藻blog.

水曜どうでしょうとお買い物の依存症。

銚子の和スイーツ 「さのや・今川焼き」

2010年04月04日 | ランチ
和スイーツて(笑)。銚子にある『さのや』の「今川焼き」の話。



休日の晴れた日に、ブラブラ歩いて買いに行く『さのや』の今川焼き。
さのやで買うのはいつも決まって「白黒1つずつ」。
・・・っていうか、ガラガラっとドアを開けて店に入りながら
「白黒1つずつ。持ち帰りで。」とメニューを見ずに流れで注文してしまうので
何度も行ってるくせに他に何が売っているのか実は全然知らない。

注文時に焼きあがっているのがあれば
お店のお姉さんが手際よく今川焼きを2つ紙でクルクルっと巻いて
「横になってるほうが白ね」と言いながらポンッと渡してくれる。

渡された包み紙を手に持ち温かさと蒸気が伝わってくるのを感じながら
家までまたブラブラと歩いて帰る。

さのやの今川焼きは写真からも分かるように
高さと直径がほぼ同じ長さの円柱形をしてて
大きさはドアノブの握る部分くらいあるんだけど
皮が薄めに作られているため全体の約96%はアンで構成されている。
なので、持ってみると見た目よりもズッシリと重い。
もうね、皮なんてアンを食べやすくするために包んでみました的な感じ。
皮なんてただの飾りです。偉い人にはそれがわからんのですよ。



そして、その96%のアンだけど
結構トロッとユルめのなめらか仕上げになっているので
アホの子のように出来立てをテンション高くそのままかぶりつくと
皮の破れたところからアンが噴出して手や服について大惨事になったり
一気に口の中にアンが流れ込んできて小龍包状態になる可能性もあるので
手で半分に割ってからアンをこぼさないように食べるのがおススメ。
ここで一番やっちゃいけないのが
逆に熱いのが怖いからといって完全に冷めるのを待ってしまうこと。
これをやると薄い皮が逆にあだとなって
皮に含まれる水分を蒸気として出し切ってから冷めて固まるという最悪の流れになるので
結果として尋常じゃないくらいカッチカチになっちゃうんだよね。
なので、賞味期限は『買った時の余熱があるうち』ですよ。
それより冷ましちゃうとさのやの本当の美味さを知らないまま
あなたは一生を終える事になるだろうね。
お土産として東京まで持って帰るとかはまずムリ。銚子市外持ち出し禁止です。

それから、甘いモノを食べておきながら
『ここのスイーツは甘さ控えめで美味しい♪』とか言う
生まれた時からカルピスウォーターを飲んでるような人には無理だろうね。
親にカルピスを作ってもらう時に「濃い目に作って」と懇願したり
一度でいいからカルピスを原液のまま飲みたいと思った事も無いような
ゆとり世代以下にはもったいない甘さがこの今川焼にはあるんだよね。

なので、アンには昔ながらのしっかりとした甘さがあり
なおかつ最初にも書いたように96%はアンで出来ているので
一撃必殺の右ストレート的な攻撃力というよりも
「甘い物が甘くて何が悪い!」と言わんばかりの一撃を
怒涛の連打で打ち込んでくる甘味のデンプシーロールですよ。
もしくは、水曜どうでしょうだったら確実に
「ミスター、甘いモノ好きだから~」って大泉さんや藤やんに言われて
連チャンで食べるミスターの映像の直後に『ミスター生き地獄』と出るレベルです。
「だれが一人で食べろっていったの!?」「あやまれよ!」みたいな

それくらい甘さと量の相乗効果による攻撃力はあるので
「甘いの苦手」と公言するような軟弱者は
わざわざネットの評価に釣られて食いに来る必要はないんじゃないかな?と。
銀のあんとかのカスカスの量産たい焼きでも食べてるのがお似合いだと思います。
逆に、ガツンと甘いモノを食べてやるって気持ちで来る人には
大満足の今川焼きだと思います。

さのや
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