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水曜どうでしょうとお買い物の依存症。

山登りはじめました 『高尾山』

2014年04月08日 | 山登りはじめました
今年の目標として年の初めにこれだけはやろうと誓ったのが
このブログでは何回かキーワード的に出てきている『富士登山』。

富士山に登ろうと決めた直後に本を買い漁り
アウトドアに詳しい知り合いに教わりながらザックや靴などの登山用品を買い集め
体質改善もしようとスポーツクラブに行って週4日程度の有酸素運動をしてみたりしてきたが
まだ1度も登山の経験を積んでないことがどうしても納得出来なかったので
この間の日曜日に初登山ということで『高尾山』に登ってきました。


(上図は高尾山公式ホームページより)

高尾山には上図にあるような様々な登山ルートが用意されているんだけど
今回はトイレや売店が多く並び、道も舗装されていて初心者でも超安心して登ることができる
1号路ルート(地図の太い赤線のルート)で登ることにしました。
公式ホームページには1号路のコースタイムの目安は100分と書いてありますが
登山が初めてだしメタボリックなので120分を目標に登りたいと思います。



それと、今回高尾山に行くにあたり何度も読んで参考にさせてもらった本
『山登りはじめました・著 鈴木ともこ』の中で
高尾山の穴場スポットとして紹介されていた「もみじ台」にある『細田屋』という茶屋に行き
細田屋名物の「なめこ汁」を僕も食べてみたいと思ったので
そこを最終目的地として帰ってくる予定です。

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そして、いよいよ登山当日です。
前日の天気予報だと午後には天気が崩れるとの事だったので
9時スタートの予定だったのですが1時間早めて8時スタートで登山開始しました。


ここが高尾山の玄関となるエコーリフトに乗るための高尾山駅です。(撮影:7時53分)
ほとんどの人がここからエコーリフトもしくはケーブルカーに乗って
高尾山の中腹までショートカットして山頂を目指しますが
今回は踏破を目指しますのでこの建物には行かずにここから右側に進んだ先にある1号路へと向かいました。


駅を横目に進むこと2分でいよいよ登山って感じのところに着きます。
この看板から先は一般車は入れず、道路沿いの民家も無くなり、登山気分が一気に盛り上がります。
(撮影:7時55分)


スタートして15分程度経過しました。

道も舗装されていて登りやすく初心者向けという事だったので
正直、とりあえず山頂までの体力的には余裕かなと思っていましたが
実際に歩き出してみると舗装は確かにされていましたが想像以上の急な坂道が続いていました。
この時点で登り始めにインナーに着ていたフリースを1枚すでに脱いでます。
息は当然上がり始めています。


高尾山中腹にあるエコーリフトのもう一方の駅に到着。(撮影:8時28分)

エコーリフトに乗れば12分間の空中散歩を楽しみつつ体力消耗0%でココまで来れますが
徒歩で登ってみたらここまで30分かかりました。


ビアマウント&展望台下に到着(撮影:8時34分)

高尾山名物の東京の夜景を眼下に見ながら楽しめるビアガーデンです。
ここは展望台にもなっているので展望台からの写真くらいは撮ろうかと少し悩んだのですが
僕の脳内で行われたサミットで「余計な寄り道はしたくない」という満場一致の意見が出たので
展望台まで登らずにスルーして山頂を目指しました。


浄心門到着(撮影:8時43分)

1号路を進んでいくと出てくるこの門は「浄心門」といいます。
この門から先には高尾山に創建された「高尾山薬王院」の参道となります。
1号路はこの参道を通るルートになります。
ちなみに浄心門をくぐらずに右に行けば4号路、左に行けば3号路へとつながります。


男坂と女坂の分岐点(撮影:8時46分)

浄心門をくぐってすぐに参道が二手に分岐しているところに到着します。
左側の石段へと続く道が男坂で右側のなだらかな坂が女坂と呼ばれています。
今回は少しだけ遠回りになるけど右側のなだらかな坂が続く女坂の方を進みました。



男坂と女坂は権現茶屋前で再び合流します。
合流した先の参道は杉並木となり、その杉並木の中でも一番の巨木は
「天狗の腰掛け杉」と呼ばれるており
高尾山に住む天狗様が腰掛けて参拝者を見守っているそうです。
参道の右側にズラッと並んでいる名前の書いてある木の板は
杉苗奉納ということでお寺さんにお金を納めた人たちの名前が書かれています。

