K's Note

不定期blog

「進撃の巨人」(講談社、諫山 創)

2010-07-31 | 漫画
進撃の巨人(1) (少年マガジンKC)
諫山 創
講談社

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正直、SFチックというか、この手の漫画は読むことが少ないのだが
ちらっと立ち読みして、すぐに購入した。

コンセプト(だと思う)の「人間が最終捕食者でなかったら」というのは
興味があったから。

イルカやクジラは食べちゃだめだけど、じゃあ牛や豚は?野菜や果物だって
知性はないかもしれないけれど、生きてるのでは?

なんてことは小さいころから疑問に思うが、最近はそういう関連の
ニュースも多いしね。

食物連鎖の中での人間のポジションが変化したとき、人間はどのような
行動をするのか。少年漫画なので「戦い」なども多くあるのだけれど
その戦うひとびとの外のひと(漫画内の一般市民)の言動や行動に

人間が最終捕食者でなかったら、いや、最終捕食者であってさえ、
と考えさせられるところがたくさんあります。


透明アクセル(三田紀房、講談社)

2010-04-05 | 漫画
透明アクセル(1) (イブニングKC)
三田 紀房
講談社

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さまざまなキャリアの在り方/実情を通じて発信する
「ドラゴン桜」や「銀のアンカー」「エンゼルバンク」などで
お馴染の三田紀房氏。

今度の作品は、芸能界の親の意向を受けて大手広告代理店に
入社した新人の仕事を通じて、キャリアを考えるもの。

新人の仕事の仕方云々よりも、広告という職種を通じて
さまざまな仕事の現状に迫っていくのかなぁという
感触を得たが、今後はどうだろう。


走馬灯株式会社(菅原敬太、双葉社)

2010-03-15 | 漫画
走馬灯株式会社(1) (アクションコミックス)
菅原 敬太
双葉社

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走馬灯株式会社では、自らの人生と自らに関わるひとの
人生が、ビデオで全部見られる、という「軸」を持って
展開される、ショート・ショートだ。

最近は、こういう連続物ではなく、ある「軸」を持って
「ひと」の人生を追っていくものが目立つ(あくまで個人の漫画棚に)


自分の記憶などまったくない時代や出来事、思い出したくないことも
一年を1巻のビデオとして見ることができる。嫌なら見ないこともできるし
早送りなどで飛ばすこともできる。


内容は読む気がなくなるかもしれないので触れられないけれど
「軸」立てからして面白い、と思って買ったらなかなかの
ヒットだ。まだ一巻しか出てないけど。



自分の人生を見返せるなら、それは幸せにもつながるし、
不幸にもつながる可能性がある。


ちょっと気になるのは、走馬灯株式会社は「株式会社」の形態を
取っているが、なぜ株式会社にしたのか。誰が創立したのか。
資本や配当は?など、かなりどうでもいいことだが、疑問に思う
部分を今後は少しずつでいいので、明かして行ってほしい。

シュート全16巻(大島司、講談社)大人買い

2010-01-22 | 漫画
シュート! (1) (講談社漫画文庫)
大島 司
講談社

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先日のフットサル優勝を受け、
調子にのって(?)シュート全16巻(文庫版)を大人買い。

以前も、そんな理由でキャプテン翼の文庫版を大人買いした
記憶が・・・

基本的に週刊の漫画誌はほとんど読まないんだけど
ジャンプとマガジンはいまでも読む。すると、単行本は
どうしても後回しになってしまう。そんな理由で
伝説の漫画のひとつでもある「シュート」の単行本は
集めていなかった。

なのでまとめて購入。早く届かないかな。

Hunter×Hunter No.27(冨樫義博さん、集英社)

2009-12-26 | 漫画
HUNTER×HUNTER NO.27 (ジャンプコミックス)
冨樫 義博
集英社

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新年から、復活連載とあった
Hunter×Hunter No.27が発売された。

これって、この1年でやろうと思えば
発売できたけれど、あえて、
復活を待って、その起爆剤に

みんなに思いだしてもらうことも含め
狙った発売のような気がする。

今度は最後まで突っ走ってほしいものです。
う~ん、王のみならず、全体が
「人間」と「それ以外」のところで
迷いながら、戦闘したり、しなかったり。

どういう展開に持っていくのかなぁ。

ラッキーマイン(鈴木マサカズ、講談社)

