杜のお遊びライフ、

ひねもす のったり ゆったり まったり がんばらない

☆★☆ 曼珠沙華(マンジュシャゲ)・彼岸花(ヒガンバナ)

2005-09-24 | ★.四季の庭 
彼岸花(ヒガンバナ)です。この花は毎年、お彼岸の時期になると忘れずに花を咲かせますね。彼岸花科、彼岸花属。別名、曼珠沙華(マンジュシャゲ)は 『天上の花』という意味です。【おめでたい事が起こる前には、赤い花が天から降ってくる】と、仏教の経典に書かれてる所から呼ばれてる様です。学名、リコリス・ラジアータ。リコリスはギリシャ神話の海の女神の名前で、花が美しい所から頂いた様です。

今、流行の韓国では、サンチョ(相思華)。【花は葉を思い、葉は花を思う】という意味からのネーミングの様です。この花は、何もない所から、茎が伸びてきて真っ赤な花を咲かせます。その間は葉はありません。花は数日で枯れてしまいます。花の後に葉が出てきて、冬と春の間は葉だけで、夏になる前に葉は枯れて何もなくなります。花がある時には葉が無く、葉のある時には花が無い。韓国の『すれ違いドラマ』の様ですね。花言葉は「悲しい思い出 」。



白花・薄い桃色・薄い黄花のヒガンバナも最近はあります。
ヒガンバナとショウキラン(リコリス・オーレア)の交配による雑種?かなぁ。




東側の石垣の上に咲いています。地面にはってるのは『芝桜(シバザクラ)』。茎の横には『マリーゴールド』ですが、種をまく時期を遅くしたので、まだ咲くのはこれからです。背景の生垣の木は『茶(チャ)』です。もう少しすると、薄い黄色の花が咲きます。
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★.。.彼岸花は毒性が強いの・綺麗な花なのに可哀相な名前が・・・

2005-09-24 | こぼれ話・豆知識 
こぼれ話
彼岸花(ヒガンバナ)・曼珠沙華(マンジュシャゲ)。
球根には良質の澱粉がありますが、球根にはアルカロイドの「リコリン」という毒があるます。球根だけでなく、花や茎も毒です。この毒は水に溶けるので、水で何回もさらせばとれます。明治の中頃まで、飢饉の時の非常食として重要な食物だった様です。 昔は、田んぼのあぜ道や土手に多く見られました。これは野ネズミやモグラが、あぜ道や土手に穴を開けるのを、毒のある球根の彼岸花を植える事で、防いでいたのかも知れませんね。一石二鳥です。
「スイセン」もヒガンバナ科で、葉に、この「リコリン」が含まれています。見た目はスイセンの葉もニラの葉も似てますので、植える時には十分に気を付けましょう。リコリンは、吐気から神経麻酔にいたる中毒症状を起こします。
・・・・・・追記・・・・・・
美しい花なんですが、不吉な花としてなぜか昔から、庭に植えてはいけないとか言われています。リコリンが水に溶ける毒だと言うのが、よくは解らない昔にも、経験から、生け花や茶の花などでは使ってはいけないと言われてきたのかもしれません。毒のある花なので、眺めるだけに留めて、やみ雲に嫌うのは止めてもいいでしょう。スイセンは良くて、ヒガンバナはダメと言うのは、差別です(^^;)
異名が50種以上あるようです。びっくりするような異名があります。
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