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Go!プリンセスプリキュア 第37話感想

2015年10月19日 | Go!プリンセスプリキュア
 「Go!プリンセスプリキュア」第37話「はるかが主役!? ハチャメチャロマンな演劇会!」の感想です。


~ オープニング前 ~

 近々、ノーブル学園では、演劇会が行われるようです。はるかのクラスでは、「ロミオとジュリエット」をやる事に。
 台本は、「古屋 りこ」という女の子の推薦で、ゆいが書く事になりました。
 りこは、ロミオ役に、同じ演劇部の「平野 ケンタ」を推薦。ケンタは引き受けます。
 そして、ジュリエット役には、ゆいの指名で、はるかが選ばれようとしていました。
 この事に、はるかは驚き、りこが良いんじゃないかと言いますが、りこはアガリ症で舞台に立つと足が震えちゃうらしいです。さらに、りこは、舞台の演出をやってみたいとの事。
 他の生徒達には、やりたい事があり、ケンタ、ゆい、りこなども、はるかにジュリエット役をやってほしいと薦めます。そう言われたはるかは、笑顔で引き受けます。
 さすがに、ゆいがロミオ役なんて事は、なかったか。そうなるほど世の中おかしくないって事ですね。良かった良かった。(良いのかよ(笑))
 あと、ゆいは、はるかをジュリエット役に「推薦」したのではなく、「指名」したんだよな。これは、誰よりもはるかを大好きだというアピールに思えて、誰かが、薄い本を厚くしちゃいそうですね。(笑)



 今回のオープニングも、劇場告知バージョンでした。
 

 

 前々回感想で、フローラの専用フォームと思われたものは、他の3人にもあるようですね。となると、劇場版だけの合体技があるのか、気になりますね。



~ Aパート ~
 しばらくして、ゆいはヘトヘトになりながらも、台本を書き上げました。
 ちなみに、きららとトワのクラスは「シンデレラ」をやる事に。トワはシンデレラ役を、きららは魔女役を務めます。
 生粋のプリンセスがシンデレラ役なのは、どうなのかな・・・。まあ、帰る場所のない今だったら、悪くはないですかね。それでも、私は、きららがシンデレラ役、トワが魔女役の方が良いと思います。

 みなみのクラスは「竹取物語」をやるようで、みなみは、かぐや姫の役に。
 これは順当ですね。っていうか、さっきから、物語の雰囲気を出している絵に顔をポンと合わせるのは、やめてくれ。変にウケちゃいますから!(笑)

 明日から練習です。はるかは、主役は緊張するけど、全力で頑張ると意気込みます。

 その翌日、演劇の練習が行われました。しかし、はるかは、声が小さい上、表情も硬く、上手く演じられません。
 これには、りこはダメ出し。アガリ症と言っていたのがウソのような強い口調で、はるかを注意します。
 りこは他の生徒に呼ばれて、一旦、場を離れます。ケンタによると、りこは、演劇の事になると周りが見えなくなるようです。
 すぐに、りこが戻って来て、演劇練習再開。しかし、その後も、はるかは上手く演じれず、りこからダメ出しされます。
 
 そんなはるかに、ケンタは、ジュリエットの気持ちを考えてみてはどうかとアドバイスします。

 それから、はるかは、「ロミオとジュリエット」の本を読むなどして、ジュリエットの気持ちを考えてみました。
 
 そして、練習に取り組みますが、まだまだ上手くいきません。
 少しして、はるかはダウン。りこははるかに、こう言います。
「春野さん。もっと、ジュリエットを分かってあげて・・・。でないと、あなたの言葉は、観客に届かない・・・。」

