植物性サプリメントの科学
医薬とサプリメントによる健康生活改善




エクスタシー(EcstasyまたはXTC)は、化学名は、3,4-メチレンジオキシメタンフェタミン (3,4-methylenedioxymethamphetamine) です。略称として MDMA とよばれています。これは合成麻薬のひとつです。なおエクスタシーは、錠剤型麻薬の通称としても使われています。そっけない色をした錠剤ということです。実際のものを見たことはありません。裏で流通しているので、地味な色彩にしているようです。色素添加物や活択剤などが添加されていないのでしょう。

最近、話題になっている抗うつ剤のパキシルの化学構造は、このエクスタシ-とうりふたつでした。あらためて確認しましたら、専門用語では相同性といいます。

パキシルは麻薬のようなはたらきをする可能性はあります。分子薬理学の理論です。機能としては、セロトニンの再取り込み阻害の抗うつ剤です。パキシルを投与されている患者が残忍な事件を起こしていることは報道でみられます。自殺願望に基づいて事件を引き起こすといわれています。ところが、この点でパキシルは合成麻薬としてのはたらきをしている可能性もあります。しかし、パキシルは麻薬として指定されないのです。あらかじめ、抗うつ剤で承認されているので、その後になって麻薬としての指定が難しいのでしょう。臨床医としても使い方が難しいようです。

抗うつ剤は、麻薬性がない 5-HTP の利用はいかがですか。脳内のセロトニン量を増加させるメカニズムです。しかも離脱症状もありません。医師が診断のときに患者に 5-HTP をすすめないのが不思議なぐらいです。

パキシルはいちど抗うつ剤で流通して、一般の善良な患者が処方箋に基づいて投与を受けているわけです。突然、麻薬として指定されたときに、服用を止めなくてはいけません。断薬です。このときの離脱症状のケアに手間がかかるでしょう。そのために、抗うつ剤として投薬を続けたほうが得策と考えのではないでしょうか。行政はこのように考えるのが一般的です。患者は止めるときはかなり苦しむのですが、一般的には知られていません。最近では、早漏の治療でも自由診療で使われていますが、止めるときはどのような症状になるのでしょうか。






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