植物性サプリメントの科学
医薬とサプリメントによる健康生活改善




自分が学生のころも、石油ショックで、化学系の就職はなかったころで、
現在の若手のみなさんの悲哀は感じています。

といっても、昨今の日本の事情はひどいですね。
ノイロ-ゼになるもの、サルみたいに見ない、しゃべらない、聞かなくなるもの、
いろいろなタイプの人が出てきていますが、これは昔も今も同じです。
それぞれの人々の立場で、一生懸命に社会に適合しようとしています。

米国の M.I.T. という大学がありますが、50 % の卒業生が国の軍事産業に、
そのほかはロッキ-ドのような大企業に勤めるようです。エリ-トの姿です。
ハ-バ-ド大学も、MBA でもでれば、どこでも就職できるでしょう。
東部のアイビ-リ-グの大学に入れなければ、女の子にもてないようでは情けない。

自分は製薬会社にくわしいのですが、現在の医薬品開発に適合できる社員は、
研究所全体の多くて、10 % 以下でしょう。そのほかの人は、遊んでるだけです。
しかし、これは今も昔もかわりません。人事的に人をまわしているのです。
人事のウデがさえわたっているのです。ブログで、本当のことを書くとすれば、
薬学部では、東大卒業の人やそこらしか、人材はいないといわれています。
実際は、東大でも間に合わなくなっていると言われています。まえからそうです。
前にも言いましたが、米国に研究開発をシフトするのも、リスクの大きいことです。
米国の大学卒業生を採用するには、米国に移転するしかないのです。
残念だが、これが現状で、社会全体の基調になっているものと思っています。



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INTERNET でみると、その会社の求人広告が出ていますが、小さな会社なのに、
一人前に広告を出していて、おかしいです。われわれの学生のころは、
上場一部の会社にしか入りませんでした。

ソフトウェア販売の会社では、たとえば、工学博士号取得者や英語のうまい人が、
求められていますが、たいていは販売営業、派遣社員要員、システムエンジニア、
のような職種です。博士号取得者が入社するような会社ではありません。

最近のことですが、きわめて、面白いことを発見したのですが、
当方が専門としている分野での専門家を求人をしているのです。さらに、
おもしろいことに、いくつかありますが、実はそこの社長と知り合いなのです。

一体全体、これは何を意味しているのか、考えて結論が出ました。
企業の研究所では、一番重要な分野の技術情報を、入手しようとしているわけで、
それが求人広告に出てしまうのです。企業秘密が露出しているのです。
たぶん、必要な人材は出てこないでしょう。奪い合いになっているでしょう。
つまり、必要な人材は当方しかいないことは、当方だけが知っているのですが。




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Computational chemistry で必要なコンピュ-タの OS が、
もちろん Windows 系が多く使われていますが、UNIX, Linux も多く使われていて、
気がついたことは、Gaussian 03 のような古くから開発されてきたプログラムを、
継続して使用できるようにすることが、困難になってきたようだ。
ベンダ-の開発要員のリストラが影響して、消費者が安いものしか買わないので、
開発費用が捻出できなくなったようだ。

自分がたまたま、耳にしたのは、NEC, SGI などでは、開発要員がいるらしい。
固定客を多く抱えていないと、継続していけなくなっているようだ。
IBM AIX は、評判が良いそうだ。ヒジネス的には、厳しいようですが。
まさに、国際的な大企業でないと、開発できない状態になったのは間違いない。
RedHat の問題も大きく出てきたようだ。商用で使うので、問題になるようだ。
コンピュ-タおよび IT 業界も大きく変貌を遂げるようだ。
金融関連のリストラ、合併の影響が大きいといわれているようだ。


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Nutritionist を日本語では栄養士と訳さないほうがよいと思う。
自然食品の研究家、サプリメントのアドバイザ-という仕事の人をいう。
都内で学校があり、卒業生が多いと聞きます。化学、生化学を勉強した自分が、
いまさら、若い女性にまじって、そのような学校に行くわけにいきませんが、
カリキュラム内容に興味があります。米国でやっているような内容のようです。

金や銀の箔を酒にまぜて服用しても、それがイオン化しなければ、
生体に吸収されずに、糞として排泄されてしまうことはわかっているのですが、
そのようなものを販売されている人もいらっしゃるので、発言を控えているのです。