 その夕方、はるかは浜辺の近くで、1人考え込んでいました。そんなはるかに、近くを通っていたカナタが声をかけました。
 その後、カナタは台本を読み、「ロミオとジュリエット」は、悲しくも美しい物語だと評価します。
「ジュリエットって、どんな女の子なんだろう? 届ける・・・。私・・・、分かんなくなっちゃった・・・。」
 カナタは、他の人に変われないのかと聞きますが、はるかは、他のクラスメイト達にはやる事があるし、自分で決めたんだから、すぐには諦めてはいけない、と答えます。
 はるかの答えに、カナタは、はるかはジュリエットに似てると言います。前向きでまっすぐなところが。
「私は分からないけど、確かにジュリエットは、まっすぐかも。よーし、まっすぐやろう! まっすぐー!!」
 そして、はるかはカナタに、練習に付き合ってほしいと頼み、カナタは引き受けます。
 

 その後日、はるかは、りことケンタに、残り1週間頑張ろうと意気込みを見せます。
 そして、ノーブル学園の生徒達は、演劇会を成功させようと、精一杯頑張ります。
 

 

 

 

 

 演劇会当日を迎えました。
 しかし、主役を務めるはるかとケンタは緊張していました。ケンタは、緊張を和らげるために、外に出る事に。

 だが、外に出てみると、ストップとフリーズの姿が。すぐに、ケンタは校舎に戻ろうとしますが、ケンタは転んでしまいます。
 少しして、はるか達は、ケンタの姿が見えない事に慌てます。みなみ、きらら、トワも事情を知り、手分けしてケンタを捜す事に。

 その後、りこも、ストップとフリーズの姿を目にします。ストップとフリーズは、早速りこを絶望の檻に閉じ込め、ゼツボーグを召喚します。
 りこの夢

 直後、はるか達は、ゼツボーグと、りこが絶望の檻に閉じ込められたのを目にします。しかも、ゼツボーグはもう1体います。
 こちらは、ケンタを絶望の檻に閉じ込めて召喚されたものです。


~ Bパート ~
 という事で、はるか達は変身して戦います。
 ゼツボーグは、70秒で爆発する時限爆弾を用意。早急に決着をつける必要があります。しかも、もう1体は何体にも分裂します。
 フローラ達は何とかして、分裂したゼツボーグ達を吹き飛ばしましたが、もう1体のパワーに押されてしまいます。
 直後、マーメイドは、時限爆弾は機械なので、水の技をぶつければ壊れて止まると考えます。

 ですが、分裂したゼツボーグ達が1体に巨大化して、妨害しようとします。
 しかし、フローラがバリアで、ゼツボーグに押し潰されるのを防ぎ、その隙に、マーメイドが水の技を時限爆弾にぶつけます。
 

 すると、間一髪、時限爆弾のカウントを止める事に成功しました。
 
「今日は大切な日なの! 古屋さん、平野君、それに、学校のみんなが、今日のために一生懸命、準備してきたの! みんなの頑張りを、ムダにはさせない!」
 そして、フローラ達は、エクラエスポワールでゼツボーグを浄化します。

 その後、りことケンタを解放しましたが、ケンタは右足をケガしていました。さっき転んだ時にできたようです。
 ケンタは大丈夫だというものの、ケガの症状は軽くありません。クラスメイト達は不安に陥ります。
 少しして、カナタは、自分にロミオ役を任せてほしいと申し出ます。部外者が劇を演じたら賞はもらえませんが、しかし、劇をやれないよりはマシだという声も。
「今日まで、みんなで、頑張ってきたんだ・・・。ロミオ役、お願いします・・・。」
 この言葉に、クラスメイトも、劇を成功させたいケンタの思いをムダにしたくないと、カナタに、ロミオ役をお願いしますが、はるかは、待ったをかけます。
「私は・・・、劇が上手くいかなくても、ちゃんと自分達でやらなきゃいけないような気がする・・・。上手く言えないんだけど、無茶かもしれないけど、でも・・・、失敗してもいいから、私は・・・、自分達のクラスの舞台を作りたい!」
「やっぱり・・・、僕も出たい・・・。ごめん・・・。」
「平野君、やろう! でも痛かったら、私とすぐに交代。分かった?」
「古屋さん・・・。」
 りこは、緊張に震えているものの、覚悟はできています。
 

