三宅孝治の独り言

税理士三宅孝治の日々の想いを綴ります。

これから、どのように生きますか?

2012-02-23 14:59:24 | ひとりごと

これからの日本は、人口が大幅に減少し、消費は縮小してゆく中で、どのように生きてゆくのかを、それぞれが真剣に考えておく必要があると思います。会社は、価値のあまりないサービスや商品を提供しているところから、退場を命ぜられるでしょう。会社もとことん磨き、個人もとことん磨いてゆくことが、求められるのでしょうね。これらのことを考えるのは、必死で考え、行動は楽観的に楽しく生活をしてゆきましょう。(笑)

人口統計のこんな記事が載っていましたので、ご紹介致します。

 

■将来推計人口:2048年に1億人割る 超高齢化が進行

 厚生労働省の国立社会保障・人口問題研究所は30日、2011~60年の
将来推計人口を公表した。10年に1億2806万人だった日本の総人口は、
48年に1億人を割り、60年には今より3割減の8674万人になると予測
している。推計の前提となる合計特殊出生率(1人の女性が一生に産む子ども
の数に相当)は、60年に1.35になるとみて前回06年推計の1.26か
ら上方修正したものの、60年には総人口に占める65歳以上の割合(高齢化
率)が4割に達し、超高齢化の進行に歯止めは掛かりそうにない。

 推計人口は10年の国勢調査に基づき算出した。最も可能性が高いとみる「
中位」のほか、厳しく見積もった「低位」、その逆の「高位」の3推計を示し
た。60年の総人口8674万人は中位の数値。

 推計は昨年3月の東日本大震災の影響による「産み控え」などを考慮、11
年末~12年にかけて出生数が減り、12年には合計特殊出生率がごくわずか
低下するとみているものの、13年以降への影響は小さいと判断している。

 今回、将来の同出生率を上方修正したのは06年以降実績が上昇基調に転じ
、10年には1.39に回復したため。前回の06年推計は、基準の05年に
過去最低の1.26に落ち込んだことを織り込み、前々回の02年推計を大幅
に下方修正していた。ただ、長期的には若い世代の出生率が緩やかに低下する
傾向は変わらないとみている。

 中位推計によると、40年代には総人口が毎年100万人単位で減っていく
。1年間で和歌山県クラスの全人口が消失する計算だ。

 10年の実績と60年の推計値を年齢層別に比べると、0~14歳は168
4万人(総人口の13.1%)から791万人(同9.1%)、15~64歳
も8173万人(63.8%)から4418万人(50.9%)へほぼ半減。
一方、65歳以上は2948万人(23.0%)から3464万人(39.9
%)に増える。1人の高齢者を支える働き手の数は、10年の2.8人から1
.3人に減る。

 平均寿命は、10年は男性79.64歳、女性86.39歳だったのが、6
0年には男性は84.19歳、女性は90.93歳に伸びる。

 このほか、高位推計は60年に出生率が1.60まで回復するとし、総人口
を9460万人と予測する。逆に出生率が1.12まで下がるとみる低位推計
では、総人口が7997万人となり8000万人を割り込むとしている。

 人口推計は国勢調査に合わせ、同研究所がおおむね5年に1度、公表している。

毎日新聞 2012年1月30日

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さあ、どう生きてゆきましょう??

避けられないテーマですね。


勉強会へのご参加、ありがとうございます。

2012-02-23 14:59:10 | お礼

2月18日(土)午前に、勉強会の講師をさせて頂きました。テーマは、「贈与税」と「相続税」でしたが、ご参加頂きました皆様には、大変、熱心にお付き合いをいただきました。ありがとうございます。

次回は、非上場株式の評価、事業承継などです。どうぞよろしくお願いいたします。


田中慎弥さんの会見

2012-02-22 16:21:01 | ひとりごと

田中慎弥さんの会見、皆様、どのように感じられましたか?かなりのインパクトがあったのではないでしょうか?あの会見があったから、???、か、どうかは、わかりませんが、本がかなり売れているようですね。「田中さんってどんな人?」興味を持たれた方も多いのではないかと思います。つい、テレビでも期待して見入ってしまいますよね。

