ＦＩＦＡが人種差別に対する厳しい罰則を制定

■ＦＩＦＡが人種差別に対する厳しい罰則を制定

　ＦＩＦＡ（国際サッカー連盟）はサッカーにおける人種差別事件を防止・根絶するための決定を行ったことを発表した。

　ＦＩＦＡのウェブサイトによれば、規律に関する規定の第５５条の改定を決めたとのことだ。人種差別的な事件を起こした選手は、最大で５試合の出場停止となる。また、所属チームに対しては勝ち点をはく奪、２万または３万スイスフラン（約１８０万または２７０万円）の罰金処分が下される可能性もある。

　選手またはクラブ関係者が不適切な行為を行った場合、チームからは勝ち点３ポイントが減点される。再犯の場合は６ポイントがはく奪され、３度目の場合はチームが降格処分となる。カップ戦の場合は一度目で失格となる可能性もある。

　サポーターが問題を起こした場合、最低で２年間のスタジアム入場禁止処分。人種差別的なやじや横断幕に対しても、ＦＩＦＡが処分を決定する。
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/soccer/eusoccer/headlines/20060330-00000013-spnavi-spo.html