姑は認知症がひどく、今、介護施設に入っている。 週に2回は洗濯物を取りに行く日々だ。 私が嫁だということ、仕事の合間に行き、大変だというのはわかってくれる。顔を見ればありがとうの言葉も出してくれる。 今日は伸びた髪の散髪に行って来た。
とりあえず、どこで散髪したらよいか聞き、その場所で散髪セットをひろげ、車いすの姑の髪をとかしヘアースプレーをした。 と、そこに、驚いた表情の職員がやってきて、私にどこの理容院からきたのですか? とたずねた。 家のものなんですけど、、嫁なんです、、、。 と、説明。 家族がこのように自分の散髪セット持参できてカットすることはない様子で私をにっこり、ほめて下さった。 こどもの散髪セットが役に立った。うわさはすぐに広がり、2~3人次々のぞきに来て声をかけてくれたりした。 かなり伸びた姑の白髪は、すべて袋に入れ床をチエックし、姑の髪にはヘアークリーム、襟元には、パウダーをつけ、私は、仕事を終えた。
家に戻ると猫さんたちが、いいことしたねー。 と、みんな出迎えてくれた。