田中慎也弥さんの記事をご紹介いたします。

 

 

■共喰い 田中 慎弥〈著〉  評・松永 美穂

  豪雨の前 父と息子に高まる緊張

 いま話題の芥川賞受賞作を収めた一冊。表題作は70ページほどの短編だが
、長編小説のような読みごたえだ。

 河口付近の集落が舞台になっている。女性の「割れ目」に喩えられる川には
、生活排水が流れ込み、悪臭もひどく、土地の停滞ぶりを体現している。そん
な土地で生きる17歳の高校生男子が主人公だが、設定は寓話的に整理されて
いる。主人公と父と母がいて、女(主人公の女・父の女・娼婦の三パターン)
がいる。あとは地霊のように現れる土地の子供たち。同性の友人は一人も出て
こず、学校の描写もない。主人公を悩ますのは集団の中の個の問題ではなく、
もっと根源的な、父の呪いというべき性と暴力の問題である。具体的にいえば
、女と交わる際に必ず暴力を振ってしまう父のサディズムが、自分にも受け継
がれているのではないかという恐怖と、にもかかわらず抑えがたい、年相応の
性欲のせめぎ合いだ。

 父と息子の葛藤といえば、古代からのテーマ。ゼウス、あるいはオイディプ
スの物語が思い浮かぶ。本作の「川辺」の閉じた世界にも、一種神話的な要素
が感じられる。

 昭和63年という設定だから携帯電話はなく、ゲーム機もテレビも主人公宅
にはないかのように言及されない。閉塞感、将来の不透明さ。この土地を出て
行きたいと焦りつつ(「こういうとこで生きとるうちは何やっても駄目やけ。
どんだけ頑張って生きとっても、最終的にはなんもかも川に吸い取られる気ィ
する。」)不確実な未来を前に、彼の中で緊張だけが最高潮に達していく。

 干上がった川が豪雨によって相貌を一変させると同時に、大団円が訪れる。
このクライマックスの描写が素晴らしい。氾濫する川、橋の上の父母、「父の
息子」としての「業」を断ち切ろうとする瞬間。鮮やかな場面が記憶に刻まれ
、嵐になぎ倒された読後感が残った。

朝日新聞 2012年2月19日

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■芥川賞贈呈式、あいさつは一言のみ 田中慎弥さん

 第146回芥川賞・直木賞(日本文学振興会主催)の贈呈式が17日、東京
・丸の内の東京会館であった。「共喰(ぐ)い」で芥川賞を受賞した田中慎弥
さん(39)はただ一言「どうもありがとうございました」と述べ、選考委員
に一礼をして壇から降りた。それを受けて司会者が「万感の思いが込められて
いました」と応じ、会場をわかせた。田中さんは、選考会後の記者会見で「も
らっといてやる」と発言して話題を集め、受賞作は20万部のベストセラーと
なり、今回の受賞スピーチも注目されていた。

 芥川賞では「道化師の蝶(ちょう)」で受賞した円城塔さん(39)が「前
衛と言われていますが、前で守っているだけでいいのか。せっかく機会をいた
だいたので攻めていけるようにしたい」、「蜩(ひぐらし)ノ記」で直木賞を
受賞した葉室麟さん(61)は「私一人の力ではない。本を作ったみんなの力
でいただいた賞です」とあいさつした。

朝日新聞 2012年2月18日

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■【第146回芥川賞・直木賞】「不機嫌」会見に注目過熱

 芥川賞・直木賞の報道が近年、ますます過熱している。17日の受賞記者会
見では、芥川賞に決まった田中慎弥さん(39)が、米アカデミー賞での女優
シャーリー・マクレーンの言葉を引いて「私がもらって当然だと思う」と語り
、話題を呼んだ。ネットを含め、盛り上がる一方の同賞に課題はないのだろう
か。

