技術士(総合技術監理・機械部門)のブログ

技術士がお届けする,技術,工学,技術者倫理などの話題

ロボット工学の復習1

2021-10-28 17:25:49 | ロボット

気が多い性格で、pythonだったり制御だったり

しておりますが、今回はロボット工学の復習をしてみたいと思います。

ソフトロボティクスの調査やこの前の研究会のご意見などから

力制御、位置力制御あたりとリアルハプティクスについてはもう少し理解が必要と思い

初心に帰って? ロボット工学の復習からやってみます。

手元にあった教科書はこれ

 

まあ、お硬い本。発売は1997年と相当古いですが、いわゆる硬いロボットの基礎や

位置力制御なども網羅していますので、これでやっていきます。

本当は、細田先生のこれを購入することも検討したのですが

おいおい考えていきます。

 

 

目次はリンク先に見させていただきましたので

古い教科書との違いは

>クオータニオンを利用すること(これは最近のゲームとかで使われる便利な姿勢の表現:4次元数)

>目標軌道の生成とうことで脚ロボットも扱っている

が目立っているところ

逆に古い方は

<ロボットの同定

<ロバスト制御

<適用制御

<フレキシブルアーム

などの解説がある。(細田先生のにもあるかもしれませんが目次からは読み取れませんでした。買うべきか)

では、次回から復習します

 

 

 


ソフトロボティクスについて

2021-10-23 16:56:58 | ロボット

本日ロボット技術研究会にて

ソフトロボティクスについての話題提供しました。

資料は非公開となりますが、ご興味がある方には

一部公開しますので

連絡をいただけたらと思います。

なお、自分の研究分野ではなく、専門としてやってきたものではないので

ほとんどが受け売りです。参考文献は以下のとおりです。YouTubeの公開されている

動画もたくさんあり、それは以下にリンクがありますので見てみてください。

おもしろいと思います。

 

 


pythonによる異常検知って

2021-10-04 19:17:32 | 工学

タイトルの参考書を前に買っていて

なんで買ったのかというとタイトルがpythonと

仕事で使えそうな異常検知だから

という何とも単純な理由からですが

これが中々良い本であった。

 

異常検知とはデータの中から異常なものを見つけ出すことに相違ない。

昔から、統計としてやってきたものと昨今の機械学習

実は 本質では同じ(語弊がありますが 内容的には同じもの)だということです。

そこらへんがよくわかっただけでもこの本、よかったと思います。

おいおい内容について紹介していきたいと思いますが、

サンプルプログラム spiderで走らせると、不具合発生

jupyterに乗り換えるかな。。。同じかな 悩み中


pythonで制御系設計1

2021-10-02 20:19:10 | 工学

なんだかんだで 一応開始。ただし教科書は

もう一度おさらいでの

 

にします。

今回は2章から

伝達関数の分母分子の多項式を部分分数展開する方法です。

例題2−1では以下pythonでの記述ですが

num=np.array([2,5,3,6]):matlab:num=[2 5 3 6]

den=np.array([1,6,11,6]):matlab:den=[1 611 6]

すなわち伝達関数

B(s)=2s^3+5s^2+3s+6

ーー  ーーーーーーーーーーーー

A(s)=s^3+6s^2+11s+6

という形を部分分数展開するもので

pythonではfrom control.matlab import *

を使いmatlabのコマンドするのではなく(というかここには無い)

scipyにあるのでした。

scipy.signal.residue

from control.matlab import * <これにはなし
import matplotlib.pyplot as plt <使ってない
import numpy as np
import scipy as sp   <これ

num=np.array([2,5,3,6])
den=np.array([1,6,11,6])
[r,p,k]=sp.signal.residue(num,den)
print(r)
print(p)
print(k)

まわりくどいプログラムですが

結果は

[ 3. -4. -6.]
[-1. -2. -3.]
[2.]

と出ました。

-6       -4           3                  

---- + ----  +  ----           +2

s+3    s+2       s+1

ということです。

control.matlabだけでなくscipyも駆使していくことになりそうです。