火事場泥棒的に今回のウクライナに侵略したロシアのことを利用して、憲法9条を改正しろだとか、軍備増強や、まして核を持たないと、など、など、馬鹿も休み休み言えという感想です。そう言っているような輩が国の世論を沸き立たせ、国政を誤った方向に持って行かないよう歯止めになっているのが、9条です。
内政の失敗で政府に対する矛先が向かないよう、敵を作っておくのが、権威主義国家のやり口です。
国民を路頭に迷わせず、民主主義を揺るぎないものにするための、普段の努力を欠かさず。基本的人権を守る国家である事が、守るべき国家としての本当の安全保障になります。今回も食料自給率が低いせいで、ロシアへの制裁がブーメランで、輸入小麦の高騰でパンや麺類など国民の生活を直撃します。食糧安全保障の良い例です。国内の農家を見捨てたツケを今から払わされるかもしれません。
(身を捨つる国ありや、)寺山の短歌の一節を思い出しました。