りん日記

ラーとか本とか映画とか。最近はJ-ROCKも。北海道の夏フェスふたつ、参加を絶賛迷い中。

WOWOW(舞台)『バンデラスと憂鬱なコーヒー』

2010-02-08 22:50:43 | テレビ・DVD(映画以外)
10日ほど前にWOWOWで放送していた舞台、『バンデラスと憂鬱なコーヒー』見ました。

作・脚本:福田雄一、マギー
演出:マギー
出演:堤真一、段田安則、高橋克実、小池栄子、高橋由美子、村杉蝉之介、中村倫也


あーーーー面白かった。笑った。極上のコメディのお手本みたいな舞台。
生で見てたら笑えるシーンもテレビで冷静に見てるとそうでもない場合が多いので、
笑えるとは聞いてたけどそんなに期待しないで見てたけど、
いざ見たらかなり笑えました。

小池栄子。小池栄子がすごい。
「泣きながらパン食う女」が最高。
段田安則さんも面白かったー
「ぼそぼそしたスコーン」を食べるシーン。
食べてる人みんなが盛大に粉をまき散らすんだけど、
なぜか私は段田さんがまき散らすのが特にツボでツボで。
涙流して笑いました。

主演の堤さんは、んーーーー……
よかったけど、私はこう、隙のない容姿の人にコメディされるの苦手でね。
男性でも女性でも。
いたたまれない気持ちになるの。
ちょっと前にNHKでやったシットコム、『ママさんバレーでつかまえて』見ました?
あれの黒木瞳、いたたまれなくなかった?
堤さんはうまくて引き出しが多いからあそこまでいかないけど、でもあんな感じ。
もうちょっととぼけた雰囲気を持つ俳優さんがやってくれたら
もっと面白かっただろうな、と思ってしまう。
沢村一樹とか。
私の好みの問題ですけれども。

テンポのいい演出が小気味よかったです。
アメコミ風の映像も駆使して、スタイリッシュ。

役者全員が一人何役もやりながら舞台が進行してきたわけだけど、
そのこと自体が最後のクライマックスであんなふうに伏線として使われるなんて、すごい。
やられた!!と思いました。

ただ、エピローグのミュージカルの場面はちょっと長かったかな…
映画でいえばエンドロールのバックで流れるおまけ映像みたいなものでしょ。
(あと、堤さんファンへのサービス。)
それまでテンポよくとんとんと進んできて、オチもきれいに決まったんだから、
あそこはもうちょっと短くてもよかった。

でも全体的には本当にとてもよくできた舞台でした。
面白かった!

こういうの、いいなぁ。
テンポよく進んで、ケラケラ笑って、何も考えずに見られて、
伏線も全部回収されて、ハッピーエンドで終わる作品。

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2 コメント

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Unknown (観世)
2010-02-09 10:37:32
観劇ありがとうございました!(なぜ私が礼をw)

小池さんがいいでしょ?
小池さんはパン食う女以外も全部良くて、
私はすっかり見直してしまいました。
段田さんのスコーンも最高でしょ?
(舞台でモノを食べさせたら右に出るものナシ)

堤さんはファン的にはおいしいんですけど
私も、この公演自体が堤人気をちょっと利用してる感があって、
なんとなく腑に落ちない気持ちがぬぐえません。
堤さんのコメディーは、必死すぎて私もあまり好きではないんです。
スパイスとして入るのはいいんだけど、こういう全編コメディーは、彼には…。
沢村一樹ね! そうそう、ああいう天然ぽい香りのする人だったらまた違うかもねっ。

このメンツ・この事務所がやる意味が、いまだに納得できない私ですが
作品としてはホントに面白くて、
みんなに「楽しいよっ!」とオススメしたくなる舞台ですよね。


> 隙のない容姿

えへらえへらえへら…(嬉)
Unknown (りん)
2010-02-24 20:38:50
~観世さん

小池栄子は最後の方のチャーリーズ・エンジェルみたいのも
よかったですねぇ。
本人が真面目な顔すればするほどたまらなくおかしい。
段田さんは、そうなんだ、そんな定評があるとは知らなかったw

堤さん、そうですね、必死でいらっしゃいましたねぇ。
汗びっしょりでね。

>> 隙のない容姿
>えへらえへらえへら…(嬉)

あ、喜んでる。
ほめたつもりはないんだけど……(笑)

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