Bonjour Bon Sejour フランス留学体験記

フランス語学習やフランス生活、フランス人の謎などつらつらと・・。サッカーブログではないデス・・一応。

mojao VS 教師M

2005年04月25日 | 留学中(ヴィシー編)
留学生活を始めて1ヶ月くらい経ち、生活に慣れてきた頃、午前の文法のクラスの教師がまた変わった。(3度目、1ヶ月のうちに3人変わるのも多くはないか?)今度はカヴィラム1のベテランおばちゃん教師M。しかしmojaoはこの教師がキライ。

韓国人の友達にはやたら人気が高く、ホームステイしていたマダムも「あなたはラッキーよ!」と言っていたので当初楽しみにしていた。しかし・・授業初日に彼女はまず授業中に一切辞書を使用することを禁止すると発表。

「辞書は活きたフランス語では無い。また辞書を使用している間に他の生徒の発言を聞かなかったり、教師の説明を聞きそびれたりするから」

というのがその理由だ。まぁ、理屈はわかるけどさ、まったく使わないってのも無理だよ。しかもその話をとーとーと1時間もした。

さらに「授業中に行われるテストや宿題はシャープペンでは無くボールペンで書け。なぜならフランスのテスト(DELFやバカロレアなど)は全て黒のボールペン以外受け付けないから」なる旨の話をさらに1時間。。

わかったよ、わかったよ。でもねぇ・・

その話3分で済むだろー!!!!

いったいいつになったら授業が始まるんだ~!?と思ったらその日は授業終了。3時間彼女の演説会で終了した。オイオイ・・。 いい加減うんざりだ・・。

翌日もその翌日も何かにつけて辞書を見てる学生を発見するとMは「辞書は活きたフランス語ではなく・・」と始まる。初級クラスの生徒にとってはボキャブラリーの量が圧倒的に少ないので辞書無しで単語を理解しようとするのはかなり無理な話だ。ある程度上のクラスになればフランス語で同義語を言われれば理解できたりするけど。。しかし辞書に頼らないというのがカヴィラムのひとつの指針らしい。

とにかく全然授業が前進しない。3週間前に着手しだした複合過去と半過去の用法の違いの授業からちっっっっっとも進まない!!しかも教え方がうまいというわけでもなく、かえって理解してた範囲も混乱してきて段々イライラしてきた。 すっかりやる気をなくしたmojaoに向かってMは「どうしてあなたはいつも楽しくなさそうな顔してるの?」と聞いた。そりゃあんた



「あなたの授業がつまらないからです!」



しかしMは「そんなハズはないわ!」とあっさり却下。
あ、そうでしょうね。あなたを否定することはカヴィラムを否定することと同じことでしょうからね。こうなったら授業中に実力を見せ付けて上のクラスに行くしかねーな!

ちょうど小テストが行われた。内容は相変わらず複合過去と半過去の用法。私は日本にいた時にけっこう理解していた文法なのでそれほど難しくは無かった。ここで高得点をあげればMのクラスから開放されるハズ!

翌日テストを返却する前に彼女は生徒に言った。「とても驚きました。そしてとても残念です・・。最高得点は17点(20点満点)最低点は3点です。10点未満の生徒が多すぎます!」

そらあんたの教え方のせいじゃないの・・?っつーか俺できたと思ってたのにもしや10点以下!?あんなに啖呵切ったのに恥ずかしい!!!ドキドキ・・

返却してもらったテスト答案に



17



と書いてあった。「あり?俺ってば最高得点!?」

よぉっしゃ~!!これでMとはおさらばだ!

反骨精神から這い上がる、それがmojaoのフランス語。。 まったく無駄な2週間を過ごしちまったぜ。。


でもその3ヶ月後、mojaoは彼女に反発したことをちょいと後悔するハメになる。。それはまたいずれ。

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