新型インフル感染者、7万人突破=WHO
世界保健機関(WHO)は29日、新型インフルエンザの感染者が累計で7万893人に達したと発表した。116カ国・地域で感染が確認され、死者数は311人。
感染者数が最も多かったのは、米国の2万7717人。日本での感染者数は1212人だった。
国内での新型感染者が43都道府県1266人に
新型インフルエンザの国内での感染者数が、6月30日午前11時現在で1266人となった=表=。29日午前11時の時点から70人増加した。空港での「水際対策」で確認された15人を含む感染者数は1281人。
<新型インフルエンザ>広島市で初の患者確認、米国籍の男児 /広島
広島市は29日、市内で初めて新型インフルエンザ患者を確認したと発表した。患者は米国籍の男児(6)で、米国ホノルル市と同市の交流事業で24日に来広した団体参加者の子どもだった。
<新型インフルエンザ>呉市感染者、新たに6人 /広島
呉市は29日、新型インフルエンザ感染者が新たに6人確認されたと発表した。同市内の感染者はこれで9人となった。同市によると、いずれも28日に感染者と確認された市内在住のロシア旅行から帰った家族3人の濃厚接触者から発症した
<新型インフルエンザ>甲賀の男性感染 県内6例目 /滋賀
県は29日、米国に渡航した甲賀市内の男性(48)が新型インフルエンザに感染したと発表した。感染確認は県内6例目。ニューヨークなどを巡るツアーに参加し、26日に帰国。27日昼ごろにのどの痛みを感じて発熱し、28日に病院で受診した。男性は一人暮らしで、症状は軽く自宅で療養している。
<新型インフルエンザ>新たに8人確認 県内、計29人に /栃木
県と宇都宮市は29日、同市立陽南小の児童4人と横川西小の児童1人、乳児1人、50代の女性の計7人が新型インフルエンザに感染していることが確認されたと発表した。また、小山市でも男性1人の感染が確認され、県内の感染確認は計29人となった。
<新型インフルエンザ>県内初感染 富山市「拡大の恐れ低い」 /富山
◇学校、園は休業せず
県内で初めて新型インフルエンザへの感染が確認された29日、県や富山市は感染拡大を防ぐため対策会議を開き、改めて今後の対応を確認した。感染者が男性1人で、行動範囲も限られていたことなどから、市は「拡大の恐れは低い」として学校、保育施設などの休業はしないという。
<新型インフルエンザ>阪南でも感染 /大阪
阪南市は29日、市立小学校1校と中学校2校の児童、生徒計7人が新型インフルエンザに感染したと発表した。29日~7月5日、小学5年を学年閉鎖、中学のうち1校の3年1学級を閉鎖にした。
市によると、患者は小学生4人と中学生3人。7人の容体はいずれも安定しているが、他に感染が疑われる児童、生徒がいるという
<新型インフルエンザ>スケーターらの症状落ち着く /石川
金沢市は29日、新型インフルエンザ感染が確認されたフィギュアスケートショーのロシア人スケーターら3人について、熱が下がり、症状は落ち着いたと発表した。3人は同市内の宿泊施設で療養中という。
<新型インフルエンザ>2人目の感染確認 佐賀市の10代女性 /佐賀
県は29日夜、佐賀市の10代の女性が新型インフルエンザに感染したと発表した。新型インフルの感染は27日に判明した神埼市の男性に続いて県内2例目となる。女性は今年4月からニュージーランドの高校に留学中で、28日に一時帰国していた。29日夜には平熱に下がり、自宅療養中。両親ら家族も現在、健康状態は良好という。
<新型インフルエンザ>新たに2人感染 県内26人に /埼玉
県は29日、新型インフルエンザに新たに2人が感染したと発表した。県内の感染者は計26人。疾病対策課などによると、感染したのは和光市に住む30代の男性団体職員と、久喜市立小2年の女児(7)。女児の通う学校は、29日から7月5日まで学級閉鎖となった
<新型インフルエンザ>宇佐で県内9人目 日田の4校は授業再開 /大分
