薔薇のような情熱と強い心が写るのではないかと期待していた?
そんな思いを抱いてシャッターを切ることは、ほとんどない。
写真には、そのような感情を持ちながら期待してシャッターを押しても、
それが本当に写るとは限らない。
自分が使っているのは、カメラと言う機械なのだから。
感情なんてない。
カメラにあるのは、レンズを通して通過してきた光を素直に写す能力のみ。
何枚か写真を撮った。
その中から、選んで加工した一枚。
柔らかい光の中で、「赤いバラのような強い心。」を表現したつもりだ。
人は色んな生活の中で時に、この薔薇のような強い心を持って生きてゆかなくてはならない。
柔らかい緑の光の中で、いろんな精神的な感情が交差する。
情熱だけでは上手くいかない。
人は、日々交差する自分と自分以外の他人とのバランスを取って生きている。
この植物は、自然の中で自分なりに周りとの間合いを上手く取りながらここまで成長した。
写真も自分本位の写真ではだめなのだろう、自分の意見とそれまで生きてきた色々な思惑を背負って変化していくものなのだろうか。
人も自分の写真も、そうして成長し行くのもなのだろう。
それにしても、ささやかだが自分にとって緑の植物は心が落ち着く。
精神的な支えは誰もがいくつか持っている。
緑の中の優しい光は、私の精神的な支えの一つでもある。
毎日何かを思いながら、写真と自分との関連性を持考える。
そんな日々が好きだ。
この日一日全てに感謝しています。
有難う御座いました。