物置小屋の住人

趣味で育てている東洋蘭、バラの写真と日本蜜蜂の育成記録を気の向くままに。

2016年 日本蜜蜂いろいろ

2016-02-15 | 2016 日本蜜蜂
巣箱作りや、その他色々と記録していこう。

<2016/02/28> 待受箱の制作
昨年の初分蜂の記録を見ると4/11だった。
昨年通りとしても後1ヶ月余だ。
そろそろ準備をしておかないと慌てることになりそうだ。
ということで、待受箱の制作に取り掛かった。

昨年は本家風呂下群が7回の分蜂を繰り返した。
現在は4群いるので、とんでもないことになりそうだ。
今年は4群増やして8群にする予定。
と、捕らぬ狸の皮算用。
他の分蜂群は親戚に持って行ったり、嫁に出したりと、日本蜜蜂の保護に努めよう(^_^;)

とりあえず1群あたり2群の分蜂群を捕獲することにして計8群の待受箱セット(上箱+下箱)を準備することにした。
ホームセンターで5枚1組の杉板を2組買ってきた。
杉板1枚につき2箱ができるので10枚で20箱、10群分の待受箱セットが出来るなあ。
今日はカットして、あく抜きまで。
            

<2016/03/31> (続)待受箱の制作
待受箱は入口と内検用ドアのついた1階部分と営巣を始める2階部分がセットになる。
天井板に蜜蝋を塗るのだが、見つからないのでそのままにした。
今回は全部で8セット作った。
   


<2016/04/01> 待受箱の設置
家の周り7箇所に待受箱A~Gを設置した。
昨年も数箇所の待受箱を置いたが、蜜蜂自ら入居したものはなかったなぁ。
待受箱A(北西の塀の傍)


屋根の波板替わりに、プラスチック製の植木鉢を被せてみた。
この植木鉢は直径が60cmほどあって、底の水抜け穴を塞いで土佐金魚を飼育していたものだ。
妙にしっくり来るなぁ。


待受箱B、C (北側のバラ畑)


待受箱D(物置小屋の屋根裏)
   

待受箱E(東側)

待受箱F(南の庭)


待受箱G(南西の塀の傍)


<2016/04/07> 風呂下群初回分蜂群の嫁入り
風呂下群初回分蜂群はMさん宅へ嫁入りが決まった。
Mさん宅は我が家から北へ20数キロ離れた里山の中だ。

今は20数本の桜が満開で桃源郷のようなところだ。


家の東側に設置した。


これは昨年嫁入りした群れ


<2016/04/29> キンリョウヘンが咲いた
ほぼ分蜂が終わった?ころ、我が家のキンリョウヘンがやっと咲いた。
待受箱B,Cの場所に吊るしておこう。
      

<2016/05/02>なにわい薔薇に日本蜜蜂
なにわい薔薇が満開となった。
沢山の熊ん蜂やコガネムシが来ているが日本蜜蜂は?と探してみると、居たいたやっと1匹だけ。暫く監察していたが他には来なかった。
      


我が家の庭にはハイブリッド系の華やかな薔薇が多く植わっているが日本蜜蜂は蜜を吸うことなく上空を一直線に山に向かって飛んでいく。
綺麗な花より野山の小さな花が好きなのだろう。
いったい1群を養うのにどの程度の蜜源が必要なのだろう?
今年は群れも増えたので蜜源植物について調べ、植栽しないといけないなぁ。
   


<2016/05/24>採蜜の様子
京都のUさんが自ら開発した蜜絞り器を使って採蜜を行うことになった。
採蜜対象は2016年分蜂元群の4群で

2016年 本家風呂下群 6段⇒4段
2016年 台所前群 6段⇒4段
2016年 ひらお群 7段⇒4段
2016年 椎茸群 7段⇒4段

全て4段にするので合計10箱の採蜜となった。


この絞り器はステンレス容器の下方にドレインの穴があけてあり、たっぷり蜜の溜まった巣を入れて上から圧力をかけて絞る仕組みになっている。
   

巣をカットして絞り器に投入
         

            

