大前研一氏のNEWSポストセブン(http://news.livedoor.com/article/detail/8302134)の記事を参考にしながら
わたしの考えを述べてみたいと思います。
日本と韓国は、産業構造的に見ると「運命共同体」と大前研一氏が語っているようです。
個人的に大前氏にはあまりピンとこない部分も多いのですが、
日本と韓国とは運命共同体だという意見には賛成です。
日本たたきに忙しい朴大統領ですが、
韓国は、「日本の日本の素材・部品や機械なしには成り立たない」という事実がれっきとしてあります。
これは韓国も認めるべき点だとわたしも思います。
また、韓国では技術者のポジションが非常に低く、文系より下に置かれています。
これは企業見学に行けばすぐにわかるのですが、
文系の人たちは立派な高層ビルの本社にいるのに、
技術者はたいがい工場の2階などの狭苦しいスペースに押し込められている風景を見ることができます。
技術は長い時間をかけて研究開発してもなかなかペイしないから、
買ってこられる機械や部品は買ってくればいいというのが韓国のおおかたの経営者の考え方のようです。
日本からのモノがなければ韓国の産業は成り立たないという図式になりますね。
こういう状態に歯止めをかけ、創造的な産業をつくろうというのが朴大統領の考えです。
一朝一夕にできることではありませんが、時間をかけて徐々にそうなっていく可能性はあります。
でも、日本からのモノの流れはずっとあり続けるだろうと思います。
「韓国が日本から独立して経済的に繁栄するということはあり得ない」ということを大前氏は言っているようですが、
これは極端な考えであって、実際には決してそうではないと思います。
さらにつづけて大前氏は、「だからこそ日本は韓国に働きかけ、対日関係を棚卸しさせて両国の国益につながる良好な関係を
構築すべきなのである」としながら
「安倍晋三首相は、自分の信念を叫んで韓国を刺激するだけだが、
大切なのは主張するだけではなくお互いに『作業』を行なうことである」と語ります。
ここはまさに同感です。
何らかの作業をする中でお互いの関係を近づけていく努力が必要かと思います。ただしその方法論が問題ではありますが…。