まぁ、正直なところこの時点で天狗とかどうでも良くなってきてて
「何の為に高尾山に登っているんだろう…」って目的を見失いかけながら歩いていました。


四天王門到着(撮影:8時54分)

登山開始から約1時間で薬王院の四天王門前に到着。
下調べをあまりしてなかった僕は山頂までずっと道路が続くと思っていましたが
ここから門をくぐってお寺の敷地内を突っ切っていくルートになっていてビックリしました。



四天王門をくぐると今までの自然がいっぱいの参道とはガラッと雰囲気が変わり
様々な像が設置されていたりお守りを売っているところやお願い事をする場所などが並んでいて
人の商売的な活気を感じるようになります。


ウチワと長い鼻がトレードマークの天狗の像


鼻が高くなくて鳥のクチバシのようになっている小天狗の像。
小天狗は別名「カラス天狗」とも言います。


せっかくなので良縁結びのお願いをしてきました。
もうね、そろそろいい歳なんだから彼女というか奥さんくらい作らないとダメだから。
独りで登山してるヒマがあったら街コンとかにどんどん行けってレベルですが
とりあえず神頼みだけはしておきました。

で、お願い事も済ませたところで先に進みます。


仁王門(撮影:9時1分)

薬王院境内を進んでいくと石段の先にある仁王門が見えてきます。


薬王院本堂到着(撮影:9時2分)

仁王門を通ると薬王院の本堂前に出ます。
高尾山山頂へと続く1号路登山ルートはこの建物正面をかすめるようにして左に曲がり
建物脇にある石段を登るように看板が出ていますので
仏様への挨拶もそこそこに1号路をグイグイ進んでいきます。

そして、石段を登った先にあるのが


薬王院本社(撮影:9時4分)
朱色をベースに極彩色に塗られており非常にインパクトのある外観をしています。

本堂が出てきて今度は本社というのでどっちがメインの建物なの?って思ったけど
先ほど出てきた本堂はお寺さんだけど、こちらは鳥居のある神社って事らしいです。
仏様と神様が同じ敷地内に同居してるってのがなんとも不思議って思ったけど
今、ネットで検索してみたらこういうのは良くあることらしいですね。

本社前まで登ってきたら今度は建物の右側を回りこむように1号路が続くと看板が出ており
看板に従って建物の裏手まで進んでみると、そこにあるのは、またもや長い石段。

嫌がらせとしか思えないくらいの階段地獄にうんざりしながら登りきると
この登山で始めて舗装されてない土の道が出てきました。

ただ、もうこの辺まで来た時には写真を撮る気も完全に消失してしまっていて
何も考えずただただ前に歩いていただけなので画像は1枚も無いです。


そして、土の道を抜けた先にあったのがやたら立派な外観のトイレ。(撮影:9時17分)

山頂のビジターセンターかと思って写真を撮ったらトイレでした。
しかしまぁ、このトイレのところから山頂まではあとわずかです。
トイレ前から再び舗装道路となった1号路を数百メートル進んだ先にある高尾山山頂を目指して
最後の気力を出して歩いていきます。


高尾山山頂に到着。(山頂到着:9時20分)

山頂っていうか普通の広場ですが、ここが高尾山の山頂になります。
『高尾山山頂』って書かれた看板が何処にあるのか分からなかったので
一応、高尾山の三角点の写真を撮ってみました。


高尾山 二等三角点
うーん、やはり山頂っぽくは無いですね。

まぁとりあえずはこれで高尾山登頂成功です。

山頂到着が9時20分なので約80分で登ってきたことになりますね。
予想よりだいぶ早く登れたので時間だけ見れば人並みに体力はありそうですが
正直なところ「80分しか歩いてないのにこんなに俺の体は疲れてるのかよ」ってのが本音です。
今回は富士山登山の予行練習も兼ねていたので
高尾山登山にはほぼ必要も無い登山グッズをザックに詰めこんでいたので荷物が重かったのはあるけど
それにしてもこんな程度で疲れている俺が今年の夏には富士山登頂出来るのだろうか・・・

とりあえずは、登山の実戦経験の1つとして色々と勉強になったし
今後の課題も見えてきたので今回の高尾山登山は本当にやって良かったです。

高尾山山頂も制して一つ肩の荷が下りたところで
今回の最終目的地である『細田屋』さんを目指してもう少しだけ歩きました。(つづきの記事はこちら
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