物語屋

頭に浮かんだ物語を描くお店です。
少しずつ物語が入荷するので、楽しみにしていて下さい。(入荷時期は未定、不定期です)

L&Kの事情

2015-05-31 23:58:50 | 日記

[はあ、いい曲、本当にいい曲、サビの愛してるそばにいて食べてもいい?、ここを福永千恵さんの声で言われると、はいどうぞってなっちゃうよね、それじゃ続いてのメールにいきたいと思います、ラジオネームジーユーさんから頂きました、ありがとうございます、コタツさんこんばんは、こんばんは、私の母はものすごく過保護で、私が大学を卒業後仕事以外で外出させてくれません、私は先日30歳になりましてそろそろ結婚も考え始めているのですが、この状況を打破できません、どうしたらいいでしょうか?]

浜野は完全に見張りを忘れ、ラジオに聞き入っています。

御神木を照らしているのは神社の外の街灯で、神社の中は目がなれてこないとなにも見えません、正直、御神木の相当近くに人が来ない限り人を確認するのは無理に思います。

[珍しく深刻な問題がきたね、んー、私からするとちょっと贅沢なこと言ってるように聞こえちゃうんだよね、私のお母さん、別居してからずっと一人で私育ててくれたからさ、仕事とかで結構ほったらかしにされてたのね、まあ、秋ちゃんも幸作おじさんもいたから寂しくはなかったけど、でもジーユーさんは困ってるんだもんね、難しいな、逃げ出しちゃえばいいんじゃない、もう30なんでしょ、それなりにお金もあるだろうし、どこか遠いところで静かに暮らしたらどうでしょう、まあ、結婚は性格容姿がわからないからなんとも言えないけど、幸せになって欲しいですねpart2」

社長が戻ってきたようです、何やら色々買ってきました。

「そんなにいっぱい、何買ってきたんですか?」

浜野がパンパンのレジ袋を見ながら言いました。

「あぁ、コーヒー4本、菓子パン4っつ、あとはお菓子だな」

ラジオに聞き入る若者と一時間前にお弁当を食べたはずなのに菓子パンをほおばる巨人、何しに来たんでしょうね。

[さてさて、今日は秋ちゃんがいないので難解な回答はないと思いますがいってみましょう、素朴な疑問ー、はい、このコーナーでは皆様の素朴な疑問に私宮代コタツといつもは青山秋子がお答えします、えー、一つ目の疑問、ユースリークさんから頂きました、ありがとうございます、ひらがなのふはどうしてあんなにも散らかっているんですか?、えー、答えは簡単です不揃いのふだからです、二つ目の疑問、つつつつつきさんから頂きました、ありがとうございます、醤油がどす黒いのはなぜですか?、それも簡単です、味覚を一人占めにしようと企む悪の心が色に出ているからです、三つ目の疑問、シヤリラさんから頂きました、ありがとうございます、寝癖はどうしてつくんですか、えー、髪があるからです、えっと、飛ばしていってしまいましたが、以上みたいです、ではここで一曲、ブリガーの新曲を、来週このラジオでみんな呼んで生演奏するんですが発売が一昨日なので流しちゃいまーす、ブリガーで「妄想のモノクモリー」]

ブリガーはコタツちゃんがボーカルを努めるガールズバンドで地元での人気はそれなりです。

ただ、この新曲はリーダーの今岡がボーカルでコタツちゃんはギターのようです。


L&Kの事情

2015-05-23 23:18:42 | 日記

「一応張り込み行ってくるわ」

社長はお弁当の箱を狩野がいないおかげでパンパンのゴミ箱に放り込みながら言いました。

「鈴木と鹿田は帰っていいぞ、浜野は一緒こい」

社長と浜野はお互いに欲しい物を持っています、社長はコタツちゃんの情報を、浜野は莫大な財産を持つ父を、これは闇取引が始まりそうです。

「はい、じゃあ、お疲れ様です」

鈴木はそそくさと帰り支度をし始めました、鹿田はもうすでに事務所の扉を出ています。

 