宇佐市在住の20歳代女性会社員が新型インフルエンザに感染していることが29日、確認された。県内9人目。
女性は16日から訪米。福岡空港からJRとタクシーを使い、27日未明に帰宅。28日朝から発熱などの症状が出始めたという。旅行には市内の5人が同行。帰宅後にも別の2人と接触しており、県は7人の健康状態も調べている。女性は一人暮らしのため、市内の病院に入院した。
<新型インフルエンザ>県内2例目、米国から帰国の女性 /群馬
県は29日、旅行先の米国から帰国していた伊勢崎市の無職女性(33)の新型インフルエンザへの感染を確認したと発表した。県内での感染確認は、これが2例目。県保健予防課によると、女性の容体は安定しており、感染が広がる可能性は低いという。
<新型インフルエンザ>新たに2人感染 /福岡
県は29日、米国ロサンゼルスに旅行した志摩町の男性会社員(27)と、フィリピンに旅行した志免町の保育園男児(5)が新型インフルエンザに感染したと発表した。いずれも、旅行中に感染したとみられる。男性は23日に帰国し27日に発熱。男児は26日に帰国し、28日に発熱した。いずれも自宅療養中で、快方に向かっている。
<行政ファイル>宇治田原で新型インフル /京都
府は29日、宇治田原町の女性(63)の新型インフルエンザ感染を確認したと発表した。女性は今月4~19日に米国を旅行。27日になって39度の発熱があったが、すでに回復し自宅療養中。府は濃厚接触者の調査はするが、学校休校などの措置はとらない。これで府内の感染確認は14人となった。
<新型インフルエンザ>大正・三軒家東小、また学級閉鎖 /大阪
大阪市教委は29日、市立三軒家東小学校(大正区)の2年生のクラスで2人の新型インフルエンザ感染が確認されたとして、30日~7月3日の学級閉鎖を決めた。2人は男児で、いずれも自宅で療養中。同小では5年生のクラスも26日から学級閉鎖しており、同小の感染者は計8人となった。
<新型インフルエンザ>名古屋で男女7人感染 /愛知
名古屋市は29日、9~19歳の男女7人が新たに新型インフルエンザ患者に感染したと発表した。市内の患者は計41人になった。
市健康増進課によると、感染したのは▽愛知学院大学の男子学生2人▽市立桜山中学3年の男女の生徒2人▽市立山田小学校4年の女子児童1人▽愛知総合看護福祉専門学校の女子学生1人▽グアテマラから帰国した名古屋市在住の女子高校生1人――の計7人。
<新型インフルエンザ>岡崎で児童感染 /愛知
岡崎市は29日、市立広幡小学校6年の女子児童(11)が新型インフルエンザに感染したと発表した。同小児童の感染者は3人になった。同小は7月4日まで休校措置をとっている
<新型インフルエンザ>小学校と幼稚園再開 感染ほぼ収束か--浜松 /静岡
新型インフルエンザの感染拡大で休校・休園していた浜松市西区の小学校と幼稚園が29日、9日ぶりに再開した。市内で感染が確認された16人のうち13人が同小学校の児童とその関係者。いずれも平熱に戻ったといい、同市はこの小学校を中心とした感染は、ほぼ収束したとみている。
新型インフルエンザ:県内初の感染者確認 接触は限定的、25人 /高知
県内初の新型インフルエンザ感染者が確認された28日、県は深夜に異例の会見を開き、感染者が米国から帰国した医療機関で働く南国市在住の30代女性と発表した。女性は発熱などの症状を訴え、自宅で療養中。母親や職場の同僚1人にも発熱などの症状があるが、接触者が限定されていることから、県は学校などの臨時休校などの処置は取らず、冷静な対応を呼びかけている
新型インフルエンザ:中3男子が感染、県内3人目 「万全期すため休校」 /鳥取
県は29日未明に緊急会見を開き、鳥取大付属中学校3年の男子生徒(14)が新型インフルエンザに感染したと発表した。県内感染者は3人目。生徒に海外渡航歴はなく、最近は県外にも出ていないという。感染経路は特定できていないが、県内で感染した可能性もある。同校は29日から3日間の休校を決めた。新型インフルエンザを理由とする休校は県内で初めて。
