MIZUNO Katsuya

STEP WORLD LL日進駅前教室 代表講師のブログ

NPAU1(P1クラス)教材の講師研修会

2013-10-26 02:14:03 | 英語教室

 10月24日(木)に、名古屋で2013年度の新教材「New Primary AU教材(P1教材)」のための講師研修会が実施されました。(全国の各地区で実施)

 Primaryコースは、小3(小2)以上が対象で、幼児や低学年(小1~2)クラスとは異なり、右脳教育から徐々に左脳教育へ以降して行きます。

 つまり、音声面は重視しつつ、低学年よりも文字指導が増えて、中学英語への橋渡しの役割も果たしています。

 LL教室(STEP WORLD)教室の特徴が色濃く表れているコースであり、一般的にはなかなか真似をすることの出来ない指導方法でもあります。そして、P1(NMPUテキスト)クラスは、その第一歩のクラスです。

 研修会では、この教材を執筆された大学教授の先生にご指導を頂きました。そこで、この新教材の指導例として、私(水野)の授業(P1Hクラス:小3)を撮影したビデオを使用して頂きました。

 このビデオは、7月25日に撮影したもので、年度初めから通算16回目の授業です。実は、全国の講師の皆さんの研修会のために撮影したものではなく、LL日進駅前教室の授業研究のためだけに撮影したものです。

 しかし、私が新教材の講師用授業ガイド(マニュアル)を書かせて頂いている関係で、8月に東京で実施された新教材検討会(教材執筆者の2名の先生方との打合せ)に参加させて頂いた際、「ついでに」持参させて頂きました。どのように実際のクラスの中で、NPAU教材を使用しているのか見て頂き、新教材作成の参考にして頂こうと思ったからです。そこで、LLセンターより講師研修での利用を依頼されました。

 そのような訳で、全国の講師の皆さんに見て頂くための「よそ行き」ではなく、本当に「普段着」の授業なのですが、その進め方について、執筆者の先生方に非常に高くご評価を頂きました。

 「生徒さん達が出来過ぎている。」

 「文字学習ではないけど文字学習になっている授業の進め方がすばらしい。」というお言葉を頂きました。

 高いご評価を頂き、非常に恐縮致します。
(ビデオのクラスは低学年からの継続生中心ですが、4月から始めた小3~4のP1Mクラスでもほぼ同じ様に進めることが出来ています。)

 私自身、特別なことをやっているつもりはありません。

 ただ単に、旺文社LL教室時代から続くSTEP WORLDの指導方針を基本にして、それに自分で研究したことを少し加えただけです。

 いつも通りの「当たり前のこと」です。

 但し、確かに指導理論と技術が無い講師が真似をしようとすると、音声指導よりも文字指導が先行してしまう危険性をはらんでいます。具体的にどのように授業を進めたかは企業秘密ですが、私が文字指導で気を付けているのは、以下の点です。

 つまり、テレビ、カード、テキストなどの絵のみではなく、文字も見せながら、DVDや先生のリピート練習(音読練習)を十分に行います。そして、正しい手順で練習を進めていくと、自分一人で読むことが出来るようになってきます。

 なお、その後、書く練習も行います。その際、注意点があります。「音声指導を十分に行ってから文字指導を行う。」つまり「読むことが出来ないものは書く練習はしない。」ということです。

 そのようにして、「聞く」「話す」「読む」「書く」力をバランス良く養い、将来にも役に立つ言葉としての英語力養成を目指しています。

 ということで、先生にとっては、より良い授業を行うために、生徒の皆さんにとっては、英語をより上達するために、「当たり前のこと」を確実にやり続ける事はとても大切です。その結果“特別なこと”が出来るようになります。 「“型破り”は“型”を知らずにはできない」のです。

 私自身も、これからも初心を忘れず、慢心しないように、教室の先生達と共に、生徒の皆さんが楽しく元気に教室に通ってくれるような授業をする事が出来るように努力を続けます

<追伸>
関連事項は、以下の部分をご参照下さい。
「“型破り”は“型”を知らずにはできない。」
http://blog.goo.ne.jp/mizuno-katsuya/d/20130511


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