室蘭登別 訪問リハビリテーション連絡会

室蘭・登別地区の訪問リハビリ情報交換の場

第10回 室蘭・登別在宅ケア連絡会 ご案内

2013-03-12 19:14:10 | ご案内

テーマ「在宅を支えるレスパイト」
日 時:3月18日(月) 18:30~20:30
受 付:18:00~
会 場:むろらん広域センタービル 3階A・B会議室
室蘭市海岸町1丁目4番1号 0143-24-9834
参加費: 500円(軽食代含む)


<内 容>
18:30~ 参加者自己紹介
18:50~ 事例紹介(ケアマネ・家族より)
19:20~ 小グループで対話
20:00~ シンポジウム形式で各グループより事例提供者と対話
20:30~ アンケート、意見回収、閉会

会の趣旨:在宅療養を支える多職種ネットワークの構築、集まることでの顔の見える関係づくり、その中での具体的な事例検討など実際に役立つ連携、在宅ケアの知識の向上、市民からのニーズの汲み取りと在宅ケアの普及を目指します。
皆様お気軽にどうぞ!ご参加ください。
※相談したい困難事例などは定例会終了後、ご相談にのります
連絡先: 室蘭・登別在宅ケア連絡会 事務局 zaitaku-care@hcfm.jp


【後援団体】
室蘭市医師会、室蘭歯科医師会、北海道看護協会室蘭支部、北海道薬剤師会室蘭支部、
北海道栄養士会室蘭支部、北海道歯科衛生士会室蘭支部、室蘭市地域包括支援センター、
北海道医療ソーシャルワーカー協会日胆支部、室蘭・登別訪問リハビリテーション連絡会、
登別市地域包括支援センター、のぼりべつケアマネ連絡会、
室蘭市介護保険サービス事業所連絡協会 (室蘭市居宅介護支援事業所専門部会、
居宅介護サービス事業所専門部会)


室蘭・登別訪問リハビリテーション連絡会 勉強会 ご報告

2013-03-08 19:34:35 | 報告

 

訂正とお詫び

発表者である松坂さんのお名前が、本文中にて誤っておりました。

(誤)松坂 省吾 氏 ⇒(正)松坂 昇吾 氏

ここに訂正し、お詫びさせていただきます。

 


 

 

製鉄記念室蘭病院訪問リハの大畠です。2月15日に中小企業センターで開催されました、当連絡会の勉強会について報告させて頂きます。

今回の勉強会は『今年度から導入された加算について』をテーマに、

・「リハ専門職の連携について~現状と展望~」

 日鋼記念病院  理学療法科 理学療法科 三政 辰則 氏

・「通所リハビリテーションなごみ 地域連携と自宅訪問の実際」

 上田病院 通所リハビリテーションなごみ 理学療法士 松坂 昇吾 氏

と2つの発表がありました。

 

勉強会には50名以上の方が来場され、ケアマネジャー、介護福祉士、看護師、保健師、リハビリ職種の方々にご参加頂きました。

三政さんからは、リハビリテーションマネジメント加算、通所リハビリ訪問指導型加算、生活機能向上連携加算と3つの加算について発表がありました。

生活機能向上連携加算は、指定訪問リハビリテーション事業所の理学療法士、作業療法士又は、言語聴覚士が指定訪問リハビリテーションを行った際に、訪問介護事業所のサービス提供責任者が同行し、訪問リハビリと利用者の身体状況などの評価を共同で行います。そして、生活機能の向上を目的とした介護計画の作成が必要となっています。

特徴としては、評価をリハ職種だけではなく、訪問介護事業所と共同での評価が必要となっており、多職種との連携が重要な加算だと認識することができました。

また、2025年に団塊の世代約3500万人が後期高齢者になると予測されている、2025年問題や、地域包括ケア研究会報告書によるリハビリテーション専門職の果たすべき役割について、今後のリハビリ職種が地域包括ケアで行っていく役割なども話して頂きました。

そのお話の中では、リハビリ職種は評価だけではなく、利用者さんの生活機能にかかる状態のアセスメントを行い、生活機能向上に資するリハビリテーション計画及びマネジメントの提供といった新しいサービス類型の導入や、ヘルパーさんに機能訓練を指導したりすることによる自立支援型の訪問介護の徹底・普及を図るとされていました。

 

松坂さんからは、「通所リハビリテーション なごみ」の施設紹介と、実際の通所施設での連携について現場の立場から実例も紹介し、分かりやすく報告して頂きました。

特に施設で仕事をしていると、同じ利用者さんに携わっている他のサービス担当者と直接お会いすることが少ないので、サービス担当者会議は、多職種の方々と顔を合わせ情報交換が行える貴重な機会になるので、出来るだけ参加したいとの事でした。

後半では通所の立場からのリハビリテーションマネジメント加算と通所リハビリ訪問指導等加算についても話がありました。通所リハビリ訪問指導等加算では、自宅訪問によるメリットについて、利用者の生活状況が分かり、通所でもより生活に近いリハビリが行える、自宅周辺の環境を理解できる、リハ職による送迎方法等の確認が事前にできる、介護者とも話しができることと挙げていました。

実際に訪問を行って得られた貴重な体験だったので、聞いていて今後の参考になる発表でした。課題としては、訪問で得た情報の伝達方法などを挙げていて、より連携を強くしていく必要があるとのことでした。

二つの発表を聞いて、多職種との連携を行っていくことと、実際の生活の場面を見ることの重要性を再認識することができました。これからのリハビリ職種は今よりも多職種と共同で利用者さんに関わる機会が増加していくのだと感じました。

 

私としては、多職種との連携加算の項目を増加させたことは、行政からのもっとお互いに連携をしっかりと取ってください、というメッセージだと思います。

連携をもっと深めていくためには、お互いの職種のことを知りあい、話しやすい関係となり、情報の伝達などがスムーズに行える様になっていくことが大切だと考えます。この様な関係作りが勉強会を通じて、今後発展していければと思います。

今回の勉強会では、終了後に話し合いの時間を設けさせて頂きました。

その時間中には、同じ利用者さんを担当されていてもお会いする機会が無かった方々が名刺交換をされたり、情報交換をされていたりする方などもみられました。こうした機会も多職種との連携を深めていくためには、貴重な時間だと思いました。

今後もこのような時間を継続して設けていきたいと考えています。

 

勉強会終了後には懇親会(遅い新年会も含んでいます)も行いました。ケアマネさん、サービス付き高齢者住宅の職員の方々にも参加して頂きました。

懇親会では、それぞれの職種について話すことができ、相互理解ができたと思います。

 

今年度の勉強会は今回で終了となります。

来年度も多職種の方々にご参加頂けるような勉強会を企画していきたいと思っておりますので、皆様のご参加を今後ともよろしくお願い致します。