ちゃたろう山日記+

山の日記や日々のたわごと

縫ヶ原山

2011年03月29日 | 登山記録


真名川ダムから荒島岳を目指そうと出かけたのですが、沢の渡渉ができなかったのと、
湿雪ラッセルで荒島岳までは無理と判断して 縫ヶ原山へ転進してきました。
レポはあとで・・。



















5:50 真名川ダム発
7:30 林道終点作業小屋
9:15 1110m林道
10:11 1251mピーク
10:33 1300m縫ヶ原山稜線(昼食)12:15
13:07 林道終点
13:55 真名川ダム着

(往復14km)


祝!鈴鹿・石榑峠トンネル開通

2011年03月27日 | 山関係
長らく工事をしていた鈴鹿山系中央部の石榑峠トンネルが昨日の午後3時に開通しました。
早速3時に合わせて出かけてみると・・。
滋賀県側から登ってゆくとそれまでの山の細い道は広い道路に変わっていて
まるで鞍掛峠のよう・・。


トンネルの手前に旧道がありましたが通れるのかどうかはよく分かりませんでした。
トンネルにつくと開通直後と見えて三重県側から大量の車が渋滞して並んでいました。


4.2kmの結構長いトンネルの中もまだ三重県側からの車が続いていました。
それに比べて滋賀県側はガラガラ。


トンネルを抜けほんのしばらくで登竜荘の所にでて来ました。

これで三重県~滋賀県間は一気に近くなりました。

三重県側の旧道入り口にはゲート柵があって、どうやら車は行けないみたいです。
いままでの様に石榑峠から竜ヶ岳に簡単には登れなくなったかもしれません。

静かな山が戻ってくるかもしれませんね。

石原慎太郎・我欲発言

2011年03月26日 | たわごと
東日本大震災の後、後に問題発言となった石原慎太郎のコメントをTVから何気なく聞いていたが
そのコメントの中の一部が僕の頭から離れないこととなった。

彼は
「津波をうまく利用して『我欲』を一回洗い落とす必要がある。やっぱり天罰だと思う」
と発言したのち
「日本人のアイデンティティーは我欲になった。金銭欲、物欲、性欲」と指摘。
「アメリカの国家的アイデンティティーは『自由』。フランスは『自由と博愛と平等』。日本は無い」
と強調した。半面、「被災者の方々はかわいそうですよ」とも述べた。

この「天罰」という言葉はあまりにもひどいものでそれは後に撤回され陳謝されたのだが、
それとは別に「我欲」という言葉が僕の心に刺さったままになった。

======================================
人はそれぞれ自分自身の欲望や自己実現の為に生きるのが普通である。
僕もそうして今まで生きてきた。
我欲が別に悪いことでは無いこととは思う、でも今までそれに気づかずに我欲を積み上げて来た自分自身がここにいる。

そして今回の震災に関連していろんな人がいろんな所で他人の為に一生懸命活動を行っている姿がある。
・・そこには日本人が本来もつ他人への優しさがある。・・・本当に被災地は悲惨だけれども、人が心で生かされている。


そんな人々の行動を見るにつけ、僕は自分自身の今までの生き方から少しシフトする必要があると思った。
我欲オンリーから別の方向へと・・・。

そんなわけでその一つとして、僕は東北の子供達のためにできるささやかな事をこれから継続的に行ってゆくことにした。
これが今の僕にできることだ。



美濃俣丸山

2011年03月24日 | 登山記録
東北の地震の後長野でも起こっていた震災の関係で僕は現場調査へ仕事で行っていた。
高速道路ではSAでガソリン制限が行われ、5Lもしくは10Lまでしか
給油することができない状態となっていた、

こんな状態でガソリンを消費して山に行く気にはなれず3連休は仕事と
家と少しのバイクで過ごした。

そんな訳で、実は地震直後3月13日に山に入ったのだが、その被害の大きさに気づき始めて
アップする気になれずに今まできた。

以前から北陸道を走っていて気になる山域があった。広野ダムの奥のエリアだ。
上谷山には何度かいったが、まだその奥にも山がある。
マッチャンが今回目を付けたのは美濃俣丸山であった。

広野ダムについて、準備をしていると一人の山スキーヤの方とお話することとなった。
後で知ると山で会いましょうの方であった。 彼は三周を目指すということであった。

気がつくと林道はダムに沿った周回路まで除雪されていたので取り付きポイント近くまで
車で入ることができた。



とりつきからは、林道を少し歩いて奥の小さなダムまで入る。そこから先は少し林道を進んで支尾根に取り付いた


上部で林道に合流して途中から尾根に取り付くはずが、取り付き損ねて林道をトラバる失敗もしたが何とか尾根に合流し直して
軽いラッセルをつづけると、途中からすばらしい光景が広がってきた。