しかしながら、かなりの時間、アルコ-ルの中につけておけば、
いくらかはイオン化していますので、それが体内に吸収されるはずです。
しかし、そのほかのものは無駄になってしまうのです。
金イオンや銀イオンを服用すれば、アパッチの酋長のような気持ちになれます。

オリンピックで金メダルをチョコレ-トのように口にくわえている人がいます。
これは、実際はメダル全体が純金ではなく、表面だけの金メッキだそうですが、
かけらが口には入りますが、金イオンは生体にそれほど毒性が強くないという、
伝承にもとづいた行為といえます。ちなみに、銅メダルを口にくわえる人は、
ほとんどいませんが、それは銅イオンはやや生体に害毒があるからです。
本能的に、人間は身を守る知恵があるようです。コ-チが教えているはずです。


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例の六本木ヒルズ族のひとりが、経済事件にまきこまれて、拘置所にいます。
レジデンスに住んでて、きれいな女性にかこまれた生活をしていた者が、
毎日便所掃除をして、正座して大声で点呼されていると思うと、情けないです。
しかし、小学校のときの運動会のようにやればよいのでしょうか。
特捜部長も、報道では、文京区の本郷にある某大学法学部卒のエリ-トと聞いて、
驚いています。特捜部がでるような事件ではないともいわれているからです。

拘置所に移送されたときも、前後にパトカ-に護衛されて、いつもより、
サイレンの音が大きかったように思えます。ずいぶん、ハデに移送されていました。
特捜としては、いちばんかっこいいところでしょうが、移送される人にとっては、
音をださないで静かに移送してほしいと思ったと思います。心理戦のひとつかな。

検事さんに、「落とされる」そうです。多分次のようにいわれて、落ちると思う。
「君はまだ若いのだから、執行猶予がつくように、ふるまったほうが得だよ。」
自分が暗闇で検事さんにこのようなことをいわれたら、泣き崩れるでしょう。
そして、検事さんに助けてもらおうと思ってしまうようだ。北海道の鈴木代議士は、
落ちなかったようですね。逆に、息子のような年の検事を諭したそうだ。
自分は北海道、日本のために働いているのだと、検事にとうとうと言ったそうだ。
さらに同氏は、嫌疑については、まったく認めなかったそうだ。たいしたものです。

今般のヒルズ族の某容疑者は、どのように落とされるのか、興味があります。
拘置所から出るために、保釈申請したり、執行猶予をとるときに、落ちると思う。
容疑者を落とせば、検事の手柄としては、大変なものになるでしょう。
拘置所に入ってから、10 日目の夜間の調べのときに落ちるそうです。
これがハイライトで、落ちたらすぐに、某所からリ-クされ、号外が出るでしょう。
特捜部がテレビ的になっていて、「いいかっこしている」 ようにみえますが、
今はこんなことを言えばたたかれます。



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私どもは、理系の研究者ですが、権威者というと、某大学の教授のことを指します。
しかし、一般社会の中では、国家権力というものがあります。例の IT 長者が、
拘置所に入っていますが、まさに国家権力が行使されたということを示しています。

拘置所では、人間の尊厳がうばわれた扱いをされるそうです。刑務所では、
さらにひどい状態になるようです。初日は、たいへんショックを感じるようです。
トイレが剥き出しになっていて、まるみえになっていて、朝の点呼のときに、
「囚人番号」のようなものを叫ぶようです。
日本のもと首相、故田中角栄も、そのような状態であったようです。
北海道選出の鈴木代議士が拘置所の生活を説明していますが、これは笑えないです。

拘置所に放り込まれないように、まじめに生きていくしかないでしょう。


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銀 Ag のサプリメントが、米国 Texas 州の伝統的なサプリメントとして、
使用されているらしいことをつかみました。
たぶん、インディアンからの伝承だと予想しますが、皆さんは知っていますか。
自分は、臆病なので、服用したくありません。生体に銀イオンがどのように、
機能しているかわからないのに、ふるくから使われていたようです。
生化学のテキストブックには書かれていないとおもいます。

また、金などは服用するらしいです。よく酒に金箔をいれてます。
プラチナ Pt 複合体は、抗がん剤として、服用されています。
当方は、無機化学は専門でしたので、詳しいはずです。
もういちど、勉強しなおそうと思っています。このように、生体において、
微量金属イオンの役割はあまりわかっていないようです。