生徒は、28日午前に39・4度の急な発熱があり、同日午後2時半ごろ、鳥取市内の医療機関で受診。簡易検査でインフルエンザA型ウイルスの陽性反応が出た。県衛生環境研究所のPCR(遺伝子増幅)検査で新型インフルエンザと確認された
新型インフルエンザ:2人感染確認 /徳島
県は29日、県内在住者2人の新型インフルエンザ感染確認を発表した。美馬市の20代男性と徳島市の30代男性で、県関係者の感染者は計7人になった。
美馬市の男性は米国ロサンゼルスから24日帰国し、28日発熱。徳島市の男性はハワイ滞在中に症状が出て、28日帰国した
初のタミフル耐性ウイルス確認 デンマーク、患者は回復
新型の豚インフルエンザに感染したデンマークの患者から、抗ウイルス剤タミフルに耐性を持つウイルス検体が初めて確認されたと、タミフルの製造元、スイスの薬品大手ロシュが29日明らかにした。デンマーク保健当局も確認した。
新型インフルエンザ、ネパールで初の感染確認
ネパールの保健当局は29日、米国から帰国した家族3人が新型インフルエンザ(H1N1型)に感染したと発表した。同国での感染確認は初めて。
当局によると、男性(44)とその妻(38)、息子(8)の3人は先週、8週間滞在したワシントンから帰国。空港到着時点で感染の疑いがあったため検査した結果、新型インフルエンザに感染していることが確認されたという。また、3人はともにカトマンズ市内にある病院の隔離病棟で治療中だが、詳細については明らかにされていない。
新型インフルエンザ、ケニアで初の感染確認
ケニアのムゴ公共福祉・衛生相は29日、英国人の男子学生(20)が新型インフルエンザ(H1N1型)に感染したと発表した。同国での感染確認は初めて。
また、30人の学生グループが、ケニア西部の都市キスムのホテルに隔離されている。感染が確認された男子学生の容体は、入院の必要がない程度だという。
新型インフルのタミフル耐性確認 指針変わらずと製薬会社
スイスの医薬品大手ロシュは29日、デンマークの新型インフルエンザ感染者から、同社の抗ウイルス剤タミフルに耐性を持つ初のウイルス検体が見つかったことを確認した。広報担当者は「耐性ウイルスが出たとの連絡を受けた。通常のインフルエンザウイルスの場合と同様に、単発の例外的ケースで、投与指針を変更する必要ない」と説明した。
<新型インフル>アルゼンチン保健相が辞任 対応失敗で引責
AP通信によると、南米アルゼンチンのオカニャ保健相が29日、辞職した。新型インフルエンザへの対応に失敗したことが理由とみられる。同国の26日現在の新型インフルエンザ感染による死者数は26人で、南米最悪になっている。
修学旅行実施へPT=新型インフル対策で-文科省・観光庁
新型インフルエンザの影響で修学旅行の中止や延期が相次いだのを受け、文部科学省と観光庁は30日、教育的意義の大きい修学旅行を実施してもらうためのプロジェクトチーム(PT)の初会合を開いた。PTは両省庁の担当課長らで構成。キャンセル代を払って修学旅行を延期、中止した学校に対し、割安な代替旅行の情報提供を旅行業界に働き掛けるなど具体策を検討する。
[タイ]新型インフル感染者、前日から84人増え1414人に
タイ保健省は30日、タイ国内での新型インフルエンザ感染者数が、前日から84人増加し1414人となったことを明らかにした。
またウィッタヤー保健相は、現在海外から新型インフルエンザ用のワクチンを300万ダース注文したが、10月中にもタイ国内で同ワクチンを製造することができるだろうと述べた。
<新型インフル>一部地域で爆発的流行の可能性、死亡例発生への懸念も―中国衛生部
2009年6月29日、中国衛生部と国家品質監督検査検疫総局(国家質検総局)が合同で行った記者会見で、衛生部の責任者が「今年の秋から冬にかけて新型インフルエンザ(H1N1型)が広範囲にわたって流行する可能性が高い」と指摘した。中国新聞網の報道。