容器にピッタリ収まるバケツを上から入れて、バケツに水を注入してその重さで圧力を掛ける。
徐々に蜜が垂れてきて、夕方には8リッターの梅酒瓶がほぼ一杯になった。
途中で1リッター程、別の容器に移したので約9リッターの蜜がとれたことになる。
      

採蜜の終わった巣箱




この時期の採蜜は初めてであるが、採蜜をやろうと思った理由が3つある。

①今までステンレスパンを使ってグラビティフィル方式の採蜜は手間と時間が掛かった。Uさん開発の蜜絞り器は?
②一般に新分蜂群は2箱から始まって年末には5~6段に増える。現在6~7段もある2016年分蜂元群は適宜採蜜したとしても、とんでもない高層マンションになるのでは?
③越冬で蜜を消化及びそれぞれの平均5群の分蜂をしたので、蜜はカラカラで上層階はスムシの巣と化しているのではないか?分蜂して蜂の数も減っているので6~7段もの大きな巣を管理しきれないのではないか?という懸念。 底板にスムシも見られた。

最もウエイトを占める理由は③であったが、実際に上蓋を開けてみるとどの群れも蜜は殆ど無いがとても綺麗に管理されておりスムシの影は皆無であった。
上から2段目になるとそこそこ蜜が溜まっていた。7段の場合、上から3段目を切ると花粉層に届いてしまった。少し切りすぎかなという感があった。

ちなみに昨年2015年の分蜂元群である2015年本家風呂下群は6段で越冬し2015年春に7回の分蜂を行った。
最初の採蜜が2015年 6/20で最上段の6段目で 2.2Lの結果が得られている。つまり1ヶ月後にはスカスカの最上段にも半分程度蜜に満たされることになる。

これらを勘案すると、日本蜜蜂は越冬と分蜂のため貯蓄していた蜜を巣の上部から使用していく。貯蜜量は分蜂終了直後(4月下旬)が最低となる(最上段~2段目はほぼ空)。その後上層部に向かって蜜を貯めていく。おそらく蜜源がなくなる梅雨明け迄には、ほぼ回復すると思われる。(5、6、7の3ヶ月で2箱分)
したがって理由②は当たっていない。その間は新しい巣は殆ど作らず、空いた巣に貯めていくのだと思う。この時期の採蜜は貯蔵庫である空巣を壊してしまうことになり、新たな巣を作る負担を蜂に与えることになり好ましくないのではないかと推察する。

①については、大変良い結果が得られた。
Uさんは、この絞り器を我が家に残してくれた。
Uさん有難うございました。

<2016/05/24>アカリンダニ対策
Uさんが、アカリンダニ対策用の天板を我が家の巣箱に合わせて4セット作ってきてくれた。
アカリンダニについてはUさんから初めて聞いたもので、なんでも日本蜜蜂の気管に感染し群を全滅させる恐ろしいダニらしい。
我が家の地域では聞いたことはないが全国的に感染区域が広がっており対策が求められているらしい。
実際、Uさんのところでは今年の3月に感染により1群が全滅したとのことだ。
検体の8割からアカリンダニが検出されたとのこと。
アカリンダニについて詳しくはネットで検索していただきたい。

既存の天蓋を外して、アカリンダニ対策用の天板を置き、小皿に入れたメントールクリスタル10~30g/1回を置いて、天蓋を閉じる。
隙間にガムテープを貼って完了。定期的にメントールクリスタルを補給する。
         

      

      

<2016/05/27>ニューバージョンの夏用台底
風通しの良いように巣門の直下を除く底一面が金網の底台を作った。
金網は当初、女王蜂やスズメ蜂が出入り出来ない 4mm X 4mm を使用した。蜜蜂は巣門だけでなく底全面から出入りしていた。
この方が蜜蜂にとっても便利だろうと思っていた。
ある早朝、門番蜂が巣門で警備しているのを見て、盗蜜に来た蜜蜂が下から侵入すると門番の役目は果たせないと思い2mm X 2mm に変更した。
4mm X 4mm


2mm X 2mm
      




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