2月に入り、農民の食糧事情がますます苦しくなってきた。
朝ごはんのない日が多々あり、コメは夕食の一回のみ。
昼はトウモロコシのおかゆ。
子どもたちの手足は痩せ、お腹が少しずつ膨れてきた。
コメ収穫の5月までひたすらこの食生活が続く・・・
と、書くとNHKのドキュメンタリーで取り上げられるような
アフリカの悲惨な状況を思い浮かべるかもしれないが、
そんな悲壮感は農民からは感じられない。
先進国からやってくるメディアの連中は、自分たちが思い描く
アフリカの惨状をカメラに収めるため、そればかり追いかけ、
結局、孤児院や病院にたどり着き、その映像をアフリカの全ての
ように伝える傾向がある、と聞いたことがある。
そういう場所に行けば、どこの国だって同じような映像が撮れるわけである。
まぁそういう惨状もあるとは思うが、ほんの一部の姿だと思う。
昼飯にトウモロコシ粥を食べながら、農民が聞いてきた。
(食糧事情が厳しくても、僕にご飯を出してくれる)
「トウモロコシ粥は好きか?」
「別に嫌いじゃないけど、コメの方がいいね。」と答えると、
「ハッハ、確かに。でも5月までのお楽しみ。」
と言って、家族で笑い飛ばしていた。
こういう連中だから一緒に頑張れるわけで、
TVに映し出される悲惨な状況ばかりでは、
僕のように常に幸福を感じていたい人間には
とても耐えられない。
朝ごはんのない日が多々あり、コメは夕食の一回のみ。
昼はトウモロコシのおかゆ。
子どもたちの手足は痩せ、お腹が少しずつ膨れてきた。
コメ収穫の5月までひたすらこの食生活が続く・・・
と、書くとNHKのドキュメンタリーで取り上げられるような
アフリカの悲惨な状況を思い浮かべるかもしれないが、
そんな悲壮感は農民からは感じられない。
先進国からやってくるメディアの連中は、自分たちが思い描く
アフリカの惨状をカメラに収めるため、そればかり追いかけ、
結局、孤児院や病院にたどり着き、その映像をアフリカの全ての
ように伝える傾向がある、と聞いたことがある。
そういう場所に行けば、どこの国だって同じような映像が撮れるわけである。
まぁそういう惨状もあるとは思うが、ほんの一部の姿だと思う。
昼飯にトウモロコシ粥を食べながら、農民が聞いてきた。
(食糧事情が厳しくても、僕にご飯を出してくれる)
「トウモロコシ粥は好きか?」
「別に嫌いじゃないけど、コメの方がいいね。」と答えると、
「ハッハ、確かに。でも5月までのお楽しみ。」
と言って、家族で笑い飛ばしていた。
こういう連中だから一緒に頑張れるわけで、
TVに映し出される悲惨な状況ばかりでは、
僕のように常に幸福を感じていたい人間には
とても耐えられない。