深草日記

私の一日の詩と真実、そんな気取ったものでもないけれど、心に残ったことなど生きる日々の記録

こころ

2006年06月22日 00時20分01秒 | Weblog
昼過ぎ、夫の元上司の方が立ち寄られた。以前近くに住んでおられて月に一度床屋にみえる。そんな折に時々私も交えて四方山話となる。その方も糖尿病なので、私の低血糖と軽いけれども脳梗塞のことに話が飛んで、「奥さんは仕事を減らさないかないね。自分が一番好きな事を深めて。僕はご存知のように歴史がおもしろいよ。後は少しお楽しみにしてかるくあっさりと」と言われた。しかしどうして軽くあっさりが、俳句のグループをもち、ゴルフもいくつか。それでも仏教に関わる歴史の旅やその他の旅を捨てざるをえなかったという。「体がついていかなくなって」とおっしゃる。「警告が出たら自分を大事にしなくては」と言われた。もう何年もこうして寄って下さり、引っ込みすぎの夫を元の職場の懇親会に引っ張って下さって、重い腰がやっと上がった。生まれて半年で母親をなくされ、祖父母に育てられたのちは叔母が母となったことを、今日初めてぽろっと明かされた。田舎育ちで学校通いに時間が掛かり苦労されたことも聞いていた。「奥さん、人間最後は、こころ、だよ。人柄がよくなくちゃね」
黄色の花は未央柳(びじょうやなぎ)

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