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人の脳に効果があるサプリメントは、2000, 3000 年前から、使用されています。 最近では、ARICEPT のような痴呆症治療に効果があると言われているようなものが、 発売はされていますが、アセチルコリンエイステレ-ス阻害剤は、そうとう昔に、 発見されていて、それが現代にも受け継がれていることがわかりました。 これを知ったときは、おどろきでした。書物の歴史に残っているそうです。 さしずめ、西洋の漢方薬です。GalantaMind とか MemoryPlus という名で、 売られています。これが、このブログのテ-マの一つになっています。 自分は、まだ記憶力がよいので、お世話になっていませんが、あぶなくなったら、 服用する予定です。
アルツハイマ-病は、複雑な病気のようで、単純な酵素阻害剤では治療できないと、 そのような結論になっていますが、根本治療薬が開発されるでしょうか。 せめて、予防法を教えてほしいと思います。算数のようなパズルを解いても、 器質的な変化による病気に対しては効果がないのは自明ですが。どう説明しますか。

GalantaMind (galantamine) は、サイトで発売しています。




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BLOG は本当のことを書かないと意味はないらしい。

学位でも薬学博士号については、いろいろな話しは聞いています。
医学博士でも同じようなことはいえるようです。開業時のカンバンになっています。
審査をするところの大学の先生の質によるもので、評判の悪い先生の世話で、
薬学博士号を取得してもさして意味はありません。しかし、一概にはいえません。

製薬会社で論文博士として薬学博士を取得する人がいますが、
ほとんどは意味はありません。他人の研究デ-タを盗んで、あるいは捏造デ-タで、
学位論文にしているからです。しかし、これも、一概にはいえません。
なかには、苦学して、研究して取得する人もいるのです。
一般論としては言えないのです。個別の問題として考えたほうがよいです。
たとえば、各大学の薬学部の教授自身はどうでしょうか。一概にはいえません。

他人の論文を盗んで、東大などで学位をとり大学教授になっている人については、
だいたい周囲はわかっています。ただ、その大学の学生は知らないので、
たいへんでしょう。これが学会の真実です。怖い世界を見てしまいました。
だいたい、うわさとして流れていますので、それ以外の情報源はありません。
アメリカでもそうですが、学会で評価の高い先生について、
学位を取得しないと学会では意味をなさないのです。
薬学博士をとっても意味ないとすれば、大学入学の偏差値は低くなるようです。
では、化学の先生でそのような人はいますか。自分の口ではいえません。
このようなので、日本では博士号取得者をほとんど信用しないのが実情です。



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金属、たとえば、Cu, Mg, Zn などは生体に必要な元素であることは、生化学的に、
間違いありませんが、過剰に摂取されたときは生体に悪い影響がでます。
日本では、このような注意書きがないまま販売されています。
過剰に摂取されたときに、生体から除去することが困難なのです。
専門医が東京に一人いるということは聞きました。
万が一のときは、そのクリニックの世話になるしかありません。
消費者が安心してサプリメントを服用できるようになったら、一大産業になります。

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最近のテレビニュ-スをみてると、刺激がありすぎます。当方が、仕事の合間に、
テレビをみますが、今回はだれしもが、警察の動きは予測できます。
耐震偽装で、国会に出てきた不動産会社の社長が証言拒否をしたのも、
当然の権利行使です。国会議員では、真実は解明できないことを示します。
拘置所は暖房がないので、今は寒いですから、逮捕すればゲロします。
政治家の名前を口走っているのも、権力者からみると逮捕するしかないでしょう。
次期総理候補のサラブレッドの官房長官の名前も出しましたが残念です。
江戸時代の問屋の悪徳商人が、南町奉行に引きずりだされたような光景でした。

去年には、今年の一月に日本の株価の調整がはじまると予想していましたが、
具体的にどの事象がきっかけで起きるかわからないのが現実です。
人間の心理で左右されるのが、これが証券界です。IT 関連の某企業から、
端緒が開かれたのも、だれかがシナリオを書いていると思いますか。
名前は言えませんが、例の「あの人」ではないかと思います。
あらかじめ、了承していたことでしょう。同じ IT 関連の銀行出身の M 社長は、
あぶないことには、手をださないようです。
経済事件にはいつものことですが、今回も死人が出ましたが残念です。

特捜の人たちも、この 3 月の人事異動の前に、手柄をあげています。特捜が、
強制捜査で踏み込むときは、かっこいいですね。自分も一度やってみたいです。
こんな時代では、サプリメントでも飲んで、栄養補給していた方がよいですか。
業者の回し者のようなキャッチコピ-で、今日は締めます。