衛生部緊急対策室の責任者によると、海外から持ち込まれたインフルエンザによって国内での感染例が増え、一部地域で爆発的に流行するのは避けられない状況だとし、感染しやすい年齢層や慢性疾患の罹患者、妊婦などはとくに注意が必要だと指摘。重症例や死亡例が発生する可能性も否めないとした。
【英国】新型インフル感染で女児死亡=国内3人目
イングランド中部のバーミンガムこども病院は29日、新型インフルエンザ(H1N1型)に感染し治療中だった9歳の女児が死亡したことを明らかにした。これで英国内での新型インフルによる死者数は3人となった。
ただ、BBCなどによると、病院関係者は、女児は数日前に死亡したが、もともと別の疾患もあり、新型インフルが直接の死因だったかどうかについては不明としている。
【新型インフル】8割が売り上げ回復せず、神戸商工会議所が調査
神戸商工会議所は30日、新型インフルエンザ発生1カ月後の経済の回復状況を会員企業にアンケートした結果、「売り上げに影響があった」とした143社のうち、118社(82・5%)が「100%回復には至っていない」と回答したと発表した。
全く回復していない企業は観光業を中心に13社(9・1%)で、「過剰報道でマイナスイメージを植え付けられた」などの理由が挙げられた。一方、予約の取り消しは約半数の企業が「80%以上回復した」と答えるなど沈静化している。
【新型インフル】別の関係者も感染 フィギュア公演開催の金沢
金沢市は29日、フィギュアスケート公演に参加するため同市を訪れた20代の日本人女性の新型インフルエンザ感染を確認したと発表した。女性は石川県外に住む「スケート関係者」としているが、選手かどうかなどについて「一切発表するつもりはない」という。
公演は27、28日に金沢市内で実施され、トリノ五輪金メダリストの荒川静香さんのほか、織田信成、安藤美姫両選手らも出場。28日にロシア国籍の選手とスタッフの男女計3人の感染が確認され、石川県で初の感染確認例となった
世界保健機関(WHO)は29日、新型インフルエンザの感染者が累計で7万893人に達したと発表した。116カ国・地域で感染が確認され、死者数は311人。
感染者数が最も多かったのは、米国の2万7717人。日本での感染者数は1212人だった。
国内での新型感染者が43都道府県1266人に
新型インフルエンザの国内での感染者数が、6月30日午前11時現在で1266人となった=表=。29日午前11時の時点から70人増加した。空港での「水際対策」で確認された15人を含む感染者数は1281人。
<新型インフルエンザ>広島市で初の患者確認、米国籍の男児 /広島
広島市は29日、市内で初めて新型インフルエンザ患者を確認したと発表した。患者は米国籍の男児(6)で、米国ホノルル市と同市の交流事業で24日に来広した団体参加者の子どもだった。
<新型インフルエンザ>呉市感染者、新たに6人 /広島
呉市は29日、新型インフルエンザ感染者が新たに6人確認されたと発表した。同市内の感染者はこれで9人となった。同市によると、いずれも28日に感染者と確認された市内在住のロシア旅行から帰った家族3人の濃厚接触者から発症した
<新型インフルエンザ>甲賀の男性感染 県内6例目 /滋賀
県は29日、米国に渡航した甲賀市内の男性(48)が新型インフルエンザに感染したと発表した。感染確認は県内6例目。ニューヨークなどを巡るツアーに参加し、26日に帰国。27日昼ごろにのどの痛みを感じて発熱し、28日に病院で受診した。男性は一人暮らしで、症状は軽く自宅で療養している。
<新型インフルエンザ>新たに8人確認 県内、計29人に /栃木
県と宇都宮市は29日、同市立陽南小の児童4人と横川西小の児童1人、乳児1人、50代の女性の計7人が新型インフルエンザに感染していることが確認されたと発表した。また、小山市でも男性1人の感染が確認され、県内の感染確認は計29人となった。