社長と浜野は事務所の白いバンに乗り込み神社へ向かいました。

車の中はほとんど使わないのにきれいでした、狩野の仕業でしょう。

21時、神社に到着しました。

「お、始まるぞ」

社長はカーラジオの電源をいれ、浜野の知らないチャンネルに合わせました。

[今週もいきましょう、えー、なにかと忙しい皆様にわりと忙しい私宮代コタツがお送りする忙しい皆様に休息をお届けするラジオ、動かぬラジオー]

御神木がきっちり見える神社の駐車場に車はとまっています。

浜野は驚き社長を見ました。

「コタツさん、ラジオもやってるんですか」

社長はまず交渉の優位にたつために浜野が知らないであろう情報を出しました。

「ああ、毎週この時間にな」

[さて、今週もメールを読んでいきたいと思います、えー、今週は僕の私の小さな大きな悩みを募集させていただきました、たくさん送ってくださりありがとうございました、ではラジオネーム、かかとのエッジさんから頂きました、ありがとうございます、僕は今好きな人がいます、でもその人は部活が好きで、部活に打ち込んで欲しいと思う気持ちと付き合いたいという気持ちのあいだで葛藤しています、僕はどうしたらいいでしょうか?、またコタツさんはこんな状況になったことはありますか?]

「浜野、夜食の確保だ、そこのコンビニ行ってこい」

喉がかわいた社長はブラックコーヒーも頼みました。

「コタツさんのラジオ終わってからじゃダメですか?」

浜野の言葉には少々ため息が混じっています。

[私はね、あんまり恋愛願望がないんでそんな感じになったことはないんだけど、んー、告白してよくても悪くても相手のコンディションを落としちゃうから悩んでるんだもんね、運動部なのかな、でも告白しないで他の男に取られちゃう可能性もあるわけでしょ、じゃあ告白しよう、そんでフラれたらできるだけフォローして傷跡を残さないように、オッケーだったら全力でサポートしてあげればいいんじゃないのかな]

社長は仕方なくラジオが終わるのを待つ、というのも嫌だったので自分で買いに行きました。

[じゃあ、次のメールいきます、えー、ラジオネーム、ごはんさんから頂きました、ありがとうございます、いつも楽しく拝聴しています、ありがとうございます、私の娘が先日一歳になり言葉を話すようになったのですが、主人を呼ぶときはパパなのに私のときはハハと言ってきます、どうしてそんなに距離があるんでしょうか?]

浜野はコタツちゃんの可愛い声に聞き入っています。

[なにこれ可愛い、きっとあれかな、ごはんさんも娘さんのこと苗字にさん付けで呼んでるからかな、こういうの聞くと子供欲しくなっちゃうんだよね、恋愛願望ないのに、ちなみにこのラジオを手伝ってくれている秋ちゃんは最近本気で婚活を始めたみたい、成果は知らないけど、幸せになって欲しいですね、ではここで一曲、えー、私が小学生の頃にお母さんがよく聞いてた曲ですね、商店街シスターズさんで「カマキリ」]

ここで旦那が妻に襲われる歌を選曲したあたりちょうどよくコタツちゃんの黒さが出てますね。


L&Kの事情

2015-05-16 23:41:40 | 日記

とりあえず、得体のしれないものは鈴木と鹿田に任せます、その理由としては万が一の戦闘要員で鹿田、聞き込み要員としてL&Kで一番取っつきやすそうなふわふわスマイルの鈴木。

とまあ、この二人を神社に送り込んだ訳ですが、いっこうに帰ってきません、もう、5時間ほどたちました。

「遅い」

社長はボヤきました、只今18時です、何かあったんでしょうか。

今日はコタツちゃん、狩野、島崎、鬼ヶ島はお休みですコタツちゃん以外は風邪です、コタツちゃんはバンド活動中です、浜野は夕飯を買いに行っています、というのも社長は鈴木と鹿田から有力な情報が得られなかった場合、一晩御神木の張り込みをしようと考えていました。