上部の稜線は木がスカスカとなって、日野川上流に位置する白い山々が連なるすばらしい光景を目にした、

山頂に着くと四方360°の展望が広がり、今まであまり来たことのないエリアの光景が何とも新鮮だった。

三周ヶ岳もよく見えて、朝会った方も今頃到着しているかもと思われた、

山頂で十分にお昼を堪能しながら、何不自由なくこの自然の中で遊ばせて頂ける事に感謝した。

限りなく白く美しい自然もある一方で、とてつもない牙をむくのも自然である。
僕らは謙虚に優しく美しい自然の方と付き合いたいものだ。

スキーの方は重雪で難渋するかと思ったが案外に楽しく滑ることができ、
あっという間に林道まで降り立つ事ができた。

このエリア、なかなか奥が深そうで興味がわいてきた。








駐車地発 6:55
斜面取付 7:30
912m   9:30
1115m  10:30
美濃俣丸山 11:05(昼食)12:35
912m  13:10
林道   13:35
駐車地着 14:15


土蔵岳-西南尾根

2011年03月08日 | 登山記録


この週末も、残る雪に期待をして近江の国から
土蔵岳を目指しました。

土蔵岳は岐阜県側から多く登られている。
それではこちらは近江側から攻めようではないかと
マッチャンは考えた。
実は今年の1月24日にアプローチを試みたのだが
その時はとんでもない積雪の量で 八草トンネル脇の
林道も雪の壁に覆われ車の駐車スペースも無いくらいだったので
あきらめて横山岳に転進したのだった
(そこでイノシシとの戦いが待っているとは知らず・・・)

あれから一月以上経ち再訪するとトンネル脇には駐車スペースもでき
アプローチの林道が現れていた。
出発してしばらくすると林道がヘアピンカーブしておりそのカーブ付近から林道を離れて
支尾根に取り付いた。 ここからダイレクトに尾根へ取り付こうという算段である。
が、取り付いてみるとなかなかの急登&杉ブッシュが所所にあり
なかなか難儀であった。だが40分も登ると急な尾根は緩やかとなり予定の
稜線に合流できた。

ここからは概ね広葉樹の尾根が続く稜線となっており、
適度な斜度の尾根を気持ちよく登ってゆく。

所々植林地帯が現れるが、そこは暗い林となっていて
杉の落ち枝がじゃまである。

稜線にでてから約1時間半で右手から県境稜線が合流してきたピークとなる。
ここからは一旦100mほど下って、登り返すと目の前に土蔵岳が現れた。
ピーク手前で右手の方に広がる広い谷が現れた。山スキーの記録で見る上原谷だ。

最後の頂上までの少しの急登を登り切ると広い土蔵岳の頂上に出た。
頂上からは目の前に金糞岳、白倉岳が現れその先に伊吹山が小さく見えていた。
今日は午後から天気が下り坂との予報だったのでm猫ヶ洞へはあきらめ
ここで切り上げ戻ることにしてのんびりと昼食を取り始めた。

しばらくすると山スキーの方が数名見え「ちゃたろうさんですか?」声をかけられ
た。お話するとネットでよく拝見する「山ヘ行きたい」
の方であった。しばしお話をしていると今度は後続の登山パーティーの十数名の方がみえ
頂上は一気ににぎやかとなった。

頂上でのんびりしたので、後は来た道をスキーで戻ろう。
頂上から一旦鞍部まで下って県境ピークの937mまで100mほど登り返すが、ウロコ板で十分な斜度であった。それから先は快適な樹林をツリーランしてゆく。
杉林のなかは落ちた枝などでややうるさかったが、広葉樹林帯は快適だった。
あっという間に標高480m付近まで戻ってきて、最後に林道までの支尾根の急坂を下る。
急なのは問題ではないが、ブッシュと落ちた枝葉がじゃまをするので要注意だ。
何とか林道に降り立ち、少し登り返すと駐車地についた。

今年の春はだいぶ地元で楽しんだが、いよいよ限界か。
そろそろ北上の時期がやってきたようだ。

===============================
6:45 駐車地発
7:05 支尾根取付
7:44 稜線
9:00 県境稜線
10:00 土蔵山 (昼食)11:20
12:50 林道
13:05 駐車地着

往復 10.0km
===============================