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日本の製薬会社にとって、2010 年はいやな年になるでしょう。
知られていることですが、大型新薬の特許切れが集団的におきるようです。
米国の食料医薬品局 FDA は、捏造デ-タ申請については、厳しくなっています。
たとえば、ARICEPT の E 社には、特に厳しくなっているということは、
日経新聞でも報道されています。世界的に、証券界ではしられています。

生命科学産業ば、その製品を販売するには、FDA で認可を取る必要があります。
厚生労働省からの認可については、言及はさけます。あてにならないでしょう。
役所の認可がすべての産業です。米国が日本の製薬会社の捏造デ-タを認知したら、
とくにきびしい制裁がまちうけているでしょう。悲観的な予測では、
日本企業の開発した医薬がほとんど認可されなくなるのではないでしょうか。
日本の大手の製薬会社は R&D を米国にシフトしています。日本の大学生の能力は、
ほとんど信頼性ありません。医薬開発に従事する能力はないといわれています。
スイスの製薬会社も、R&D 部門は米国へシフトしています。
日本人科学者の働く場所が失われるように思えます。空洞化がおきています。



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痴呆症の治療に使われている ARICEPT の問題は、単にそれが二つの立体異性体の、
混合物として販売されているということではないのです。
それが、混合物であっても、安全性が確認されていれば、よいわけです。
国内の E 社といわれる、開発販売業者は、その製剤は混合物ではなく、
単一化合物の製剤として、虚偽事項を当局に申請して販売していると予想されます。
製薬会社のデ-タは一部的には公開しています。彼らの論文は読みました。
つまり、専門的になりますが、(R)-enantiomer, (S)-enantiomer という、
ふたつの立体異性体の 3 次元コンホメ-ションが、E 社の論文では、
区別ができないほど同じであるということを、実験的に確かめたということです。
つまり、実験誤差的には、立体異性という現象はないということを述べています。
この論文を読んだとき、飛び上がるような、精神的にハイになりました。
自分を青春に戻してくれたようでした。この論文は、創作でした。著者の妄想です。

ARICEPT の作用メカニズムは、神経伝達物質のアセチルコリンを加水分解する、
アセチルコリンエステレ-スの反応を阻害することですが、これには、
(R)-enantiomer のみしか作用せず、(S)-enantiomer は阻害活性をもちません。
つまり、製剤の 50% が不純物であることが、化学分析でわかりました。
能書にはそのように表示されていないと思います。説明できないのは、
立体異性体混在のいわゆるラセミ体製剤であっては困ると考えたのでしょう。

筆者はこれを、E 社が米国や日本の当局に新薬申請するときには、
すでに知っていました。この段階で、ARICEPT の開発は、
ノ-ベル賞級の発見といわれたそうです。このニュ-スをみたとき、
ARICEPT 研究を開始することを決心しました。捏造論文であったときは、
事実を公表することはこのとき心の中で決めていました。
このたいへん奇抜な捏造論文の書き方は、世界で始めてのことだと思います。
これを指南した大学教授の名前が知りたいですが、だいたいわかっています。
この人たちの名前は伏せましょう。E 社では、社外の専門家の意見を聞いて、
会社の意見にするような安全弁をとっていると聞いています。

なぜ、このようなことがおきるかというと、製剤に二つの化合物が混在するような、
たとえば複合剤のような医薬は、その安全性試験が二重手間になるからです。
単純計算で、コストが二倍になります。また、開発期間が延長されます。
このようなコスト高は製薬会社では嫌います。単一化合物を製剤にします。
しかし、ARICEPT の場合は、生理的水溶液で、常にラセミ状態ですから、
単一化合物の製剤にすることができないのです。意味をなしません。
物性試験でも、個別の立体異性体を取り扱う化学分析に困難が伴うわけです。
たとえば、体内動態を解析するときに、二つの立体異性体を区別して、
微量化学分析することは、開発業者 E 社の技術レベルではできないことでした。
したがって予想されることは、彼らにとって、二つの立体異性体が、
あたかも同一化合物であるかのような捏造構造解析をして、
単一化合物の製剤のように偽装するしかなかったのでしょう。
つまり、サリン事件をおこした某宗教団体のような考え方で、
立体異性体のコンホメ-ションが理論有機化学的な根拠で異なっていては、
開発研究の都合上、困るのです。そこで、「同一」 としてしまったのでしょう。
この珍奇な論理展開は、歴史的に残るものになるでしょう。