 
 他のクラスメイト達も、ケンタと一緒に頑張ろうと意気込みます。みなみときららは、ケンタを演劇会場まで担いでいきます。
 
 直後、はるかは、カナタに感謝します。
 

 そして、演劇会が行われました。

 
 しかし、はるかのクラスメイト達は、準備に追われていて、他のクラスの演劇を楽しむ余裕はありません。
 


 いよいよ、はるか達のクラスの出番が来ました。
 少しして、会場は暗くなり、この劇の大きな見所を迎えようとしていました。
「ジュリエット・・・。あなたのまっすぐな気持ち、みんなに届けるよ!」

「ああ、ジュリエット。君は一体どこにいるんだ? あの窓からもれる光は、ああ・・・、あれは、僕のて・・・、」
 「天使」と言おうとしたところで、ケンタは、足の痛みに耐えられずに倒れてしまいます。
 この事態に、周りは騒然とします。ですが・・・、
「そこにいるのは誰? ああ、あなたはロミオ。足をケガしてまで何とおいたわしい。ああ、ロミオ、あなたはどうして、ロミオなの?」
と、本来は、ロミオと接触する事のないシナリオを、はるかは上手く繋げました。
「バラを別の名に置き換えても、その香りは同じ。ロミオ様はロミオ様です。」
「仰せの通りに致します。あなたが望むなら、僕は自分の名を捨てましょう!」
 この演技に、台本を書いたゆいは感動します。その後、演劇は滞りなく進みました。
 

 

 演劇会が終わり、辺りは夕方に。はるかはカナタと一緒に、浜辺の近くにいました。
「ありがとう、カナタ。何とか自分達で最後まで頑張れたよ。」
「はるかは、まっすぐだ。本当にジュリエットのようだったよ。」
 
「ああ、ロミオ、あなたはどうして、ロミオなの?」
「仰せの通りに致します。あなたが望むなら、僕は自分の名を捨てましょう。」
 


 


 今回は、これで終了です。


 今回のエンディングの個別部分は、スカーレットパート。今回は、はるかメイン回でしたが、スカーレットパートは、他キャラパートよりも1回少ないですので、こうしたのでしょうね。


次回:「怪しいワナ・・・! ひとりぼっちのプリンセス!
 はるかは、いきなり知らない男の子に声をかけられます。見覚えはないが、隣のクラスの子のようで、はるかのプリンセスになりたい夢を知っていて、応援します。
 ・・・。これって、もしかしなくても、アイツ・・・、だよな・・・? 今のアイツは大物感漂わせていると思うと、なんか調子狂うんですが。(笑)
 
 そして、この笑顔である。今のクール過ぎるアイツの印象が音を立てて崩れたような気がしたよ。(笑)

 今回のエンドカード


【まとめ】 ※今回は、かなり長いです。長文苦手な方は、ご注意下さい。
 ノーブル学園の演劇会を迎え、はるか達のクラスはアクシデントに見舞われながらも、クラスメイト全員で力を合わせて頑張り、満足いく劇を披露する事ができました。

 いやー、今回は、バトルシーンが終ってからは、かなり見入りましたね。
 まずは、ケンタがケガで満足に演技できないのをどう対処するか考えるところでは、なかなかのハラハラ感を感じました。初視聴時は、もしかしたら、カナタが代役を演じるんじゃないか、と思っていましたね。
 はるかの表情も、いい感じにハラハラ感を与えてくれたと思います。はるか本来の表情豊なところを上手く活用していて、良い演出だと感じました。

 そして、劇本番では、ケンタが足の痛みで倒れたアクシデントにアドリブで上手く繋げた、はるかの演技力がすごかったですね。34話のコンテストで、きららが準備に来れなかったのを、自分でドレスを鋭意工夫してステージに立ったのを思い出します。
 もちろん、はるかだけでなく、ケンタの演技も見事でした。これこそ、「火事場のバカ力」だと思ったくらいです。オープニング前では、「カナタと比べると、随分地味な男子だな。こんなのが、ロミオ役かよ」なんて思ってしまって、すいませんでした。(笑)

