過ぎ去りしあなたへ
私たちNPO法人「育て上げ」ネットが
これから成長していく、まさにその時にあなたは
現れてくれました。
総務や経理会計など、誰もが不得手でありながら
組織の土台となる部分を懸命に支えてくれました。
「自分がいなくなっても大丈夫なようにしましょう」
という言葉に応えられるよう、総務部分を可視化、効率化
経理会計担当者も少しずつ育ってきました。
ちょっと目がはれぼったいなぁ、なんていっていたら
またたく間にはれ上がり、それでも(片目のふさがった)笑顔で
「ぼこぼこに殴られたボクサーみたいだよね」なんて
笑ってました。
少し痛みが出たということで、病院に通院。
腫れがひかず、薬があまり効かないなかでも、
事務所に来て、少し遅れ始めたバックヤードの業務を
こなしてくれました。
そして、通院していた眼科から紹介され、癌センターへ
転院。しばらく入院だけれど、まずは何が原因なのかを
特定するために検査の日々。
検査結果が出ていないのに、下がらない熱にうなされ
意識は朦朧としていった。
お見舞いでは、「早く戻ってこないと業務が大変なんだから
さっさと治せよ!」という言葉に、笑顔と涙。もしかしたら
自分の死期に感づいていたのかもしれませんね。
なんか容体がよくないらしい、という話から数日。
僕が布団でぐーすか寝ていた深夜2時前。あなたは痛みと高熱から
解放され、やすらかなる永遠の床に着きました。
まさか、と思いつつ実感も、信じることもできないなか
お通夜と告別式(お別れの会)が催されていきました。
棺のなかに眠るあなたは、小突けば起きそうなほどやすらかに
平然とそこに横たわっていました。早く起きてほしい。
業務はたまってるよ。いなくなったら誰がやるの。
まだ、あなたがいなくなっても大丈夫じゃないよ。
ねぇ、起きてよ。
仕事着であるスーツに、お気に入りのネクタイを身にまとい
セットされた髪の毛。死に化粧。いつも見え隠れしていた
鼻毛だけはそのままに、あなたはこちらの問いかけに返事すら
してくれません。
棺近くのテーブルには、あなたが好きだったゲームや漫画。
まさに立ちあげる直前だった、会社のホームページが
ノートパソコンの画面上に浮かんでいました。
そこにある「私にお任せください」の文字。
ずっと任せていたじゃん。というか、任せっぱなしで、
ホントごめん。
ちゃんと巻数がそろってない漫画に、ゲームのケースには
説明書がなかったり、タイトルの違うゲームが入っていたりと
経理会計はきっちりしているのに、どこまでも抜けている
私生活、初めてみました。そして見るのは最後でした。
僕はいまもあながたいなくなったことに実感が持てずに、
あなたが抜けてしまった穴を、残った組織の人間で
どうカバーしていくのかを検討しています。
散々、中期・長期計画に基づいた資金繰りが甘いと
言われていましたが、その計画があっても、なくても
あなたと共に、PDCAも回せない。とても困っています。
冗談ではなく、僕が「ザオリク」を使えたり、「世界中の葉」を
見つけたり、「フェニックスの尾」を探し当てたり、
復活の呪文を唱えられたり、ドラゴンボールを集めて
シェンロンにお願い事ができたらと、心から思います。
そんな馬鹿な話ももうできません。
とても悲しい気持ちです。
私たちNPO法人「育て上げ」ネットが
これから成長していく、まさにその時にあなたは
現れてくれました。
総務や経理会計など、誰もが不得手でありながら
組織の土台となる部分を懸命に支えてくれました。
「自分がいなくなっても大丈夫なようにしましょう」
という言葉に応えられるよう、総務部分を可視化、効率化
経理会計担当者も少しずつ育ってきました。
ちょっと目がはれぼったいなぁ、なんていっていたら
またたく間にはれ上がり、それでも(片目のふさがった)笑顔で
「ぼこぼこに殴られたボクサーみたいだよね」なんて
笑ってました。
少し痛みが出たということで、病院に通院。
腫れがひかず、薬があまり効かないなかでも、
事務所に来て、少し遅れ始めたバックヤードの業務を
こなしてくれました。
そして、通院していた眼科から紹介され、癌センターへ
転院。しばらく入院だけれど、まずは何が原因なのかを
特定するために検査の日々。
検査結果が出ていないのに、下がらない熱にうなされ
意識は朦朧としていった。
お見舞いでは、「早く戻ってこないと業務が大変なんだから
さっさと治せよ!」という言葉に、笑顔と涙。もしかしたら
自分の死期に感づいていたのかもしれませんね。
なんか容体がよくないらしい、という話から数日。
僕が布団でぐーすか寝ていた深夜2時前。あなたは痛みと高熱から
解放され、やすらかなる永遠の床に着きました。
まさか、と思いつつ実感も、信じることもできないなか
お通夜と告別式(お別れの会)が催されていきました。
棺のなかに眠るあなたは、小突けば起きそうなほどやすらかに
平然とそこに横たわっていました。早く起きてほしい。
業務はたまってるよ。いなくなったら誰がやるの。
まだ、あなたがいなくなっても大丈夫じゃないよ。
ねぇ、起きてよ。
仕事着であるスーツに、お気に入りのネクタイを身にまとい
セットされた髪の毛。死に化粧。いつも見え隠れしていた
鼻毛だけはそのままに、あなたはこちらの問いかけに返事すら
してくれません。
棺近くのテーブルには、あなたが好きだったゲームや漫画。
まさに立ちあげる直前だった、会社のホームページが
ノートパソコンの画面上に浮かんでいました。
そこにある「私にお任せください」の文字。
ずっと任せていたじゃん。というか、任せっぱなしで、
ホントごめん。
ちゃんと巻数がそろってない漫画に、ゲームのケースには
説明書がなかったり、タイトルの違うゲームが入っていたりと
経理会計はきっちりしているのに、どこまでも抜けている
私生活、初めてみました。そして見るのは最後でした。
僕はいまもあながたいなくなったことに実感が持てずに、
あなたが抜けてしまった穴を、残った組織の人間で
どうカバーしていくのかを検討しています。
散々、中期・長期計画に基づいた資金繰りが甘いと
言われていましたが、その計画があっても、なくても
あなたと共に、PDCAも回せない。とても困っています。
冗談ではなく、僕が「ザオリク」を使えたり、「世界中の葉」を
見つけたり、「フェニックスの尾」を探し当てたり、
復活の呪文を唱えられたり、ドラゴンボールを集めて
シェンロンにお願い事ができたらと、心から思います。
そんな馬鹿な話ももうできません。
とても悲しい気持ちです。