<新型インフルエンザ>県内初感染 富山市「拡大の恐れ低い」 /富山
◇学校、園は休業せず
県内で初めて新型インフルエンザへの感染が確認された29日、県や富山市は感染拡大を防ぐため対策会議を開き、改めて今後の対応を確認した。感染者が男性1人で、行動範囲も限られていたことなどから、市は「拡大の恐れは低い」として学校、保育施設などの休業はしないという。
<新型インフルエンザ>阪南でも感染 /大阪
阪南市は29日、市立小学校1校と中学校2校の児童、生徒計7人が新型インフルエンザに感染したと発表した。29日~7月5日、小学5年を学年閉鎖、中学のうち1校の3年1学級を閉鎖にした。
市によると、患者は小学生4人と中学生3人。7人の容体はいずれも安定しているが、他に感染が疑われる児童、生徒がいるという
<新型インフルエンザ>スケーターらの症状落ち着く /石川
金沢市は29日、新型インフルエンザ感染が確認されたフィギュアスケートショーのロシア人スケーターら3人について、熱が下がり、症状は落ち着いたと発表した。3人は同市内の宿泊施設で療養中という。
<新型インフルエンザ>2人目の感染確認 佐賀市の10代女性 /佐賀
県は29日夜、佐賀市の10代の女性が新型インフルエンザに感染したと発表した。新型インフルの感染は27日に判明した神埼市の男性に続いて県内2例目となる。女性は今年4月からニュージーランドの高校に留学中で、28日に一時帰国していた。29日夜には平熱に下がり、自宅療養中。両親ら家族も現在、健康状態は良好という。
<新型インフルエンザ>新たに2人感染 県内26人に /埼玉
県は29日、新型インフルエンザに新たに2人が感染したと発表した。県内の感染者は計26人。疾病対策課などによると、感染したのは和光市に住む30代の男性団体職員と、久喜市立小2年の女児(7)。女児の通う学校は、29日から7月5日まで学級閉鎖となった
<新型インフルエンザ>宇佐で県内9人目 日田の4校は授業再開 /大分
宇佐市在住の20歳代女性会社員が新型インフルエンザに感染していることが29日、確認された。県内9人目。
女性は16日から訪米。福岡空港からJRとタクシーを使い、27日未明に帰宅。28日朝から発熱などの症状が出始めたという。旅行には市内の5人が同行。帰宅後にも別の2人と接触しており、県は7人の健康状態も調べている。女性は一人暮らしのため、市内の病院に入院した。
<新型インフルエンザ>県内2例目、米国から帰国の女性 /群馬
県は29日、旅行先の米国から帰国していた伊勢崎市の無職女性(33)の新型インフルエンザへの感染を確認したと発表した。県内での感染確認は、これが2例目。県保健予防課によると、女性の容体は安定しており、感染が広がる可能性は低いという。
<新型インフルエンザ>新たに2人感染 /福岡
県は29日、米国ロサンゼルスに旅行した志摩町の男性会社員(27)と、フィリピンに旅行した志免町の保育園男児(5)が新型インフルエンザに感染したと発表した。いずれも、旅行中に感染したとみられる。男性は23日に帰国し27日に発熱。男児は26日に帰国し、28日に発熱した。いずれも自宅療養中で、快方に向かっている。
<行政ファイル>宇治田原で新型インフル /京都
府は29日、宇治田原町の女性(63)の新型インフルエンザ感染を確認したと発表した。女性は今月4~19日に米国を旅行。27日になって39度の発熱があったが、すでに回復し自宅療養中。府は濃厚接触者の調査はするが、学校休校などの措置はとらない。これで府内の感染確認は14人となった。
<新型インフルエンザ>大正・三軒家東小、また学級閉鎖 /大阪
大阪市教委は29日、市立三軒家東小学校(大正区)の2年生のクラスで2人の新型インフルエンザ感染が確認されたとして、30日~7月3日の学級閉鎖を決めた。2人は男児で、いずれも自宅で療養中。同小では5年生のクラスも26日から学級閉鎖しており、同小の感染者は計8人となった。
<新型インフルエンザ>名古屋で男女7人感染 /愛知
