ミセスファーマーの『農家の嫁日記』

東京から北海道の農家に嫁いで13年目になりました。
今年のテーマは「頑張らない」。ぼちぼちとマイペースにやりますヨ☆

豚舎の消毒作業

2010-06-12 | 豚あれこれ
今週の水曜日に全ての親豚の出荷が済み、分娩舎は残された子豚だけになりました

今後は月に1度旭川へ行って子豚を仕入れて肥育し、それを肉豚にして出荷します。次回の入荷が

来週の火曜日に迫っているので、それまでに新しい豚用の豚舎を空けて準備をしておかなければ

いけません。カボチャの苗もだいぶ大きくなってきていて定植作業も気になるところですが、今日は

豚舎の大掃除と消毒作業を優先させることにしました。



大きくなった豚たちは昨日のうちに別の豚舎に移動させてあったので、まずは床や壁をジェット噴射

の水で綺麗に掃除するところから始めました。



次に粒状生石灰を水で溶きます。



水を入れた直後から、化学反応を起こしてブクブクと煮立ち、しばらくの間もうもうと湯気が立ち

込めます 少し落ち着いたらよくかき混ぜながら水を足して、消毒用の液の完成です。



あとはブラシを使って液を壁に塗っていきます。隙間なくビッチリと重ね塗りしておかないと、

塗りそびれたところから菌が繁殖して、せっかくの消毒作用が半減してしまいかねないので、

しつこいくらいに塗りたくりました でも最初の頃は良かったのですが、張り切り過ぎて途中

から腕がダルくなってきて、終わった時には腕が筋肉痛になりました(中腰なので足も・・・



塗り終わったところは壁も床も真っ白です このまま火曜日の夕方まで窓を開けて放置して

おけば、豚が入る頃には完全に乾いていることでしょう。



ちなみに、なぜここまで徹底的に消毒をしておく必要があるのかと言うと、豚は牛に比べても菌に

弱いからなのです。同じ豚と言っても農場ごとにある雑菌が違うため、厳密には農場同士の行き来

もできるだけ制限しておかないと、思わぬ病気に感染してしまったりする可能性があります。

(いま大問題になっている口蹄疫も、人が菌を運んで回って感染を広げたのかもしれません。)

特に抵抗力の弱い子豚に関しては、神経質なくらいに注意をしておくに越したことはありません。


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