木浦すみつけ祭り

大分県宇目町大字木浦鉱山。
鉱業は中止され、本祭も休眠状態となっています。

初寄り3

2017年07月02日 | 記録
 先般の飲み会で、当然のことながら「誰のための祭なのか」という議論がありました。

 木浦鉱山在住のおじぃ・おばぁの為はもちろんです。
 でも、それと同じくらい、私を含めた木浦人のための行事だろうという話になりました。

 木浦に拠点を置きたくてもできなかった人、少しでも木浦の近くに拠点を置きたかった人、遠くに住んでいるけど木浦が恋しい人、とにかく木浦を慕ってくれる人。
 いざとなれば、木浦を支えてくれる仲間のために…。

 いろんな方々の気持ちを、勝手ながら背負わせて頂いて、本祭を継続させて頂いているつもりです。

初寄り2

2017年07月02日 | 記録
 本祭は、かつての木浦鉱山の繁栄を現在に伝えることができる唯一の行事です。

 先般、半国営放送番組内で「すみつけ祭りは山岳信仰の象徴の可能性あり」というような紹介がありましたが、事実無根のでっち上げです。
 思い出すだけで腹が立ちます。
 必ずや、半国営放送に対しては仕返しをしてやろうともくろんでいます。
 しつこい私は「マムシの三ちゃん」の孫ですから…。

 さてさて、先日の飲み会での議論の中で、そもそも論ですが、本祭の存在意義というか催行意義について言及がありました。

 本祭、大幣の担ぎ手は、わざわざ帰省してくれる「木浦人」を起用しています。
 でも、前回は「木浦人」が少なく、縁もゆかりもない人の手を借りて、大幣を担いでもらいました。
 それはそれで人の繋がりができて良いものではありますが、やはりみんなで造った神聖なる御神体ですので、誰それ構わず触らせたくないという「思い上がり」のような気持ちを個人的には持っています。


 そんな状況を見てきた中で、本祭の限界を感じています。