李承晩は韓国の第1代－3代（1948年7月24日 – 1960年4月26日）
まで大統領をした人で日本でも結構有名だ。韓国では李承晩を支持
する者もいるが圧倒的に彼を否定する人たちが多い。
その最大のルーマーはユギオ（朝鮮戦争）のとき北朝鮮軍がソウル
に攻撃をしかけてくると、己が助かるために橋を渡った後で漢江橋
（ハンガンギョ）を爆破した極めて悪どい奴という認識が最大のも
のであろう。アメリカ人を嫁さんにしているという点も韓国人から
は否定的（愛国心にかける）に見られることが多い。その李承晩に
関する映画が今日の話題だ。
金ドクヨン監督の映画「建国戦争」
金ドクヨン監督の映画「建国戦争」は、70年前李承晩（イ・スンマン）
大統領のニューヨークカーパレード映像を公開して話題になったが、
586世代（左派・デモ世代）を虜にしたのは4・19革命当時の李承晩
の姿だ。4・19（サ・イルグという。四月革命ともいわれる。1960年
3月に行われた第4代大統領選挙で李承晩の当選に反発した学生や市
民による民衆デモにより、当時、第四代韓国大統領の座にあった李
承晩が下野した事件。最も大規模なデモが発生した日が4月19日で
あったことから4.19と言われる。ウィキペディア）が起きて4日後、
85歳の李承晩が負傷した学生たちを訪ね、こみ上げる涙を飲み込
む場面だ。
「私が撃たれなければならない銃弾なのにこんな貴重な子供たちが
撃たれた」として涙ぐむ映像に客席は当惑する。根っからの左派運
動家だったミン・ギョンウは「私は4・19をあれだけたくさん勉強し
たのに、なぜこのような場面を一度も見たことがなかったのか。
どこの独裁者が自分を追い出そうとする学生たちを訪ねて謝罪し
涙を流しながら学生らを慰めたりするだろうか」と驚いた。（つ
まり李承晩は、よく知られているようなでたらめな人間ではなく
人間味のある立派な人だという意。）
韓国戦争の時、漢江の橋を爆破し、李承晩大統領が一人助かろう
とソウルを脱出したということは定説のように言いふらされてき
た。しかし、映画は漢江橋爆破前に浮橋を設置し、避難民が漢江
を渡ることができるように助けたと主張する。「ラン・スンマン
（走って逃げるイ・スンマン）」という蔑称を生んだりもした。
「建国戦争」が提起したイシューには厳格な検証が伴わなければな
らないが、それより先に挙げなければならない疑問は「百年戦争」
の沈黙だ。2013年に製作され数百万人が視聴したこのドキュメ
ンタリーは、李承晩をハワイヤクザ、テロリスト、白人美女たち
と遊んだプレイボーイなどと誹謗した「李承晩殺し」の決定版だっ
た。でも静かだね。4月の総選挙を控えて100万観客を集めてい
る「建国戦争」の勢いをくじくつもりはないとでもいうのだろうか。
「大韓民国は生まれるべきではなかった国」というファンタジー
が強固に作動する社会、民衆を歴史に対する文盲にしようとす
る三流ドキュメンタリーが横行する韓国社会に切実なのは客観的
事実だ。
ジョージワシントン大学のグレッグ・ブレジンスキー教授は
「1950年代を証言する水準の高い資料が韓国には非常に不足して
いる。さらに多くの歴史的資料を探し出し、嘘と真実を正すこと
が急務だ」と述べた。キム・ドクヨン監督も「客観的事実だけで李
承晩ドキュメンタリーを作るために文書、写真、映像、証言を狂
ったように探し回った」と語る。彼の本心は的中した。70年間隠
蔽されてきた李承晩の功を証言する史料を発掘し、表現の自由と
いう名分で現代史を勝手に歪曲してきた左翼偏向の映像物に警鐘
を鳴らし（正しい歴史認識を示すことで）国民を魅了した。
1920年、李承晩の中国密航を助けた親友のボスウィックが、李
承晩の告別式に残した絶叫は、そのため客席を涙の海にする。
「私が君を知っている。私が君を知っているぞ。君がどれほど祖
国を愛していたか、君がどれほど悔しかったかを私はよく知っ
ている。」
「Why I Stood Alone?」は休戦協定（朝鮮戦争の休戦協定）を
急ぐアイゼンハワー政府に対抗して一人で奮闘した李承晩が
1953年8月、米国有力紙に寄稿した文章の題名だ。70年後、
彼は同じ質問を大韓民国に投げかける。「なぜ私は依然として
一人で立っているのか?」 今、（韓国）国民が答える番だ。