 「4回も落っことされた後ですから、断ってやるのが礼儀だと思いますが、
私は礼儀を知らないので」

 「終わりましょうよ、もう……」と、会見場の田中さんは不機嫌な応答に終
始。同時受賞の円城塔さん(39)の落ち着いた態度との差が際立った。

 職歴がなく無愛想な田中さんをテレビやスポーツ紙は、「芥川賞今年もくせ
者」「とんでも受賞者」と派手に報じた。昨年から会見を中継する動画サイト
「ニコニコ生放送」も、アクセス数が7万200人を数えた。

 会見をニコ生で見た書評家の松田哲夫さんは、「中継を嫌って会見に出ない
作家が今後出るかもしれないが、ネット中継から作品に入る人も出るだろう。
それなりの意義はある」と話す。

 賞自体は、盛り上がった。27日発売の受賞作『共喰い』(集英社)は反響
の大きさから、初版3万5000部に上積みし、計5万部が店頭に並ぶという。

 だが、宿題も残ったのではないか。「いいキャラだ」「ニコ生向きな人だな
」。ニコ生の放送中に流れた視聴者のコメントが象徴するように、受賞者の「
キャラ(人柄)」が注目され、受賞作の「文学性」や選考過程への関心が追い
ついてないように見えるからだ。

 田中さんを山口県下関で取材したのは2008年10月だ。「さびれても、
人が生きている町」と故郷を語り、4歳のとき、草野球の最中に倒れた父が心
不全のため34歳で死去したことに触れ、「父の年を超せないと思っていた」
と言った。

 田中文学の魅力は、自身の抱える「欠落」が形を変え、荒々しい言葉となっ
てあふれ出すことだ。激しくいじめられる中学生の内面を稠密(ちゅうみつ)
な文体で書く、デビュー作「冷たい水の羊」。暴力的な父との確執、高校生の
激しい性衝動を描く受賞作にも、人間の血や下関の川や魚のにおいが濃厚に漂
う。

 今回の受賞から田中文学の芯に触れる読者がどれほど現れるのか。「作家は
書けばいい。それだけです」と語る受賞者の次作とともに見守りたい。(待田
晋哉)

会見の動画はこちら↓
 http://www.yomiuri.co.jp/stream/m_news/vn120117_5.htm

(2012年1月27日  読売新聞)

 

 

皆様、如何でしょうか?

いろいろと、考えさせられますよね。

 


 


学生生活は、???

2012-02-21 21:00:02 | ひとりごと

学生の子を二人持つ親として、興味深い記事がありましたので、ご紹介いたします。少し、読んでいて暗くなるかもしれませんが、現実は、厳しいものがあるな~、と感じます。

 


■食費切り詰め?就活かつかつ 東京より3万円高印刷用画面を開く

 京都と滋賀、奈良の学生の就職活動費用は、平均13万2300円で東京よ
り約3万円高かったことが大学生協京都事業連合(京都市左京区)が13日に
発表した学生生活実態調査で分かった。不況で地元だけでなく東京の会社も訪
問せざるを得ない厳しい状況があり、交通や宿泊費が負担になっているとみら
れる。

 全国大学生協連合が昨年10~11月にアンケートを実施、京都事業連合が
京都と滋賀、奈良の11大学2719人分を集計した。就活費の調査は今回初
めて。全学年が対象で、有額回答のみで平均をとったが、そのほとんどは4年
生だった。

 京都などは全国平均(13万3500円)並みで、東京(10万2600円
)を上回った。交通・宿泊費の5万8400円(東京は3万1700円)が余
分の負担になったとみられる。資格取得費は6万4800円、スーツなどの身
の回り品の購入費は4万900円だった。

 生活に影響を与えたものを尋ねた質問でも、就活費の負担(36・9%)が
アルバイト代の減少(42・5%)に次いで多かった。

 生協学生委員の京都橘大3年の岡田伊代さん(21)は「京都や大阪で就職
先が見つからず、東京に足を運んでいる友人が多い。かかった費用は食費を切
り詰めているようで、食事をカップラーメンで済ましている人もいて、健康が
心配です」と話している。

