最近血糖値はコントロールできても飲水量が減らないな、と思っていたら血液検査で腎臓の数値(BUN、CRE)が上昇していました。。 今度は慢性腎不全です。
アイタタタタタ・・。
慢性腎不全は糖尿病の合併症としても、老齢猫が罹患する病気としても発症率が高いそうです。 そのためなんとなく覚悟はしていたのですが、実際に現実を突きつけられるとやはり凹みますねぇ。。
しかし凹んでばかりもいられません。 何をどうするのが猫のためになるのか対策を練らないと、ですね。
まずは先生の治療方針を聞く。 それをもとに帰って情報収集&お勉強。 で、実践。 そして治療効果を確認する。 そういう当たり前の方向でスタートするしかないですよね。
腎不全。 腎臓の機能は復活することはなく、残った機能をいかに温存していくかが治療のポイントになるそうです。 これって、正直、死へのカウントダウンに思えてしまいます。 まぁ、猫も人間も、誰しもが生まれた瞬間から死へのカウントダウンは始まっているわけですが・・。
私の猫はもう14歳を超え、人間で言えば70歳を過ぎているそうです。 色々と慢性病を抱えるのも仕方がないし、いつお亡くなりになってもある程度は納得できるつもりではいますが、、、
むー、もうしばらく頑張っていこう、な。
なんて猫に話しかけてる週末でした。
メモ
3月1日
通院日
インスリン2.0単位投与 → 4時間後血糖値 145mg/dl (正常値71~148)
BUN 58.2mg/dl (正常値17.6~32.8)
CRE 3.0mg/dl (正常値0.4~1.4)
治療方針
1)通院による輸液を週一回(乳酸リンゲル液)、心雑音があるので輸液も慎重に。
2)クレメジン投与、200mg x2 /day (活性炭、腸管での尿毒素吸収)
3)フォルテコール 0.5tablet /day
(ACE阻害剤、アンジオテンシンII生成阻害による血管拡張、
吸着を防ぐため投与はクレメジンと時間を離す)
疑問点など
・食餌についての明確な指導がなく、悩みどころ
糖尿病に高炭水化物食は不適、腎不全に高タンパク食は不適。 じゃあ、どうしろと・・?
・腎不全用の療法食、、、食べないだろうなぁ、、、うーむ。
・クレメジンは100mg/day/kg らしい。400mg/dayでは6kgのむーには不十分?
・治療の方向性に迷う。糖尿病はインスリンで対処できるので腎不全を第一に考える、ということでOKかな?
3月3日
とりあえず高タンパクな猫缶オンリー食からの転換を図る。 正確性はとぼしいが保証値を使って、
これまで: 猫缶(AIXIA黒缶)オンリー 160g/食で・・
エネルギー → 144kcal/食
タンパク質 → 27.2g/食
炭水化物 → 0.96g/食
今回: 猫の嗜好とタンパク質含量を考慮して猫缶とドライのミックスにする
猫缶を40g/食で36kcal、6.8gタンパク質、0.24g炭水化物
ドライフード(PurinaONE indoor cat)を25g/食で110kcal、10.8gタンパク質、4.25g炭水化物
合計して
エネルギー → 146kcal/食
タンパク質 → 17.8g/食
炭水化物 → 4.5g/食
この食餌でインスリン2.0単位投与 → 4時間後 200mg/dl
予想通り先日の測定結果より高値。 明日からインスリン2.4単位が妥当かな。
急性じゃなかっただけいいのかもしれないけど、むーやんも麦さんも辛いところですね。
遠くから元気になるよう見守るしかないけど・・・少しでもよくなって欲しいですね。
がんばれ、むーやん!
本猫はとりあえずは元気に暮らせているのが救いです。この状態を維持することを目標にやっていくしかないなー、という感じです。
誰しも老化には勝てませんけど、うまくQOL(生活の質)を落とさずにコントロールしたいものですね。・・・我々自身のこととしても