フォ-チュ-ンに日本と中国を対比した記事が。
経済危機といいながら中国は昨年8%以上の経済成長を遂げた。近代化へのインフラの開発スピ-ドはすさまじいものがあるし、巨額の貿易黒字を誇り、高速鉄道の開発が進み、港や高速道路も整備が進んでいる。でも、中国の企業は革新的なのだろうか?世界市場で競争できる製品を作っているのだろうか?
中国の大学は何十万人ものエンジニアを創出し、コンピュ-タ領域での技術は素晴らしいものがあり、単にハッカ―や知的財産のコピ―をしている以上の水準にある。
ヴェンチャ-キャピタリストは中国のスタ-トアップ企業について語るとき、あたかもシリコンバレ―のガレ-ジ研究室を思い浮かべてスリリングに語る。
でも、今の中国の経済成長は革新的な民間企業によってもたらされたものではなく、国営企業に対する政府主導の銀行融資の増加によるものだ。中国の優良企業といえば、シノペックやCNOOC等の石油関連国営大企業だ。もちろん、チャイナモバイル等のサ-ビスは既に国際的な水準に達しているが、彼らだって無限に資本を得ることが出来、中国政府との密接な関係が基盤にある。
中国の経済成長と、日本の戦後の経済成長とは全く対照的で、日本も通産省主導による大手企業の選別化や、特定企業に対する集中した融資制作などが経済成長をもたらした(バブル経済が崩壊する1989年まで)。しかし、日本の経済成長はこれら育成された民間企業の独自の技術開発によるものだった。
中国の巨大企業は、現在海外の資産を買収しているが、50年前の日本は輸出はしたけど買収はしていなかった。日本は海外の市場を見なかったのではなく、当時の政権が企業が成功するためには先進国の世界で競争力を確立する必要があると理解していたからだ。其のおかげで、技術、設計、マ-ケティング、顧客サ-ビスは世界水準に達し、世界に出て行った。そしてどんなに敵対的な環境でも進出し、例えばソニ-がマンハッタンに店舗を開設したのは、第二次大戦後初めて日本国旗がニュ-ヨ-クにたったのです。
どんな推測も意味が無いのですが、中国のもっとも革新的といわれる企業にも、ソニ-、パナソニック、東芝、ホンダ、そしてトヨタのような企業は見られません。それは、中国の市場が日本より遥かに多いからかもしれません。
また、中国政府は、国際化や技術革新よりも国内の経済開発に努力をかたむけているともいえます。ベンチャ-キャピタリストたちは中国の才能豊かな人材を熱く語ります。未だ中国には革新的なものは見られませんが、それは私が中国市場を知らないだけなのでしょうか。
今でも、日本の戦後の成長は重要な教訓になるように思います。国際市場で戦うには、企業は独自のイノベ-ションが必要になります。中国企業がそれを出来るかどうか、見ていく必要があります。http://money.cnn.com/2010/03/08/news/international/china_innovation.fortune/index.htm
いいえて妙で中国の将来を占う記事ですね。といっても、今の日本にもあまり戦後の成長を達成した活気はなくなっているので、そのままほくそ笑む事も出来ないのでしょうけど。
経済危機といいながら中国は昨年8%以上の経済成長を遂げた。近代化へのインフラの開発スピ-ドはすさまじいものがあるし、巨額の貿易黒字を誇り、高速鉄道の開発が進み、港や高速道路も整備が進んでいる。でも、中国の企業は革新的なのだろうか?世界市場で競争できる製品を作っているのだろうか?
中国の大学は何十万人ものエンジニアを創出し、コンピュ-タ領域での技術は素晴らしいものがあり、単にハッカ―や知的財産のコピ―をしている以上の水準にある。
ヴェンチャ-キャピタリストは中国のスタ-トアップ企業について語るとき、あたかもシリコンバレ―のガレ-ジ研究室を思い浮かべてスリリングに語る。
でも、今の中国の経済成長は革新的な民間企業によってもたらされたものではなく、国営企業に対する政府主導の銀行融資の増加によるものだ。中国の優良企業といえば、シノペックやCNOOC等の石油関連国営大企業だ。もちろん、チャイナモバイル等のサ-ビスは既に国際的な水準に達しているが、彼らだって無限に資本を得ることが出来、中国政府との密接な関係が基盤にある。
中国の経済成長と、日本の戦後の経済成長とは全く対照的で、日本も通産省主導による大手企業の選別化や、特定企業に対する集中した融資制作などが経済成長をもたらした(バブル経済が崩壊する1989年まで)。しかし、日本の経済成長はこれら育成された民間企業の独自の技術開発によるものだった。
中国の巨大企業は、現在海外の資産を買収しているが、50年前の日本は輸出はしたけど買収はしていなかった。日本は海外の市場を見なかったのではなく、当時の政権が企業が成功するためには先進国の世界で競争力を確立する必要があると理解していたからだ。其のおかげで、技術、設計、マ-ケティング、顧客サ-ビスは世界水準に達し、世界に出て行った。そしてどんなに敵対的な環境でも進出し、例えばソニ-がマンハッタンに店舗を開設したのは、第二次大戦後初めて日本国旗がニュ-ヨ-クにたったのです。
どんな推測も意味が無いのですが、中国のもっとも革新的といわれる企業にも、ソニ-、パナソニック、東芝、ホンダ、そしてトヨタのような企業は見られません。それは、中国の市場が日本より遥かに多いからかもしれません。
また、中国政府は、国際化や技術革新よりも国内の経済開発に努力をかたむけているともいえます。ベンチャ-キャピタリストたちは中国の才能豊かな人材を熱く語ります。未だ中国には革新的なものは見られませんが、それは私が中国市場を知らないだけなのでしょうか。
今でも、日本の戦後の成長は重要な教訓になるように思います。国際市場で戦うには、企業は独自のイノベ-ションが必要になります。中国企業がそれを出来るかどうか、見ていく必要があります。http://money.cnn.com/2010/03/08/news/international/china_innovation.fortune/index.htm
いいえて妙で中国の将来を占う記事ですね。といっても、今の日本にもあまり戦後の成長を達成した活気はなくなっているので、そのままほくそ笑む事も出来ないのでしょうけど。