」という感じのものだったのかもしれない。
でも、僕が話したことは「機能訓練とPTやOTのリハビリテーションとは違う。介護ならではの機能訓練ができるはず」ということ。
機能訓練とリハビリテーションを言い分けていることの意味と、運営基準の記述から紐解く特養での機能訓練について。

※当然ながら機能訓練ではないリハビリテーション、あるいは作業療法や理学療法としての関わり方とは?ということは、セラピストにとっての課題となるが。

また、「何をする(メニュー)」が先にあるのではなく、あくまで「何が必要か(何のために)」ということが最初、ということ。
考え方は基礎であり、基礎がしっかりしていれば難問に直面してもそこに立ち返って考え対処することができる、そう思うからだ。

2匹目の猫は子猫ながらアグレッシブで、大きな先輩猫に果敢に猫パンチを繰り出している。
先輩猫はすっかり気圧されている。
最近はさすがに腹に据えかねるらしく、「フーッ」と威嚇しているが、子猫は意に介さずに猫パンチの嵐。
結局先輩猫が逃げ出している。

さて、出会い。
今年もいろんな人、いろんなことに出会うことができた。
来年はどうだろう。
出会いも、チャンスもただ待っていても手に入れることはできない。
何かに出会うためには、自分から踏み出して(踏み込んで)行くことが大切だということも改めて学ぶことができた。

とりあえず来年のことでわかっていることは、地域のケアマネの協議会で役員をすることになったこと。
現在実務は行なっていないが、過去の兼務の経験や、有資格者として、ケアマネジメントを意識して仕事をしていることなどを活かして、少しでもお役に立てれば、と思っている。

さて、いつもながらまとまらない文章だが、このへんで今年のブログ納め。

本年も当ブログへおいでいただき、ありがとうございました。

来年も、ご指導のほどよろしくお願いいたします。



M_Strength(管理人)

セラピストの仕事って見えにくい…?

2011年10月01日 23時50分56秒 | 日記&雑記
最近、気になるセリフを聞いた。

①「実は(PTの人が)何をしているのかよくわからないんです」(よその特養の介護職員)

②「病院では屋上(リハビリ室)で何かやっていたようですけど…」(新規入所者さんのご家族)



では、僕はどうなんだろう?



あ、そうか。



僕の仕事もきっと周囲には見えにくいんだな、きっと。



だって、「いま、暇ですか」ってよく聞かれてたもん…(泣)


自分の仕事の意味とか内容を理解してもらうのは実はとってもむずかしいらしい。

そういったことを説明しようとするが、介護や看護の人にとっては面倒くさいらしいし…。(ウチだけ?)

では、一見してわかるようなわかりやすいことを、わかりやすいところ(場面)で、行っていくしかないんだろうなぁ。

もちろん啓発や啓蒙といったことも大事なんだろうが、わかりやすいこと、何より役に立つことをするのが一番な気がする今日この頃。

自分だけが納得する論理で、自己満足しちゃいけないんだよね。


そんなわけで、そうした仕事ができるようになるために、前回の記事のように「研鑽」のために学会に参加してきました。

因みに今回は発表もしてきましたよ。

次回投稿では、学会のまとめをアップしたいと思います。


研鑽。

2011年06月21日 22時22分15秒 | 日記&雑記
この前の土曜日、東京で開催された「日本認知症ケア学会関東・甲信越地域大会」に参加してきた。

そして、来週(6月24日~26日)は日本作業療法学会が、大宮で開催される。

我々は日々職場で仕事にとり組んでいる。
相手にしているのは日々、または刻々と変化している生身の人間である。
ほんの少し前まで正しかったことでも、ある時から「それは間違いでした」ということがしばしば起こる世界である。
5年前の文献は使いものにならない、とか、5年前学校で習ったことはすでに違いになっているとか言われるのをよく聞いたことがある。
“不変のセオリー”というのもあるのかも知れない。
しかし、多くのことが常に移り変わっている世界だ。

だから、以前からやっていることをただ漫然としているわけにはいかない。


ってことで、今度の週末は大宮で開催される日本作業療法学会に参加してきます。

参加するOTの皆さん、ぜひ、良いギロンをともに楽しみましょう!