ロシアと言えば、ウオッカと並んでマトリョーシカです。お土産にもらったかたも多い
と思います。胴の部分をくるくる回せば中から人形が、更にまた人形が出てきます。一
般的には3個ほどですが、10-12個入りもあります。マトリョーシカはロシアの女性の
名前、スカーフ姿で刺繍が入った衣装を身に着けたお嬢さんの人形です。数多く入って
いることから、子どもに恵まれるようにと結婚のお祝いに差し上げます。私も、ロシア
協会(かつての日ソ協会)から6-7ケ入りの大きな人形をもらいました。人形の成り立
ちには諸説があり、モスクワ郊外の工房で作成されたもの、そして驚いたことに19世紀
に箱根に立ち寄った修道士が帰国時に持ち帰った日本のこけし人形がモデルだとの説も
あります。ロシア女性を描いたものが一般的ですが、レーニン、スターリン、ブレジネ
フ、そしてもちろんプーチンも、歴代の指導者像が次々と出てくる人形も、結構喜ばれ
ています。
フォーラムの文化交流で、ロシア人の研修員と美術師の援助でマ
トリョーシカ絵付け体験に初めて参加しました。写真にいろんな例が記載してありま
す。伝統的なロシア女性だけでなく、動物も含めて自由に描いていいとのこと。まず白
木の人形に鉛筆で自分の描きたいものを。それから絵具で色をつけます。
参加者はほとんど初めてなので、恐る恐
る鉛筆と筆を動かします。私は、動物マトリョーシカに挑戦。「あら、亀田さん意外と
お上手ね、こんどうちの教室に来てよ」などおだてられながら、サラサラと。次の準備
の関係もあり、雑な作業となってしまいました。およそ2時間でしたが、皆さん、マ
イ・マトリョーシカをつくりました。