日本列島旅鴉

風が吹くまま西東、しがない旅鴉の日常を綴ります。

東北縦断花見の旅 - カプセルイン弘前

2015-04-28 07:28:54 | 東北
出発します。今回の滞在で世話になっているのは「カプセルイン弘前」です。
観桜期の弘前で宿を押さえるのは至難の業であり、数ヶ月前に動いてようやくという実態があります。そのような経験則に従い、今季も連休後半の宿については早々に確保しました。ところが、北東北の早咲きにより、その努力が無に帰するという事態に至り、改めて連休前半の宿を探した結果、どうにか確保したのがここです。平日という条件もあり、実はビジネスホテルの空室もいくつかあるにはあったものの、足下を見るかのごとき法外な価格設定に与する理由はなく、今回はカプセルホテルで十分と割り切りました。
ボウリング場併設の巨大な施設は、呑み屋街の中心という一等地に建ち、ピンを模った巨大なネオンは彼方からでも目立ちます。建物自体は外観からしてそれなりの年季が入ってはいるものの、館内はきれいに改装されており、明るめの木目で統一された内装が好印象。木目というのは文字通りの木目で、最近よくある木目調の安物ではありません。カプセルは上下二段を一組にした半個室でロッカーが併設されるため、自分のカプセルと浴場の間だけを行き来すれば済むなど、全体の設計も周到です。
特に秀逸だったのが風呂です。実は以前訪ねた「白馬龍神温泉」と同じ業者が運営する施設だけに、風呂についても半端なものは造らないということなのでしょう。造りは典型的なカプセルホテルのそれでも、浴槽に注がれるのはやや白濁し油臭のする滑らかなお湯で、もちろん源泉掛け流しです。これだけ充実して3150円なのですから、少なくとも観桜期についてはここで十分のような気がします。
さらによい点があります。チェックアウトが12時で、駐車場もそれまで使えて一泊わずか100円で済むことです。しかも弘前公園には五分もあれば着きます。今日はこのまま車を置いて出かけます。

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