医薬品の化合物候補を探すことより、その安全性を確認することが困難です。
現在の医薬品安全性規制の考えでは、ラセミ体製剤ではなく、
単一立体異性体 single enantiomer での製剤を推奨しています。あくまでも、
強制的にはなっていないのが現状ですが、市場ではきびしい評価を受けます。
世界的にARICEPT のような製剤が認可、流通する環境はあったわけです。

日本では情報操作ができますので、日本での流通では問題なかったでしょう。
驚いたことに、英米など世界的に認可をとって販売しているというので、
専門医は驚いているようです。INTERNET では世界的に情報が流布されます。
アジア以外の白人国家で販売すれば、問題が出てくることは予想できました。
英国のバ-ミンガム大学病院で ARICEPT で患者を使った臨床追試験が実施されて、
その結果が 2003 年の医学会誌 Lancet に発表されました。外国公的機関による、
2,3 年の月日の臨床試験が追試されるということは前代未聞のことです。
おもしろいことに、当のイギリス人もたいへん驚いているようです。
つまり、「臨床的な効果はない」 ということが最終結論でした。
尊重される結論でした。英国の厚生大臣に提案するレポ-トが提出されています。
薬剤費を看護費用に使った方が、賢明なのです。メディアが一面で報道しました。

ここで書かれていることは、すでに E 社には伝えられています。ご安心ください。
また、薬学の専門家が集まっているという、学会や討論会でも発表されています。
一般の人々には、BLOG を介してお知らせします。
ただ、臨床医や患者団体には告知していませんが、大変なことになるでしょうか。
ARICEPT の特許切れということで、一般薬が市場に入ってきました。筆者の発言は、
一面的には E 社には営業妨害になると思ったので、今までだまっていましたが、
特許切れということで、全世界的に情報発信をした方がよいと思っています。


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日本人ノ-ベル賞候補といわれた、現在米国で活躍しているという M 教授が、
「半経験的分子軌道法はいずれ使われなくだろう」 と言ったと聞いたのは、
20 年ぐらい前でした。その後、MOPAC, ZINDO などが出てきましたが、
いずれ非経験的分子軌道計算が主流になるというのが、一般的な考えでした。

ところが、いまだに半経験的な計算法を取っている人がいますが、
非経験的計算法の取り扱いに、戸惑っているのでしょうか。
経験的計算法では、いつも正しい結果が計算されるという、保証がないので、
解析結果の信頼性に問題がでるということです。やはり、M 教授が言ったことは、
まちがえありませんでした。この先生は、ONIOM という方法で、世に出ています。

この非経験的分子軌道計算が自由にこなせるかどうかで、分子設計などに大きく、
影響が現れてきたのは、最近のことです。たとえば、C60 の物性計算なども、
この計算法が使われ、新聞で話題になったのもご存知のことです。

今後は中国と日本のアジアでの覇権争いになりますが、軍事的なものではなく、
物理学、化学の学問の競争になると予想しています。最終的には、
新材料開発の技術の違いが出てきます。テレビでいうように、金型などの職人芸は、
すぐに中国人に盗まれてしまうことは明らかです。何とかする方法はありますか。
今までの日本人がやってきたことは、すべて盗まれてしまうと思います。
中国人の悪口を言っているのではありません。日本人の自戒です。


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この絶対配置という言葉を聞いたとき、30 年前のことでした。忘れられません。
シクロヘキサンのようなものを、コンホメ-ションと教えられました。
青春時代のひとこまが、脳裏を駆け巡ります。このあたりの立体化学の教科書を、
何回も読みました。最近では、日本人ノ-ベル賞学者もでました。

サリドマイド事件で注目を浴びてきましたが、医薬品を単一の立体異性体に分離、
製剤をすることはコスト高になるので、今までの業界ではラセミ体でごまかして、
発売してきたわけです。技術の問題もあります。そもそも、立体異性体は、
小説「ジ-キル博士とハイド氏」の話しでたとえられるように、それぞれが、
異なる薬理作用をもつといわれ、薬化学的には、注意すべきものなのです。
薬学博士号取得している知人に確かめたので、正確です。

痴呆症治療で発売されている ARICEPT も、ラセミ体で製剤され、
立体異性体の混在の状態で服用されていますが、開発会社が言うように、
二つの立体異性体が同じ酵素の阻害作用があるというのは、真っ赤なウソです。
生体の機能を保つのに、立体選択性というものがあるからです。
この ARICEPT の物性のことは、大きな社会問題になるでしょう。


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