模型製作記

個人的な模型製作の過程を記録していくブログ

Ex-S リファイン11

2017-01-12 | Ex-S リファイン版

本日もEx-Sの続きです。

プロペラントタンクと本体肩部をつなぐ装甲を作成します。

この部品はプロペラントタンクとクランク状につながるのですが、プロペラントタンクがそれなりに重量があるため強度を意識しないと展示中に破損するなどの危険があるため、見た目以上に難しい部品だと感じていました。

写真の左がキットのものを使えないかと試行錯誤したもの、右があきらめて新造したものです。キットのものをあきらめた一番の理由は単純に長さが足りずにプロペラントタンクが肩に干渉してしまうためでした。キットパーツをカットして延長してもよかったのですが、そうすると延長部分にプロペラントタンクの重量がかかってしまい、時間がたって折れるなどの危険を感じて新造しました。

 

構成はこのようになっています。

強度優先で肩部から90°の角度で固定となります。

また、接続部分の強度を保つため、L字に折り曲げた2mm真鍮線を使って接続する構成にしています。灰色に見える部分がwaveのプラパイプで、このパイプ内に真鍮線が収まるようになっています。

 

完成した部品をプロペラントタンクに接続してみました。しっかりと接続でき、強度も申し分ないと感じています。

 

本体に接続するとこのようになりました。バックパックは接続部分を改修中で取り付けられない状態ですが、プロペラントタンクがつくだけで全体の体積が決定し、ボリュームある印象になりました。肩部、プロペラントタンクともに仮塗装という位置づけで塗装しましたが、物量も多い機体なので塗装済み部分はいじらずにこのまま完成させてしまいたい気分になってしまいます(笑)


Ex-S リファイン10

2017-01-08 | Ex-S リファイン版

本日もEx-Sの続きについてです。

少し前になりますが、プロペラントタンクの表面処理と筋彫りをし、そのままの勢いで塗装まで行いました。

肩部等を塗装した時と同じく、気に入らなければ改めて塗装しなおすという意気込みでまずはスクラッチしたプロペラントタンクに色がついた状態が見てみたかったためです。

ちなみに現在住んでいる場所で塗装ができないと悩んでいたのですが、塗装ブースの排気口を窓に接続できるような簡易的なアタッチメントを作成したため、なんとか自宅での塗装が可能となりましたので塗装のハードルがかなり下がりました。簡易的なアタッチメントについてはまた機会があれば紹介したいと思います。

まず筋彫りですが、一般的なダイモテープを使ってラインを地道に引いていきました。

 クランク部分や凹字形の部分はダイモテープを直接その形に加工して対応しています。ダイモテープは数回の付け外しでも粘着力が極端に落ちることはないため、複雑な形状で左右対称の部分は加工したテープを使いまわしています。

 

 

 塗装は「簡易的に塗ってみる」という気持ちだったため、筋彫りしたあと再度サフ吹きや下地塗装をすることなく直接塗っていきました。筋彫りの際に多少暗い色を残すように、面の中央から塗り広げていきました。

その後マスキングを行って各色をのせていきます。

 

 

完成した状態です。

バックパックや靴部分も一緒に塗装してみました。

また、長らく封印していたプロペラントタンク内部塗り分け部分のマスキングテープをはがしました。

ココをはがすと改めてマスキングが難しく、プロペラントタンクの再塗装が難しくなるのでは?と感じながらも、塗りあがりを確認したい欲求に勝てずにはがしてしまいました(笑)

この内部の塗装は左右分割で作成したプロペラントタンクを接着した時点では塗り上げていたため、少なくてもこの記事のころからマスキングしていたことになり、実に3年ぶりにテープをはがしたこととなります。

 

引き続き作業を進めて、何とか形にするように頑張ります。

 


Ex-S リファイン9

2017-01-04 | Ex-S リファイン版

本日はEx-Sリファイン版の続きです。

今回はS→Ex-Sへと換装されるときに追加される脚部の追加アーマーのフィン部分について見栄えや塗り分けを考慮して作り直しました。

まず写真の左がキットの状態、右がフィン部分をくりぬき、大きな羽をプラ板で切り出して接着した状態(その他もろもろ基本的な処理もしている状態)です。

 

 

 

次に2段になっているフィン部分をプラ板で再現します。

このフィン部分は片足で2か所(両側分)あるため、両足分で4つ作る必要が出てきます。ただそれだけ集中してつくると途中でやる気がなくなるのが目に見えているので、段差部分をまず再現し、それを切り分けて4つパーツを作ることにしました。

下の写真のようにまずプラ板を大きく切り出し1枚の断面形状(緩いC面)を整え、それを貼り合わせて2枚のフィンの基本形状を作成します。そのあと必要な形状に切り出すことで比較的簡単に4つ部品を作成することができました。ちなみに形状を切り出す際は2枚のフィンの間に1枚プラ板を挟むことで、カッター等で押し切ったときに貼り合わせた部分からはがれることを防止することができます。

ちなみにこのフィンの作成にはwaveのグレーのプラ板を使っています。特に深い意味があって選んだわけではありませんが、形状が見やすくていいですね。

 

これにより下の写真のようにいい感じにフィンを別パーツ化できました。

精度はどうあれ時間と手間をかけて製作を行っているとキット化されないかという不安が出てきます。以前作成したガンダムアストレイゴールドフレーム天ミナの時もキット化におびえながら制作していました(今となってはいろいろなシリーズでキット化されています。。。)。このEx-Sリファイン版もRGやHGリヴァイブシリーズで出るのではないかという恐怖がありますので、やることに区切りをつけてまずは形にしたいと考えています。