萌え本図書館

世界に広がる萌え本の輪

(マンガでわかる)グーグルのマインドフルネス革命

2017年07月01日 | ★☆☆☆☆
『 (マンガでわかる)グーグルのマインドフルネス革命 』
サンガ編集部 (編), 方喰 正彰 (ストーリー), 花糸 (イラスト)

 
サンガ (発行)
B6判、ソフトカバー、192ページ
2017/06/01発行
ISBN-13 978-4-86564-087-8
NDC分類: 498.34

定価 :1,512円(税込み)


 内容(「TRC MARC」の商品解説より)
グーグルをはじめ、欧米の有名企業が能力向上のトレーニングとして取り入れている「マインドフルネス」。最新の脳科学に基づくリーダーシップ開発プログラムの魅力と実践方法を、マンガを交えてわかりやすく解説する。

 内容(「BOOK」データベースより)
グーグルをはじめ、インテル、フェイスブック、フォード、SAPなど、欧米の有名企業が能力向上のトレーニングとして取り入れている「マインドフルネス」。「『今の瞬間』に意識を向ける」という実践により、ストレスの軽減、脳の活性化、チームワークや生産性の向上、創造性の発揮などの効果が注目されています。その魅力と実践方法を、マンガでわかりやすく解説します。 。

 内容(下記出版社の紹介ページより)
世界が注目! Googleが実践する心のトレーニング
はじめて理解する「グーグルのマインドフルネス」。


はじめに p.03
登場人物紹介 p.06
目次 p.07
プロローグ 「グーグルのマインドフルネス」とは何か? 最新の脳科学に基づくリーダーシップ開発プログラム p.09
 マインドフルネス瞑想 p.21
コラム1 SIYの成り立ち p.41
コラム2 マインドフルネスの効用と仕組み p.47
第1章 怒りをコントロールする アンガーマネジメント p.55
コラム3 情動の自覚と身体的反応 p.83
第2章 書くことによって自己発見をする ジャーナリング p.91
コラム4 自己認識力を鍛えるジャーナリング p.106
第3章 共感を高めて関係性を改善する 「私と同じ(ジャストライクミー)」の瞑想 p.113
 「ジャストライクミー」の準備・言葉・終了 p.129
コラム5 神経科蘇性と共感と云う心の習慣 p.140
第4章 思いやりの心で問題を解決する 思いやりの瞑想 p.145
コラム6 思いやりの気持ちでビジネスは成功する p.168
第5章 マインドフルネスのこれから 社会や組織を豊かに変える力 p.175
コラム7 マインドフルネスのこれから p.181
おわりに p.186
スタッフ紹介 p.188
奥付け p.189
既刊紹介 p.190


萌え本分類:コミック型。
ナビゲーター:コミック部分の登場人物。マインドフルネス研究所代表の3名(伊藤、工藤、高橋)ほか。

カバー表紙:タイトルは縦書き。タイトルの字色は黒。白色無地の背景に、Googleを象徴する4色デザインとナビゲーター2名のイラスト。
中表紙:カバーと同じタイトルロゴとイラスト(配置は異なる)のモノクロ版、著者名などを置く
折込ポスター:なし。
本文:縦書き、一段組みが基本。 登場人物紹介、本文各章冒頭の緒言、スタッフリストおよび奥付ページは横書き。
全体はプロローグと本文5章の6章構成。各章は章扉および扉裏面の緒言が各1頁、4頁から26頁のコミック部分と、4頁、19頁の文章解説および5頁から13頁のコラム、により構成される。コミック部分は「マインドフルネスを日本に普及させるために活動中の活動家3名の活躍ぶりを通じて、Google発のマインドフルネスによる能力向上プログラムの理解・実践法を学ぶ」というストーリーに沿って進行。作中ナビゲーター3名の行動や解説を通じてマインドフルネスの実践と効果・効能が説明される。
 文章解説部は「プロローグのマインドフルネス基礎」と3章の「ジャストライクミーの実践法」の2か所で、ともに『具体的な方法の図解・文章解説・Q&A』などが内容。各章後半の「コラム」部分が実質的な文章解説部にあたり、分量もこちらの方が遥かに多い。
 各章のテーマはそれぞれ「マインドフルネスの基礎と実践法」「アンガーマネジメント」「記述による自己分析」「共感の習慣づけ」「思いやりの瞑想」「日本のマインドフルネス現況と今後の展望」。
巻末の既刊紹介は3頁に渡り、サンガ出版発行のマインドフルネス関連書籍9冊を書影つきで紹介。索引や参考文献は附属しない。


