萬蔵庵―“知的アスリート”を目指すも挫折多き日々―

野球、自転車の旅、山、酒、健康法などを徒然に記載

外房~利根川 自転車の旅 <2> 「館山~白子海岸」

2013年05月07日 | 自転車の旅

<南国調の館山駅>


<安房鴨川付近>


<九十九里浜と氷川丸>

平成25年4月27日 晴れ 西風

天気よし。愛車「氷川丸」の出動は1年ぶり。昨年GWに浜松から帰って以来だ。しかも、玄関に輪行袋に入ったままの状態で置きっぱなしにしていた。中身を確認せずに出かけるのは多少不安もあったが、タクシー呼んでそのまま大宮駅西口へ向かう。組立・分解の手間は省けた。6:41の埼京線快速に乗る。7時過ぎに新宿着。7:50発の館山行き「さざなみ1号」に乗る。連休でさぞかし混むだろうと思い1ケ月前から指定席を予約していたのだが、ガラガラであった。この時期南房総は人気がないのだろうか。3.11以来、サーファーは別として海に遊びに行く人は減ったのかもしれない。

昨晩の大宮アルディージャ快勝の所為で呑み過ぎ、車中での調子はイマイチ。本も読めず、浅寝で過ごす。館山駅には10時に着いた。「氷川丸」の組立は20分程で完了したが、1年間ほったらかしだったので、タイヤ空気は抜けていた。額に汗してフレームポンプでえっちらおっちら入れる。組立てや空気入れが丁度いいウォーミングアップになったのか、気分はよくなった。出発は10:50。南国調の館山駅が陽光に映えて素晴らしい。一枚撮って、さあ、出発だ!

出足は追い風でもあり、快適な滑り出し。楽に距離を稼げる。自転車がランニング(含む歩き)と決定的に違うのは、下り坂や追い風時に足を動かさないでも前に進むことだ。これは大変なメリットである。ランニング(含む歩き)は足を動かさなかったら文字通り一歩も進まない。当たり前のことではあるが、近頃、120分走や9里を歩いた身としてはこの自転車の“ラクさ”を何よりもありがたく感じた次第。

鴨川で昼食をとる。金目鯛開き定食1280円也をたのむ。熱海旅行以来、干物焼きが病み付きになったのだが、ここのは可もなく不可もなし。ビールは呑めないのでフリー(280円)をオーダーした。昨年、信州路を走った時にはフリーを置いてある店は無かったのだが、海岸線という場所柄なのか、この一年でフリーが市民権を得たのか、ここには置いてあった。午後の行程を地図で確認し、あまり長居せずに13時には出る。

南房総は山間部が海に迫っていてアップダウンとトンネルがやたらと多い。自転車は非常に走りにくいところである。それでも追い風に乗れたおかげでなんとかこなせた。一宮町に入ってようやく平坦な海岸線沿いを走れる。外房から九十九里浜にかけてはサーファーが多い。海が大好きな人にはたまらない場所なのだと思う。大小豪華な別荘も建ち並ぶ。ただ心配なのは津波がきたらひとたまりもないことだ。この辺りは過去にそういう被害が起きたことは無いのだろうか。

追い風にも乗れ、順調に距離を稼げ、明るい内の宿泊地到着は確実となる。余裕ができたのでコンビニで小休止。ポカリスエットで一息いれる。16時過ぎには本日の宿泊地白子海岸にに着いた。ここは白子温泉でもある。小生の泊るところももちろん温泉宿だ。予約制で貸切露天風呂もついている。食事後の20時から入ることにした。部屋で待機していれば、電話をかけてくれるとのこと。

<伊勢海老だ>

まずは、大風呂で汗を流す。大風呂だったが小生の独り占めで貸切状態。肌がすべすべする泉質のようで、気分よし。湯上りによく冷えたビールを呑む。旨し。この一杯の為に走っているようなものだ。夕食は18時から。豪華版だ。写真のように小ぶりだが伊勢エビもついていた。生ビールも熱燗もすすむ。種類も量も多いので、ついつい、呑み過ぎ食べ過ぎになる。部屋に戻ったのは19時過ぎ。テレビを観ながら敷いてあった布団に寝転んだ。が、これがまずかった。そのまま、寝込んで目覚めたのは22時半。20時に電話は鳴ったのだろうが、恐らく熟睡状態で気がつかず。貸切露天風呂とやらにはついに入れず、そのまま寝る。

                <つづく>
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