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アル・パチーノの「狼たちの午後」を観た。
原題”Dog Day Afternoon”。どこが狼なんだか。犬だよ、犬。
一般市民のソニーとサルはニューヨーク郊外で銀行強盗を働く。
計画通りに進めていたにもかかわらずあっという間に大勢の警官や
報道陣に囲まれ絶体絶命のピンチに。ソニーはどうやってこの危機を
掻い潜り、金を持って脱出するのだろうか??
ソニー役のアルパチーノは実に素晴らしい。拍手!!
サル役の名も知らない俳優も素晴らしい。顔で演技できるタイプ。
この映画は実話であり、最後は悲劇で終わるんだけど、
観てる人は、いつの間にか銀行強盗の方を応援してしまうだろうよ。
だって、あんな演技されたら感情移入してしまうよ。
例えば下の一文はサルが飛行機で逃げるときの台詞。
サル 「ソニー、僕、飛行機初めてなんだ…。(怖い)」
ソニー「大丈夫だ、サル。死にはしないよ。」
逃亡中の犯人が言う台詞か??いや、犯人である前に一人の人なんだね。
犯人だってモヤシが嫌いだし、目の細かいタイルが嫌いなんだ。
一方的な視点から描いてないところがこの映画は好感もてるね。
人質 「煙草吸うけど(サルも)いる?」
サル 「いや、いらない。体に悪いし。」
おいおい、人質より犯人の方が体の心配してるよ。
いつ狙撃班に撃たれるか分からない状況の男が肺癌の心配してるよ。
面白いねぇ。犯人だってプロじゃなきゃこんなもんだよ。ただの一般人。
そんなソニーとサルを新年早々最後まで応援してしまいました。
凄い役者やの~。僕も拍手!
僕もこの映画は傑作だと思います。
この映画について僕も記事を書きましたのでTBさせてください。よかったら読んで下さいね!