名古屋市は29日、9~19歳の男女7人が新たに新型インフルエンザ患者に感染したと発表した。市内の患者は計41人になった。
市健康増進課によると、感染したのは▽愛知学院大学の男子学生2人▽市立桜山中学3年の男女の生徒2人▽市立山田小学校4年の女子児童1人▽愛知総合看護福祉専門学校の女子学生1人▽グアテマラから帰国した名古屋市在住の女子高校生1人――の計7人。
<新型インフルエンザ>岡崎で児童感染 /愛知
岡崎市は29日、市立広幡小学校6年の女子児童(11)が新型インフルエンザに感染したと発表した。同小児童の感染者は3人になった。同小は7月4日まで休校措置をとっている
<新型インフルエンザ>小学校と幼稚園再開 感染ほぼ収束か--浜松 /静岡
新型インフルエンザの感染拡大で休校・休園していた浜松市西区の小学校と幼稚園が29日、9日ぶりに再開した。市内で感染が確認された16人のうち13人が同小学校の児童とその関係者。いずれも平熱に戻ったといい、同市はこの小学校を中心とした感染は、ほぼ収束したとみている。
新型インフルエンザ:県内初の感染者確認 接触は限定的、25人 /高知
県内初の新型インフルエンザ感染者が確認された28日、県は深夜に異例の会見を開き、感染者が米国から帰国した医療機関で働く南国市在住の30代女性と発表した。女性は発熱などの症状を訴え、自宅で療養中。母親や職場の同僚1人にも発熱などの症状があるが、接触者が限定されていることから、県は学校などの臨時休校などの処置は取らず、冷静な対応を呼びかけている
新型インフルエンザ:中3男子が感染、県内3人目 「万全期すため休校」 /鳥取
県は29日未明に緊急会見を開き、鳥取大付属中学校3年の男子生徒(14)が新型インフルエンザに感染したと発表した。県内感染者は3人目。生徒に海外渡航歴はなく、最近は県外にも出ていないという。感染経路は特定できていないが、県内で感染した可能性もある。同校は29日から3日間の休校を決めた。新型インフルエンザを理由とする休校は県内で初めて。
生徒は、28日午前に39・4度の急な発熱があり、同日午後2時半ごろ、鳥取市内の医療機関で受診。簡易検査でインフルエンザA型ウイルスの陽性反応が出た。県衛生環境研究所のPCR(遺伝子増幅)検査で新型インフルエンザと確認された
新型インフルエンザ:2人感染確認 /徳島
県は29日、県内在住者2人の新型インフルエンザ感染確認を発表した。美馬市の20代男性と徳島市の30代男性で、県関係者の感染者は計7人になった。
美馬市の男性は米国ロサンゼルスから24日帰国し、28日発熱。徳島市の男性はハワイ滞在中に症状が出て、28日帰国した
初のタミフル耐性ウイルス確認 デンマーク、患者は回復
新型の豚インフルエンザに感染したデンマークの患者から、抗ウイルス剤タミフルに耐性を持つウイルス検体が初めて確認されたと、タミフルの製造元、スイスの薬品大手ロシュが29日明らかにした。デンマーク保健当局も確認した。
新型インフルエンザ、ネパールで初の感染確認
ネパールの保健当局は29日、米国から帰国した家族3人が新型インフルエンザ(H1N1型)に感染したと発表した。同国での感染確認は初めて。
当局によると、男性(44)とその妻(38)、息子(8)の3人は先週、8週間滞在したワシントンから帰国。空港到着時点で感染の疑いがあったため検査した結果、新型インフルエンザに感染していることが確認されたという。また、3人はともにカトマンズ市内にある病院の隔離病棟で治療中だが、詳細については明らかにされていない。
新型インフルエンザ、ケニアで初の感染確認
ケニアのムゴ公共福祉・衛生相は29日、英国人の男子学生(20)が新型インフルエンザ(H1N1型)に感染したと発表した。同国での感染確認は初めて。
また、30人の学生グループが、ケニア西部の都市キスムのホテルに隔離されている。感染が確認された男子学生の容体は、入院の必要がない程度だという。
新型インフルのタミフル耐性確認 指針変わらずと製薬会社