依頼者の女性は御神木の中から息子の声が聞こえたと言っていて、その聞こえた時間が深夜の2時、行方不明になった息子が心配で寝れず散歩をしていたそうです、行方不明とわいえもう30のいい大人です、誘拐されたり何てことはないはずですからやっぱり。

「すみません、遅くなりました」

鈴木達が帰ってきました。

「遅い、何をしていたんだ、全く」

社長は押さえていたイライラを鈴木にぶつけました。

「それがですね、信じられない話を聞きまして」

少し自慢げな鈴木は社長が寝転がっているのとは反対のソファーに座りました。

「ほおう、それはさぞすごい話なんだろうな?」

鹿田は社長と鈴木に定位置を取られてしまったので仕方なく鈴木のデスクで寝始めました。

「あの御神木、実は本物の御神木じゃないんですよ」

「御神木に偽物も本物もあんのかよ」

社長は少しあきれぎみです。

「32年前にあの神社、全焼してるんですよ、その時に御神木も完全に燃え尽きたそうで、今あるのはそのあと植えた苗木で今は立派ですが樹齢30年くらいのただの大木みたいです」

社長はたった今いいアイデアが浮かびました、依頼者の女性はあの木を御神木だと思っています、中に息子がいようといまいと御神木を切り倒して確認すれば、報酬つり上げの交渉材料になりますし、息子がいれば解決、いなかったら依頼者の勘違いでこの一件は一件落着な訳です、さすがの社長も本物の御神木じゃあこんな荒手は使えませんが、ただの大木とわかれば。

「鈴木、今すぐそこの宮司さんに切っていいか聞いてくれ」

社長は体を起こしました。

「切っちゃうんですか?」

といいながらも抜け目のない鈴木は携帯の電話帳から神社の番号を探していました。

「当たり前だ、こんなアホウな依頼に何日もかけられるか」

鈴木は神社に電話をかけました。

「戻りました」

浜野が美味しそうなお弁当を四つ持って帰ってきました、たぶんあれは駅前のかなり人気の高いメシシメ弁当のでしょうね。

「もしもし、先程お伺いした鈴木です、はい、えっと、あの木を切ったりするのは可能ですか?」

社長、鹿田、浜野は鈴木の電話が終わるのが待ちきれずソファーで食べはじめています。

「社長、かえの木のお金を払ってくれるならいいそうですが」

「払う払う、何十万だろ」

社長はいくらでも払うと言った依頼者の顔を思い浮かべながら言いました。

「はい、払いますので切っても、はい、では夜遅くにすみません、失礼します」

鈴木はソファーに残されたお弁当を手に取りました。

「Okでました」


L&Kの事情

2015-05-12 00:42:31 | 日記

浜野は気を失いました。

バーベルをあげるためだけの殴ったり殴られたりしたことのない浜野の肉体には、コタツちゃんが小さい頃から護身術として使ってきた全体重をのせて内臓をえぐるようにひねりを入れる必殺パンチは強すぎたようです。

「あ、すみません、つい」

赤松は目の前にいるバイオレンス女子高生に少しばかり恐怖を覚えました。

 

一名死にかけた人がいたものの無事に面接は終了しました。

「どっちがいいですかね?、どっちもいい人には違いないみたいなんですけど」

内心、鈴木は浜野がいいと思っていました、というのもコタツちゃんに殴られた後もコタツちゃんに好意を寄せていたからです。

「赤松はたぶんうちじゃやっていけないだろう、常識はあるだろうが非常識なやつらが集まってる場所だ、それだったらまだめげないボンボンのほうがいい」

赤松は少し応募する場所を間違えてしまったようです、彼の学歴なら選択肢はいくらでもあるでしょう。

てなわけで、浜野採用。

「あのお坊っちゃまを根性叩き直してコタツちゃんくらい襲える男にしてやりますよ」

ヤル気満々の島崎はてっきり教育係に自分が任命されると思っていました。

「ごめん紗希ちゃん、教育係はコタツちゃんにやってもらうよ」

鈴木はコタツちゃんが浜野の情熱スイッチをうまく使いこなしてくれると思ったのでした。

 