（朝鮮日報ベース）
まで大統領をした人で日本でも結構有名だ。韓国では李承晩を支持
する者もいるが圧倒的に彼を否定する人たちが多い。
その最大のルーマーはユギオ（朝鮮戦争）のとき北朝鮮軍がソウル
に攻撃をしかけてくると、己が助かるために橋を渡った後で漢江橋
（ハンガンギョ）を爆破した極めて悪どい奴という認識が最大のも
のであろう。アメリカ人を嫁さんにしているという点も韓国人から
は否定的（愛国心にかける）に見られることが多い。その李承晩に
関する映画が今日の話題だ。
金ドクヨン監督の映画「建国戦争」
金ドクヨン監督の映画「建国戦争」は、70年前李承晩（イ・スンマン）
大統領のニューヨークカーパレード映像を公開して話題になったが、
586世代（左派・デモ世代）を虜にしたのは4・19革命当時の李承晩
の姿だ。4・19（サ・イルグという。四月革命ともいわれる。1960年
3月に行われた第4代大統領選挙で李承晩の当選に反発した学生や市
民による民衆デモにより、当時、第四代韓国大統領の座にあった李
承晩が下野した事件。最も大規模なデモが発生した日が4月19日で
あったことから4.19と言われる。ウィキペディア）が起きて4日後、
85歳の李承晩が負傷した学生たちを訪ね、こみ上げる涙を飲み込
む場面だ。
「私が撃たれなければならない銃弾なのにこんな貴重な子供たちが
撃たれた」として涙ぐむ映像に客席は当惑する。根っからの左派運
動家だったミン・ギョンウは「私は4・19をあれだけたくさん勉強し
たのに、なぜこのような場面を一度も見たことがなかったのか。
どこの独裁者が自分を追い出そうとする学生たちを訪ねて謝罪し
涙を流しながら学生らを慰めたりするだろうか」と驚いた。（つ
まり李承晩は、よく知られているようなでたらめな人間ではなく
人間味のある立派な人だという意。）
韓国戦争の時、漢江の橋を爆破し、李承晩大統領が一人助かろう
とソウルを脱出したということは定説のように言いふらされてき
た。しかし、映画は漢江橋爆破前に浮橋を設置し、避難民が漢江
を渡ることができるように助けたと主張する。「ラン・スンマン
（走って逃げるイ・スンマン）」という蔑称を生んだりもした。
「建国戦争」が提起したイシューには厳格な検証が伴わなければな
らないが、それより先に挙げなければならない疑問は「百年戦争」
の沈黙だ。2013年に製作され数百万人が視聴したこのドキュメ
ンタリーは、李承晩をハワイヤクザ、テロリスト、白人美女たち
と遊んだプレイボーイなどと誹謗した「李承晩殺し」の決定版だっ
た。でも静かだね。4月の総選挙を控えて100万観客を集めてい
る「建国戦争」の勢いをくじくつもりはないとでもいうのだろうか。
「大韓民国は生まれるべきではなかった国」というファンタジー
が強固に作動する社会、民衆を歴史に対する文盲にしようとす
る三流ドキュメンタリーが横行する韓国社会に切実なのは客観的
事実だ。
ジョージワシントン大学のグレッグ・ブレジンスキー教授は
「1950年代を証言する水準の高い資料が韓国には非常に不足して
いる。さらに多くの歴史的資料を探し出し、嘘と真実を正すこと
が急務だ」と述べた。キム・ドクヨン監督も「客観的事実だけで李
承晩ドキュメンタリーを作るために文書、写真、映像、証言を狂
ったように探し回った」と語る。彼の本心は的中した。70年間隠
蔽されてきた李承晩の功を証言する史料を発掘し、表現の自由と
いう名分で現代史を勝手に歪曲してきた左翼偏向の映像物に警鐘
を鳴らし（正しい歴史認識を示すことで）国民を魅了した。
1920年、李承晩の中国密航を助けた親友のボスウィックが、李
承晩の告別式に残した絶叫は、そのため客席を涙の海にする。
「私が君を知っている。私が君を知っているぞ。君がどれほど祖
国を愛していたか、君がどれほど悔しかったかを私はよく知っ
ている。」
「Why I Stood Alone?」は休戦協定（朝鮮戦争の休戦協定）を
急ぐアイゼンハワー政府に対抗して一人で奮闘した李承晩が
1953年8月、米国有力紙に寄稿した文章の題名だ。70年後、
彼は同じ質問を大韓民国に投げかける。「なぜ私は依然として
一人で立っているのか?」 今、（韓国）国民が答える番だ。
（朝鮮日報ベース）