スイスの医薬品大手ロシュは29日、デンマークの新型インフルエンザ感染者から、同社の抗ウイルス剤タミフルに耐性を持つ初のウイルス検体が見つかったことを確認した。広報担当者は「耐性ウイルスが出たとの連絡を受けた。通常のインフルエンザウイルスの場合と同様に、単発の例外的ケースで、投与指針を変更する必要ない」と説明した。
<新型インフル>アルゼンチン保健相が辞任 対応失敗で引責
AP通信によると、南米アルゼンチンのオカニャ保健相が29日、辞職した。新型インフルエンザへの対応に失敗したことが理由とみられる。同国の26日現在の新型インフルエンザ感染による死者数は26人で、南米最悪になっている。
修学旅行実施へPT=新型インフル対策で-文科省・観光庁
新型インフルエンザの影響で修学旅行の中止や延期が相次いだのを受け、文部科学省と観光庁は30日、教育的意義の大きい修学旅行を実施してもらうためのプロジェクトチーム(PT)の初会合を開いた。PTは両省庁の担当課長らで構成。キャンセル代を払って修学旅行を延期、中止した学校に対し、割安な代替旅行の情報提供を旅行業界に働き掛けるなど具体策を検討する。
[タイ]新型インフル感染者、前日から84人増え1414人に
タイ保健省は30日、タイ国内での新型インフルエンザ感染者数が、前日から84人増加し1414人となったことを明らかにした。
またウィッタヤー保健相は、現在海外から新型インフルエンザ用のワクチンを300万ダース注文したが、10月中にもタイ国内で同ワクチンを製造することができるだろうと述べた。
<新型インフル>一部地域で爆発的流行の可能性、死亡例発生への懸念も―中国衛生部
2009年6月29日、中国衛生部と国家品質監督検査検疫総局(国家質検総局)が合同で行った記者会見で、衛生部の責任者が「今年の秋から冬にかけて新型インフルエンザ(H1N1型)が広範囲にわたって流行する可能性が高い」と指摘した。中国新聞網の報道。
衛生部緊急対策室の責任者によると、海外から持ち込まれたインフルエンザによって国内での感染例が増え、一部地域で爆発的に流行するのは避けられない状況だとし、感染しやすい年齢層や慢性疾患の罹患者、妊婦などはとくに注意が必要だと指摘。重症例や死亡例が発生する可能性も否めないとした。
【英国】新型インフル感染で女児死亡=国内3人目
イングランド中部のバーミンガムこども病院は29日、新型インフルエンザ(H1N1型)に感染し治療中だった9歳の女児が死亡したことを明らかにした。これで英国内での新型インフルによる死者数は3人となった。
ただ、BBCなどによると、病院関係者は、女児は数日前に死亡したが、もともと別の疾患もあり、新型インフルが直接の死因だったかどうかについては不明としている。
【新型インフル】8割が売り上げ回復せず、神戸商工会議所が調査
神戸商工会議所は30日、新型インフルエンザ発生1カ月後の経済の回復状況を会員企業にアンケートした結果、「売り上げに影響があった」とした143社のうち、118社(82・5%)が「100%回復には至っていない」と回答したと発表した。
全く回復していない企業は観光業を中心に13社(9・1%)で、「過剰報道でマイナスイメージを植え付けられた」などの理由が挙げられた。一方、予約の取り消しは約半数の企業が「80%以上回復した」と答えるなど沈静化している。
【新型インフル】別の関係者も感染 フィギュア公演開催の金沢
金沢市は29日、フィギュアスケート公演に参加するため同市を訪れた20代の日本人女性の新型インフルエンザ感染を確認したと発表した。女性は石川県外に住む「スケート関係者」としているが、選手かどうかなどについて「一切発表するつもりはない」という。
公演は27、28日に金沢市内で実施され、トリノ五輪金メダリストの荒川静香さんのほか、織田信成、安藤美姫両選手らも出場。28日にロシア国籍の選手とスタッフの男女計3人の感染が確認され、石川県で初の感染確認例となった