なにとはなしに

気の向くまま手の動くままに、書いていけたら良いです。
造語を使っていることがままあるかと思いますので、要注意

つらつらと

2017-05-15 01:50:27 | 
思い浮かんだことを、つらつらと書いただけ。
書きながら、詩の力ってすごいんじゃないかと今更ながら思った次第です。これは詩じゃないですが(あいかわらずのめんどくさい文章ですみません)




進学で、仕事で、結婚して移り住み、長い時間を過ごした場所。
そんな、かつて住んだ町の話というものは、「経験」が語られているのみかと思っていた、が、そこには「懐かしさ」「寂しさ」「愛しさ」があるのだと、ふと理解する。

話を聞いたあの頃は、自身に経験がない訳だから分かろうはずもなく、
経験を積んだ人の、知らないことを知っている人の、
人生を垣間見せてくれるひとときに、さほど興味も持てなかった。

分かっていれば、もっと深く、もっと慈しみを込めて、聞けたかもしれぬと悔やむけれども

己は頑固者だから、それはこういうことだと解説や人の言葉で教えられても心の中枢では
「いや違う」と受け入れないに違いない
話を聞くその時は、分かるわけもない

ただ、もし、そんな心を映す詩があったなら、
経験不足で聞く耳持たずの人間にも
詩であったならば

目の前だけを現実と捉えてつまらないことを考える そのくせ
恐ろしくロマンチストで夢を見るところがある自分だから、
心に色がついたかもしれない