7月の記録的短時間降雨?の時、2階の雨樋から溢れた雨が風呂釜を直撃したのが原因と思うのだが、風呂釜の調子が悪くなっていた。追い焚きができなかったり、自動湯張りが途中で止まってしまったりしていた。
何回もスイッチを押し直しすると、風呂焚きはできるので、即、風呂に入れないということではなかったのだが、風呂炊きするのに、リモコンの表示を何回も確認したり、風呂まで行って水位と温度を再確認するのは不便だった。
雨が掛かって、絶縁低下→点火装置の高電圧発生のイグナイターの絶縁不良/電圧低下だろうと、適当に原因を推定して、風呂釜を御開帳。
汚れていたり、絶縁低下で他に電流が流れた跡はなかったが、箱の外側は濡れていたので、扇風機で乾燥。
さあ、これでどうか?と勇んで点火をトライするも、なかなか点火しなかったのが、7月下旬。
点火できるものの、非常に不安定で、下図のエラーコードが出てしまう。
この風呂釜、10年ほど前、私の長期出張中に、まだそれほど古くなっていない風呂釜がチョット調子が悪くなった時、ガス会社のお薦めで、交換してしまったもの。私が不在時の交換で、取扱説明書が無い。
今回は10年で故障は無いよなと思っていたので、ガスター、KG-S820RF-Rとか、RUF-K20005AGの型番とエラーコード612で検索してみると、「ふろファン異常」とのこと。さて、ふろファンはどこにかるのか?もう一度蓋を開けてみよう。それらしきものは3つあるが、、、、
で、開けた風呂釜の蓋の裏を見たら、回路図、機器概要図、シーケンスetcが書かれた図面が1枚入っていた。
制御シーケンスを見ていくと、自動湯張りの時はまず、給湯をして、それから、追い焚きに入るようだ。不調の時を観察していると、給湯はOK、でも追い焚きの時、イグナイターは何回も点火しようとしているのに、点火しない。追い焚きが点火する時としない時では、ブローワーの音の強さ、高さが違う。
雨が入った→軸受けが錆びた→ブロワーの回転数不足→燃焼条件不確立 と踏んで、ここは特技のCRC-5-56の注入だ。
でもブローワーはこんな所にあった。
軸受けはここだ。
ブロワーを分解せず、遠くから軸受けのシールに穴を開け、CRCを吹き込んで、また後からテープを張り、再組み立て。
さあ、どうかな? ああ、でも症状は軽くなったものの、まだ、時々シーケンスが途中で止まってしまう。
というのが、8月下旬。
こうなれば、組み立て不能で買い直しも考慮の上、ガスや水配管に触れない範囲で大分解。何とかブローワーモーターの軸受けにアクセスできる所まで分解して、今度はCRCではなく、もう少し粘度のあるスピンドルオイルをたっぷり給油して、再組み立て。
1週間ほどして、しっかり油が回ったのか、この所、1発で点火するし、追い焚きへの移行シーケンスも止まることが無くなった。
右側に赤い炎が着いているのが追い焚き中の印!
3ヶ月近く経ってようやく修理完了になったようだ。
シーケンスですが。
燃焼ファンが回転して、イグナイターで点火後にフレームロットで炎感知。
点火失敗するとリトライ。
この時に燃焼ファンが高速回転して、溜まったガスを追い出します。
3度目でアウトです。
ファンは交流モーターですので、正常なら軸が簡単に回ります。
異常なら、赤さびが見えたりします。
ファンの起動時のコンデンサーも怪しい時が有ります。
私は、ガス、石油関係は、いじれません。