評価:
萌え絵度:  カバーを含むイラスト担当は花糸さん。絵柄は普通の漫画風で萌え度は高くない。ちびキャラ化やお遊びも皆無。
テーマ萌え度: Googleから発したという近代的な瞑想理論『マインドフルネス』の初心者向け入門書。呼吸法を入口としで現代化した「自己洞察=瞑想法」を解説している。21世紀の知恵の最先端を行くGoogle社内でメンタルヘルスに採用されているのが実は古代インドから伝わる(哲学・宗教的要素を取り除いた)瞑想法である、というのが興味深いところ。
萌え本的意義:  サンガ発行の萌え本としては、確認された範囲でおそらく初の萌え本。出版元のサンガは前述のとおり、マインドフルネスの関連書籍をはじめとして古代インド系(上座仏教系)の関連書籍などを出版している。
 瞑想理論・実践に関する類書としては、
(まんがでわかる)中村天風の教え 』(あさ出版刊、16/10)
『 (マンガで実践!)(世界のハイパフォーマーがやっている)「最強の瞑想法」 』(大和出版刊、17/04)などが既刊。また「 引き寄せの法則 」関連本の内部でも、しばしば瞑想について触れられている。
 本書のストーリーは「マインドフルネスの指導者による実践とその効果」に特化しているのが特徴。効能効果をおおらかに賛美する描き方は魅力的な一面であるが、直球のお勧めパターンは萌えからは遠くなっている。


総合萌え度 :★☆☆☆☆


紹介記事:

イラスト担当、花糸さんのTwitter:
花糸 @keito0000  2017年05月31日づけTweet より:
https://twitter.com/keito0000/status/869923114284601344
 カバーイラストの原画、帯つきカバーのお写真などを掲載。
「 【マンガでわかるグーグルのマインドフルネス革命】
〜ストレスが消えアイデアが湧く脳になり人間関係がうまくいく〜
発売されました 」
 下記Amazon.co.jp当該ページへのリンクを掲載。

ストーリー原作、方喰正彰 さんのFacebook:
方喰 正彰  2017年05月11日づけ記事、
https://www.facebook.com/55katabami
新しい本を上梓させて頂きました~!
https://www.facebook.com/permalink.php?id=100000579436483&story_fbid=1633286093367356
「 私自身は絵(マンガ)が描けませんので 今回はプロデューサー兼著者、マンガ原作としてシナリオを担当させて頂きました。
 今回は大苦戦、難産したうえに誕生した1冊となりました。 2冊・・・3冊分・・・くらいの労力がかかったので
10冊分くらいのヒットになって欲しいと思っています(笑) 」
 下記Amazon.co.jp当該ページへのリンクつき。

サンガ紹介ページ :
 ほぼ基本情報のみ。


Amazon.co.jp         の紹介頁
honto               の紹介頁
楽天ブックス          の紹介頁
セブンネットショッピング   の紹介頁
紀伊国屋書店         の紹介頁


付記:
Amazonの発売日は05月26日、hontoの発売日は同27日、楽天の発売日は25日、公式の発売日は同22日、その他の発売日は06月との記載が主。
05月26日、郊外型書店の店頭で確認。

 上記の各サイト間では、タイトル表記にわずかに振れがみられる。
Amazon.co.jp        マンガでわかるグーグルのマインドフルネス革命
honto             マンガでわかるグーグルのマインドフルネス革命
楽天ブックス        マンガでわかるグーグルのマインドフルネス革命
セブンネットショッピング マンガでわかるグーグルのマインドフルネス革命
紀伊国屋書店       マンガでわかるグーグルのマインドフルネス革命
公式サイト上        マンガでわかる グーグルのマインドフルネス革命


コメントを投稿