中高生の皆さんの中で、学校の英語の成績が伸びた皆さんもいれば、残念だった皆さんもいると思います。成績に納得にいかない皆さんは、その原因は、色々と考えられますが、例えば以下のことについて、自己評価をしてみましょう。
音声学習を大切にしているでしょうか?
何度もお話ししているように、教室だけではなく、自宅でもCD学習をしっかりと行った方が良いです。そして、沢山の「音読」をして、本文や例文を覚えてしまうことが大切です。
「聞く」だけでも、時には良いです。しかし、それだけで終わっていると、力は付きません。中途半端ではなく、CD学習と「音読」を徹底的にやり続けることが必要です。
具体的な方法は、例えば、2014年5月25日の教室ブログに掲載致しました。
「書く」「文法」の学習も行っているでしょうか?
「聞くだけで出来るようになる」ということはあり得ません。確かに小学低学年以下ならば、文字学習よりも音声学習の割合の方が高いです。しかし、小学中学年以上になっても同じ方法ではいけません。当然、文字学習も必要になってきます。ましてや、中学生や高校生になれば、「音声学習」だけでは、出来るようになるはずがありません。「音読」をしっかりと行って、今度はそれを「書く」ことが出来るようにすることが大切です。
「音読」をして覚えてしまうのは、まずは当然、学校の教科書です。そして、教室のテキストの本文もしっかりと練習して欲しいです。ワークブックや教室オリジナルプリントの文法の例文は、何度も音読をして覚えてしまいましょう。それに、文法の理論を付け加えるのです。例文が頭に入っていなければ、文法の理屈は役に立ちません。
文法の「並べ替え問題が出来ない」という声をよく耳にします。そうした皆さんは、ここに書いていることを十分に行っているでしょうか?
バランスが大切です。
なお、「音声学習」と「書く」「文法」は、バランスが大切です。「音声だけ」や「書く&文法だけ」ではいけません。例えが悪いかもしれませんが、ダイエットをする時に、「リンゴが良い」と聞くと、リンゴばかり食べれば、栄養バランスを崩して体を壊してしまいます。英語学習も同じです。
「自分は出来ない」と思ってはいないでしょうか?
「どうせ自分なんか・・・。」と思ってはいませんか?そう思うだけで、自分の頭(脳)にブレーキをかけてしまって、余計に出来なくなってしまいます。教室では、決して、“中学生史上初”“高校生史上初”という非常に高い目標を要求しているのではありません。他の多くの皆さんがやってきた&やっているほんの少し上のことを目指しています。きっと出来るはずです。
大切なのは、きっと「自分は出来る!」と信じてやり続ける事です。あきらめずにやり続けていると、そのうちにきっと伸びてきます。結果的に、“特別なこと”になってきます。
「能率の良い方法」で行っているでしょうか?
しっかりと時間をかけて、一生懸命にやっていても、非常に能率の悪い方法で行っている場合があります。
例えば、「書く」ことについていえば、キレイに書くことやキレイにノートを取ること自体が目的になってしまっている場合があります。このような場合は、時間をかけた割には、残念ながら力は付いていません。
何のためにそれを行っているのか、そして、どのような方法が能率が良いのか?考えてみましょう。
「自分で考える」習慣は付いているでしょうか?
分からないからといって、すぐに「人に教えてもらう」ことを期待していませんか?まず、自分でしっかりと考えてみることが必要です。
教えられたものは身に付きません。まずは、自分でしっかりと考えたり調べてみて、それでも分からなければ、質問をして下さい。
但し、例えば「不定詞が分かりません」という質問は受け付けないことにしています。それは、自分の段階での努力の跡が見られません。「ワークの不定詞の問題のこの部分がこのように分かりません」というような質問をして下さい。絶対にその方が伸びます。
ということで、生徒の皆さん
今のところ順調にやっている皆さんは、油断はしないようにして下さいね。調子の上がらない皆さんは、絶対にあきらめないで下さい
今まで伝えているような方法で学習をしていれば、将来にも役に立つコミュニケーションのための英語力も身に付きます。
先生達は、皆さんを応援しています
<追伸>
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