京都新聞 2012年02月13日

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■大学生仕送り月7万切る、ゼロも1割…本代削る

 親元から離れて暮らす大学生への仕送り額が5年連続で減少し、月7万円を
切ったことが、全国大学生活協同組合連合会(東京)の調査でわかった。

 1980年代初めの水準に落ち込んでいる。

 調査は昨年10~11月、全国28大学で実施し、8498人から回答を得た。

 自宅外生(寮を除く)への仕送り額の平均は、月6万9780円(前年比1
530円減)で、ピーク時(96年の10万2240円)の約7割の水準。「
仕送りゼロ」の学生も10・1%に上った。仕送りをアルバイトで補いたいと
ころだが、アルバイト収入も4年連続で減少し、月2万1540円。

 その結果、支出が抑えられており、食費が2万2590円(前年比920円
減)で、70年代半ばの水準。書籍費は2070円(同180円減)で70年
以降で最低になった。

(2012年2月15日  読売新聞)

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■返せぬ奨学金、返還訴訟が急増 背景に若者の困窮

 学生時代に受けた奨学金の返還に行き詰まる例が相次いでいる。国内最大の
奨学金貸与機関、独立行政法人・日本学生支援機構が返還を求めて全国の裁
所に起こした訴訟は、過去5年間で9倍近くに急増した。背景に、就職の失敗
や就職先の倒産で生活に困窮する若年層の姿が浮かぶ。

 「最初に就職した会社がつぶれなければ、こんなことにはならなかった」。
昨年夏、機構から奨学金の一括返済を求める訴訟を起こされた北九州市小倉北
区の男性(28)は悔しがった。

 約220万円の奨学金を受け、2006年3月に福岡県内の私立大を卒業。
呉服販売会社に就職し、同年4月から毎月1万3千円ずつ返し始めた。ところ
が、わずか5カ月後の8月末、会社が破産手続きに入り、いきなり解雇された
。10月に飲食店に再就職したが、手取り月給は約14万円に減り、家賃や車
のローン、生活費に消えた。やむなく機構に返済猶予を申し出た。

 07年9月に結婚して返済を再開。1年弱は支払ったが、子育て費用などで
再び行き詰まり、08年夏ごろ、2度目の猶予を申請。10年6月には飲食店
を辞め、日雇い派遣などでしのいだ。同年12月に3度目の就職が決まったが
、昨年春には、機構から未返済の190万円の一括納付を求める郵便が届くよ
うになった。

 「まだ大丈夫だろう」と思っていた昨年夏、機構の担当者から電話で告げら
れた。「裁判になりました」。男性は、その後、23年1月まで月1万5千円
ずつ、延滞金を含め計約200万円を支払うことで機構側と合意した。

■過去5年間で9倍に

 日本学生支援機構の奨学金には、無利息の「第1種」と、利息がつく「第2
種」があり、2011年度時点の貸与額は新規と継続分を合わせて1兆781
億円(予算ベース)。不況のせいか、奨学金を利用する学生は増える一方だ。
11年度は約127万人で、10年前の約1.7倍に。延滞額も増え続けてい
る。10年度は852億円で、5年前の約1.5倍に増えた。

朝日新聞 2012年2月19日

 

 

「頑張れ!! 学生さん!」と声をかけたいですね。

 

 


平原綾香さん「顔晴る」

2012-02-15 22:00:30 | ひとりごと

日本経済新聞の2012年2月10日(金)の記事(学びのふるさと)をご紹介いたします。

歌手の平原綾香さんは、高校3年生の文化祭前に悩んでいた時に、相談にのってくれた先生から、「負けるな」「諦めるな」「大丈夫」と前向きな言葉で励ましてもらったそうです。歌手デビューが決まり、デビュー前のある日、その先生が最近、本で見つけて氣に入った言葉として教えてくれたのが「顔晴(がんば)る」だそうです。その先生は、「『頑を張る』と書くとつらさを我慢して無理やり生きている感じがする。でも字を変えれば顔は晴れ晴れと、心も晴れやかになるよね」と付け加えてくれたそうです。平原さんも幸せな氣持ちで夢に向かっていけるような感じがして、この言葉が好きになったそうです。

 

人生の中で、いろいろな事がありますが、笑顔を絶やさず生活してゆきたいと思います。