二週間後

 

浜野はすっかりコタツちゃんの言うことをきいています。

さて、ここはよろず屋、家事の手伝いや迷子のペット探し、引っ越しの手伝いにライブイベントのスタッフまで、幅広い分野を適当にこなすのがL&K、ただ、きた依頼を全て受ける社長のせいでたまにおかしな依頼がくるのでした。

「ほー、それはなんとも不思議な話で」

鈴木がいないときは狩野が受け付け係です。

「何とかして助けたいんです、息子はまで生きてるんです」

今日のお客は五十を過ぎた女性、彼女の依頼は神社の御神木にのまれた息子を助けてほしいとのことだった。

普通の人なら相手にしないようなことを言っています、しかしここはL&K、きた依頼は全て受ける。

「わかりました、ただ、特殊な依頼なんで報酬が高くなるかも知れませんがいいですか」

こういう、厄介なものはたいはん気のせいなのですが時に命に関わるようなことになりかねませんからね。

「はい、息子を助けてくださるんであればいくらでも」

社長が一瞬お客の女性を見ましたね、今社長の頭の中では高速で報酬の値段を引き上げるシミュレーションが行われていました。

「戻りましたー」

おや、コタツちゃんと浜野が帰ってきましたね。

二人は一週間ほど旅行に行っているお客の家の掃除に行っていました。

「では、こちらで調査してみますので、何かわかり次第お電話させていただきます」

と、狩野は女性を帰した訳ですが、人をのみこむ木なんて聞いたことがありませんし、本当に木にのまれていたとして対処の方法があるかもわかりませんし、対処の方法があったとして相手は何百年と生きている御神木です、これは高くつきそうですね。


L&Kの事情

2015-05-06 00:44:46 | 日記

さてさて、今日は平日なのでコタツちゃんは学校です、鹿田と鬼ヶ島は迷子の子猫探し中、そして正社員応募者の面接がこれから始まります、と言っても応募者は二人だけなんですけどね。

「そろってるな、始めるぞー」

ソファーには二人の新顔、低いテーブルを挟んで向かいのソファーに社長と鈴木、島崎は自分のデスクで遅めのお昼ご飯、狩野はトイレの清掃中です。

「えー、君たちに聞きたいことはただ一つだ、なんでもやるか?」

この社長は必ずなんでもやるか?と聞いてきます、この事務所の私を含め全員が体験したことです。

「自分のできる範囲のことならなんでもやります」

と、元気に挑戦はしたくないですと言ったのは赤松優太、志望動機は人助けがしたいので以下略、22歳某エリート大学出身、この事務所に欠けているインテリ系。

「やりたくないことはやりたくないです」

正直なのは浜野純平、志望動機は働かないと親に殺されそうだから、19歳某お金持ち高校出身、ポジティブなことはあまり言わないお坊っちゃま。

玄関口の開く音と共に入ってきたのはコタツちゃん。

「こんにち、あ、面接中か」

すっかり、面接のことを忘れていたコタツちゃん、記憶力はいいほうなのですが、学業、ラジオ、バンドといろんなことに頭を回すので自分に関係ないと判断した時点で忘れるようにしているのです。

