2/21 狂暴な猫の捕獲と看病

ノラ出身の子の家庭内での捕獲に我が家は3年にわたり苦しみました。
家庭内ノラのビワは、私が歩いただけで逃げていきます（いまも）

この子の捕獲は並大抵の苦労ではありませんでした。
その理由は、必ず手傷を負わされるので怖かった。
かたくなに抵抗するので力加減が難しかった。
考えました。自宅に捕獲器を設置するか・・・
虫取り網か・・・・
精神安定剤を食事に混ぜての捕獲か・・・
どれも、実用性にかけていて、また、悩みました。
そこにショウがやってきました。

ショウには最初からキャリーを寝床にさせることで、捕獲をクリアしました。
そこからは、どこででも捕まえられる訓練。訓練をかさねて、今では問題がありません。

では、家庭内野良のままの子の捕獲の私流の方法をお教えします。
用意する物は・・・
○新聞紙見開き大くらいの大きさの毛布
（こちらは楽天市場などでペット用毛布として売られています。ここにあるダブルサイズです）
○洗濯ネット

○追い込む場所として、段ボールハウス
水２L×６本の段ボール箱ぐらいでOK
写真はコナン（体重5.5Kg）くり抜く窓はこれは小さめですが
一時捕獲ならば、もう少し大きく開けた方が楽です。

この洗濯ネットと毛布でまず仕掛けをつくります。

右手に毛布、左手に選択ネットの口を開けて手を入れて写真のようにします。

洗濯ネットを右手の毛布にかぶせます。

写真のようになったら、準備完了。
出来れば二人がかりがいいですが、慣れてくれば一人でも問題ないでしょう。
一人が段ボールハウスへと追い込み、近くにたち見張りをする。

その間にもう一人はこの毛布の仕掛けをつくります。
そして、この毛布と洗濯ネットの合体した右手を段ボールハウスのくりぬいた窓に
突っ込み、上手にずらしながら猫を包んでいきます。
最後のチャックの為に左手も突っ込みますので、軍手があるといいかと思います。

チャック部分をこちら側に引き寄せたらチャックをしてゆっくり毛布だけを引き抜きます。
そして、洗濯ネットをゆっくり少しずつ出し、猫を出してあげてください。
そしてキャリーバッグへGOです。

これは結構安全で成功率100%の捕獲方法でした。

ここまで大がかりにしなくても、慣れてくると、毛布だけで捕まる筈です。
だいたい、トイレとかに逃げるので、怖ければ毛布をふぁさっとかけるのもありです
かぶせただけで、ほとんどの猫は動きが封じられてしまい、止まってます。

そして、両手で猫の前足の脇あたりをしっかり掴んで自分に引き寄せます。
その際、後ろ脚で猫キックをされる危険性大なので、両腕をつかみ、自分の膝に
引き寄せたら、すかさず、首元で毛布をクロスします。
ぐるぐる巻き状態ですね。

こちらは、そのぐるぐる巻きをされた家庭内野良のビワちゃんです。
母が抱っこしてますが、これでも母は怖いので更に、かっぽう着を着て
それでも巻き巻きしています。
（首がしまって苦しくない程度でお願いします）

これで捕まり、更に慣れてきたら、今度はバスタオルで大丈夫です。
投薬、強制給餌になると、嫌がって抵抗されるので
その際に最も便利なのが、Aラインワンピース型のフリース素材の部屋着です。
座って膝を立てた状態で少し足の間を開けるとハンモック状態になりますので
そこで猫を保定できます。

バスタオルでの保定において、強制給餌や投薬となった場合、
またまた便利なのがカンシです

こちらは動物病院などで入手可能（私は通販で購入）
首元をこれで止めるので、脱走、暴れるという行為に対応できます。

ということで、私なりの捕獲、看護のやり方を載せました。
誰かの参考になったらいいです。
分からない事は聞いてください。