 そんな今回のテーマは、「大事なのは『結果』ではなく、『どう頑張ったか』」だと思いますね。
 演劇会当日で、ケンタは右足をケガしてしまい、満足に演技ができなくなりました。これに対して、カナタは代役を申し出て、ケンタは、劇の成功を考えて、降板する事を選ぼうとしていました。
 カナタは、ケンタと比べると美男ですし、ロミオの演じ方もよく知っています。それだけに、ケンタは、カナタだったら自分よりも良い演技をやれる上、観客達の興味を大いに惹かせる事ができて、成功に導ける、と考えて、自分の「喜び」は捨てたのでしょう。

 だけど、はるかは、それを良しとしませんでした。本当の「喜び」は、劇を成功させたかどうかではなく、劇を成功させるための準備から、劇を終えるまでのすべて時間において、皆と力を合わせて頑張ったところにある。はるかは、そう感じ取ったのでしょう。
 カナタに代役を任せていれば、良い評価を得られていたかもしれません。しかし、そうなっていれば、クラスメイト達の多くは誰かに頼りがち、という後味の悪さが残っていたでしょう。やがて、努力する事の無意味さを感じてしまい、夢に向かって頑張る事の大切さを失ってしまう可能性もあるでしょうね。
 だからこそ、大切なのは、劇を成功させるという「結果」ではなく、劇を成功させるためにどう頑張るか、という「過程」なのだと思いますね。

 そして、この事は、メイン視聴層の女児達にとってすごく大事だろうな、とも思いました。
 子供達には、私達大人よりも沢山の「喜び」がありますが、反面、「失敗」も多く待ち受けています。それだけに、「成功」がすべてだと思うと、ほんのちょっとの「失敗」で夢を諦める可能性が高く、それは、すごくもったいないですよね。だからこそ、子供達には、頑張る事の大切を知ってもらいたいものなのです。
 ただ、子供達は自力でその事にはなかなか気付けないでしょう。そのために、私達大人の働きかけが大事になのでしょうね。
 たとえば、幼稚園や保育園のイベントで劇が行われる事になり、目立つ事が好きでない子が劇の主役になって、その子が役を演じる事に自信がない場合に、「セリフはちゃんと言えなくてもいいから、楽しくやろう」などと声がけするのは、その一例でしょう。他の子達にフォローを促すのも良いでしょうね。
 そんな形で、「大事なのは『結果』ではなく、『どう頑張ったか』」を子供達に示せられるかが、私達大人には重要だ、というメッセージを発していたんじゃないかと、今話見終えて思いました。

 さらに、はるかがもたらす影響の大きさも、今回の大きな見所だったと思います。今回以外でも、はるかの影響力の大きさを感じるところは多々ありましたが、今回が最も大きかったと感じています。
 カナタが言っていたように、はるかは、何事にもまっすぐなのがすごいところだと思いますね。それが、多くの人達に好かれやすく、はるかの頑張る姿に、自分達も頑張ろうと、良い刺激を受け、希望へと繋がっているのでしょう。はるかが色んな人にもたらしている影響は、本当に大きいと思います。
 ゆいは、それがよく分かっていて、はるかをジュリエット役に指名したのかもしれませんね。クラスメイトの中で、はるかの事をよく知っているのはゆいですし、演劇の上手い人にジュリエット役を任せたとしても、はるかほど、クラスに良い影響は与えられない。そう思って、ゆいは、はるかをジュリエット役に、「推薦」よりも強い「指名」に至ったのだろうな、と考えています。

 はるかの何事にもまっすぐな性格は、多くの人達を魅了してきましたが、今後も、色んな人達の心を惹き付けて、そして、花を咲かせていく事でしょう。もしかしたら、ディスダークの幹部達も?
 今作の残り話数は15話を切りましたが、今後も、はるかのもたらす影響の大きさに、大いに注目したいと思います。
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