そんなコタツちゃんをみた浜野は何かのスイッチが入ったのでしょう。

「やります、死んでもやります」

浜野はコタツちゃんに運命を感じました、生まれて初めてそばにいてほしいと思う人が現れたのです。

「そうか、わかった」

社長は自分の席に戻りました、社長が聞きたいことは本当にそれだけだったからです。

「えっと、続けます、それじゃあ、通常勤務が週5の朝10から夜の7時まで、お給料は現金で最低18万です、でも商売上勤務時間もお給料も良くも悪くも不安定な部分があるし、勤務日もイレギュラーなことが多いから、参考程度に思っておいてください」

赤松は元気に、浜野は普通にはいと返事をした。

鈴木は履歴書を見比べています。

「えっと、赤松さんはギターが得意なんですか?」

「はい、中学の頃からやってまして、それなりには弾けます」

ハキハキと元気な受け答え、ただ、社長はこういうヤツが嫌いです、私を含め。

「浜野さんは力持ちと、どれくらい持てますか?」

鈴木は少し嫌な予感がしていました。

「バーベルなら、150ですかね」

鈴木の嫌な予感が的中しました、この二人の特技を圧倒的に凌駕する存在を知っていたからです。

「あー、本当に申し訳ないんですけど、ギターも世界大会準優勝で力持ちも軽自動車を持ち上げちゃう鹿田っていう人がいまして、他に特技とかありますかね?」

鹿田はいつも寝ているだけの力を秘めているのです。

社長はよく無茶ぶりをしてきますが副社長も負けてはいません。

「他には、えっと、大学で将棋のサークルにずっといたんで将棋は強いほうかと」

赤松は名門大学の将棋サークルというそれなりに強いところやっていたので実力は相当なものでした。

「ほー、僕も将棋は好きなんですよ」

ただ、鈴木は5段であり、地元の将棋道場では負けなしでプロになることをすすめられたこともあるほどの名人でした。

「自分は将棋とかちょっとわかんないですけど、利きお肉とかできますよ、焼いてあれば、何のどの部位かはもちろんどこ産かも当てられますよ」

そうなのです、浜野は数年前家族と日本全国お肉の旅をしたので大体分かるのです、これは、浜野の肥えた舌と記憶力のなせるL&K社員にはない技です。

「ほえー、それはすごい」

副社長は履歴書に二人の特技を書き足しました。

「あの、あそこの女の子は?」

と、浜野がコタツちゃんのほうに目をやりました、コタツちゃんはそんなのは無視してバンドの新曲の歌詞を書いて、いやイラストロジックのようです。

「ああ、コタツちゃんか、うちの会社のマスコットだよ、可愛いでしょ」

コタツちゃんが看板娘ではなくマスコットと言われている理由としてはコタツちゃん自身が接客を苦手としているため、看板になるほど愛想がよくないからです。

「すごくタイプなんですけど」

これまで浜野は失敗してもお金の力でなんとかしてきました、そんな彼には秘密や嘘がないのです。

「よんであげるよ、コタツちゃーん、ちょっと来てくれる?」

鈴木はコタツちゃんに手招きしました、ただし可愛いコタツちゃんはめんどくさいことが嫌いです。

「なんですか?」

と、半ギレでソファーのところまで来ました。

鈴木は履歴書をコタツちゃんに手渡し言いました。

「二人になにか質問とかある?」

社長はこの副社長よりも無茶ぶりをしてきます、しかし、社長の姪でありこの事務所ができた時から出入りしているコタツちゃんはこんなことにはなれています。

「そうですね」

コタツちゃんは履歴書を見比べて呆れたように笑っています。

というのも、コタツちゃんは幅広い分野で活躍する多才な人だったからです、ラジオのパーソナリティーやバンドのボーカル、社長の独学拳闘術もマスターしています、高校はサボりがちですが成績は学年トップで完全無欠のスーパー女子高生なのです。

その顔をみた浜野は自分を押さえきれなくなりました。

「コタツさん、好きです、つきあってく」

ボスンッと鈍い音。

立ち上がってまで言った浜野の言葉が途切れたのは、コタツちゃんに身の危険を感じると必殺パンチを相手のみぞおちに入れる癖があったからです。