未練
家の中には、使わない物が沢山たまっています。私も笙子さんも昭和１２年生まれですから戦後混乱を生き延びた時代です。そして、食糧難の時代でもありました。お古を着て学校に行った時代でもありました。今、私たちが、タンスの中を整理して「さっぱりしよう・・・」と初めたことですが、「コレは捨てる」ということを実行することには、身を裂かれるような思いで、捨てることに躊躇します。でも、私は、思い切って捨 . . . 本文を読む
顔を見てから
何かをする前に、自分の気持ちを整理して、今から行うことの手順を、１何々。２何々と反復しながら、その思っていることが出来たと、自分の頭の中で確認することができた時には、大体が結果オーライです。完全といっていいほどで自分で自分を褒めてあげるのです。ところが、いきなり・・・さあやるぞ・・・と踏ん張ってしまった時には粗相が多いです。いや、粗相どころではないのです。何をしているのかが分か . . . 本文を読む
浦島太郎
郵便振替で送金する必要がありましたので、手許にあった専用用紙に書くべきことを書きました・・・と書くべきところ、専用用紙に書いた文字が字になっていませんでした。笙子さんにタッチして其の用紙とお金を持って出かけました。自動のところに用紙を入れましたが、エラーになります。3回やって3回ともエラーです。諦めて窓口に行き訳をいいますと、その用紙は古い型で、今は違うスタイルとのこと。私の後ろにお客 . . . 本文を読む
完成した時の気持ち
笙子さんの小物入れが痛んでいましたので、買いなよ・・・と出かけましたのは昨日のことです。そうです。「ワット数」のことを書きました日です。「小物入れ」は小物入れの大きさですから、３種類だけでした。笙子さんが・・・アレでいいと言いますと、陳列されている商品を渡してくれるのではなく商品番号を見て、ダンボールの箱ごと渡してくれるのです。その箱を見た瞬間、？という感じ。それは、自宅 . . . 本文を読む
ワット数
ＮＨＫのこと、ビデオに撮ってありますので、再、再、再と繰り返し見ますと、昨日書きましたが、いかにも食傷ぎみです。そんな思いが募って買物に行きました。居間の電気が、暗く感じられて、目がすっきりしないのです。一ヶ月前にメガネを新しくしたのですが、最初の日は・・良く見えると感じたのですが又、かすんでいる感じ。そして思いついたことが、電気の方に原因あるのではないか・・・ということ。店員さん . . . 本文を読む
記憶されない
ＮＨＫの特集はとても良かったと思っています。しかし、悔しいこことに、今朝、ビデオを再度見たのですが、なにかが引っかかっていたようで、私の記憶とビデオとが違う感じがして、昨夜と違うのでは？と感じました。話の中身が多すぎて、私の脳がそのことを受け止れめれないのかな・・・とも思っています。「記憶がすっぽ抜ける」という体験はありますが、それにしても、3時間番組ですから、 . . . 本文を読む
ＮＨＫを見る
書きたいことがありますが、そのことを書くには整理が必要ですので、その整理が終わったら、「書きたいこと」を後日書かせていただきます。今日はことのほか冷たい風がふいています。今書いている指先がかじかんで、思うように言葉を書くことが難しい。パソコンの指先タッチがうまく出来ません。上手く言葉が浮かび、指先が軽やかにタッチすればとても嬉しいのですが、かじかんだ指では、言葉 . . . 本文を読む
何かをしたいと思って立ち上がった時、「はっ」として、その何かがなんであったかが浮かんでこないことがよくあります。箒を手に持っていても、その箒で何処を掃こうと思っていたのかが浮かんでこないこともあります。その反対に、すらすら・・・と、出来てしまうこともあります。ダメだと思っていたことが簡単に出来きることもなります。あるものが全くできない・・ということではありませんから、自分でもそんな私への対応が . . . 本文を読む
悩み事はいっぱいありますが、それの答えを考えていても「こうしよう！」との答えが出ません。哲学は苦しんで苦しんだ後で答えがあるようですが・・・私の困りごとは、即座に答えがでるものではありません。でも、そのことが「こうしよう」と決まればこればいいのです。生きるか死ぬのかの問題ではありませんし、答えが出ないということも、一つの案です。でも、認知症のせいにするつもりはありませんが、「これで行こう！」と . . . 本文を読む
2ヶ月ぶりの散髪でした。外出が少なくなりますと、身づくろいが億劫になります。自分の顔を鏡で見て、カミソリが当っているかと点検するためです。「おっくう」とは、何をするのにも、「明日にしよう」とまず思ってしまうこと。「老化」という神様と仲良くなったということです。朝、昼、晩と鏡を見ているわけではありませんが、少なくても朝一番には、身づくろいをしておけば、それなりの姿形が保たれると私は思っています。 . . . 本文を読む
今年に入ってから自分らしい言葉が浮かんでこないことが多くなっています。家にこもっているからではありません。パソコンにタッチする指先が、泳ぐといったらいいののか、迷っていると言ったらいいのか、私が書きたい言葉がわからないといったらいいのか、はたまた、まったく違った理由で途惑っているのかもしれません。話をすれば、自ずと言葉になって帰ってくるのが当たり前でしょう。でも、私の言葉は時として反応しないのです . . . 本文を読む
昨年の「世界アルツハイマーデー記念講演会」の記録が冊子になりました。私、水木理（みずきおさむ）を含む３人の男たちが、壇上で、かわるがわる問いに答えるスタイルで話しました。無我夢中でしたので、何を話しかの記憶はありませんでした。その会場で、私が始めて本にした「ブログ 認知症一期一会」のことも紹介されていました。話せるなら患者ではないとか、言葉が書けるなら患者ではないと言われても、私たち３人は、話 . . . 本文を読む
先週の「トイレ当番」が終わったと思った瞬間、なにか、一つ忘れているようだ？と気になっていました。その気になっていたことが、お宮の当番でした。今朝は小雪がちらつき、「おお、さむ」という感じでしたが、10時集合でしたから、リュックを背負って出かけました。お宮は、大方が寒いところに祭れていますので、防寒に気を配って、カイロを幾つか張っての重装備。無人のお宮さんですから、鍵がかかっています。役員さんが . . . 本文を読む
自分流の介護で、自分の介護をしている私ですが、その自分流というスタイルがあやしくなってきています。診断されて丸三年になろうとしている今日この頃、何かをしようと思って立ち上がったとき、その立ち上がり方が何時もと違って、左足からスリッパを履こうとし、その状態が変だと思わずに、続けてしまって、立ち往生してしまうことが多くなりました。「靴を履く」と声に出していい、その履けた状態をイメージしてから履けば . . . 本文を読む
空は晴れているのに、粉雪が舞っています。静岡県と愛知県との境にある峠の道でも出来事。その雪は大人の背の高さで乱舞していますが、地上に留まることはありません。夕立は馬の背をわける・・という言葉が浮かびましたが、場違いの言葉ですね。晴れた日の雪は、スキー場ではよくあることですが、私の言っている雪は、子供が「あれ？」というくらいのことです。こういう時の飛行機の音は、凍てついている・・・と、私の背中が . . . 本文を読む