2009-12-18 | 漫画
ラッキーマイン 4 (モーニングKC)
鈴木 マサカズ
講談社

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出張にまぎれて、「ラッキーマイン」全巻(1巻から4巻)を
大人買い。前から読みたいというわけでもなく、
何となくマンガコーナーをプラプラしてたら、ちょっと
目についたので。

「ラッキーマイン」とは、幸運な(の)鉱脈のこと。
「な(の)」と書いた意味を知りたい方は漫画を
読んでください。

ざっくりとしたイメージは、福本伸行さんの
作品(カイジとか)に近いかな。

「運」「流れ」などの言葉があり、ギャンブル要素が
強くあり。

福本伸行さんの書かれているマンガが嫌いじゃなければ
テイストは合うと思うよ。

麻酔科医ハナ(なかお白亜、双葉社)

2009-11-21 | 漫画
麻酔科医ハナ 2 (アクションコミックス)
なかお 白亜
双葉社

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医療関係の漫画は、どうしても「外科」を中心に
回っている気がする。医療系漫画に詳しくないが。

「麻酔科医ハナ」は、その名の通り、麻酔科に
フォーカスした漫画で、地味に「ブラックジャックによろしく」
的な感じではあるが、麻酔科の置かれている立場や苦労、
その必要性などがよくわかる。

漫画に限らず、麻酔は「マスク」みたいのをされて
はい、数えて「1,2,zzz」程度のものが多いが、この
漫画はそうではない。

自分が手術などを受ける際にも知っておいた知識として
蓄積される内容だろう。

ただ、どうやって漫画を展開していくのかは気になる。
「バーテンダー」や「岳」のように、テーマを軸に
そこで現れる「人間」に焦点を当てて進んで行くのかも
しれない。

NARUTO 巻の48(岸本斉史、集英社)

2009-11-06 | 漫画
NARUTO (巻ノ48) (ジャンプコミックス)
岸本 斉史
集英社

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ジャンプをさらっと読んでも、だいぶ佳境に入って
来た感じだ。ただ、この48巻で片付いた案件(?)に
関しては、ちょっと懐疑的、というか期待外れ。

まるく収まり過ぎでしょう・・・
戦闘でやられてしまった忍者たちが蘇っちゃうし。
すごくドラゴンボールに似てきた感じだ。

もともと、物凄い忍術がある一方で、クナイや手裏剣で
かなり大けが、重傷を負う、という意味でも
戦闘内に格差はあったが。

最後、サスケとは仲直り、NARUTOがホカゲになって
終わるか、カカシ先生がつなぎでホカゲになるところで
終わるのか。それとも大どんでん返しがあるのか。

漫画としての目的がないため、終わりは一件落着に
なっちゃうのだろうか・・・


自殺島1巻(森恒二、白泉社)

2009-10-21 | 漫画
自殺島 1 (ジェッツコミックス)
森 恒二
白泉社

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ホーリーランドの著者でもある、森恒二さんの漫画。

イメージとしては「バトルロワイヤル」だろうか。

自らの命を断とうとしたひとたちが、ある島に集められ
放置される。

不思議なことに、「生き残る」ためにチームを組み、知恵を絞り
始める。もちろん、そうでないプレイヤーもいる。

まさに、バトルロワイヤルのテーマが異なる漫画、という
僕の印象だ。

ただ、かなりディープな内容なので、影響されやすいひとは
あんまり読まないほうがいいかもしれないが、

カウンセラーや臨床心理士の方々で、かなり深いところまでの
支援をされている方なら、読んでおいて損はないと思う。

最後の着地地点がまだ見えないところが、楽しみだ。

とろける鉄工所(野村宗弘、講談社)

2009-10-19 | 漫画
とろける鉄工所 1 (イブニングKC)
野村 宗弘
講談社

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「鉄工所」を軸に展開されるコミカル漫画。
続きものではなく、四コマ(ではないけど)漫画のように
ポンポンと展開される。

ぼく、オタリーマン」に構成は近いかも。「絵」は違うけど。

もうすぐ3巻が発売されるが、この漫画がよいところは

①笑える
②「鉄工」関係の知識が(かなり)得られる
③徒弟制度が残っていた時代の風景を思い浮かべられる

そして登場人物は多彩とは言えないのだけれど
それぞれ味があり、「あぁ、こういうところで雇用吸収されている」
ひとっているんだろうな、と思うことができる。