美里町の探検日記GP

津市美里町(旧美里村)に住んでいるコレクターです。コレクション自慢(?)のほか、津のこと、美里のことも書いていきます。

喫茶 コンドルは飛んで行く(志摩市阿児町)

2016-09-26 21:15:11 | グルメ


月刊Simple 2016年8月号で紹介されていた、
「ひみつの隠れ家カフェ」を訪ねて
三重県志摩市へ行って来ました。

その名も「コンドルは飛んで行く」、
「三重のスローライフなカフェ」として
しばしば紹介されてきたお店です。


(鵜方駅前)

近鉄鵜方駅前の大通り(国道260号)を
大王町方面に向かって走ります。



鵜方駅から約2.4km、
国道167号と合流する交差点の手前に
山の上に登っていく脇道があります。

上の画像のイスとテーブルの目印があるのですが、
一度で見つけるのは至難の業です。
カーナビが利用可能なら「はり治療・平成治療所」を入力します。

脇道を登っていくと、団地の中に入ります。
適当に走っている間に、運良く看板が見つかって、
ほっとします。



現在80歳になるおばあさんが、
20年前に開いたカフェです。
志摩半島で喫茶店をやりたいと、候補地を物色していたところ、
この団地の周囲に原生林があるのを見て
ここに決めたそうです。

窓から見える原生林と、
吹き抜ける風がこちらの魅力です。

開店当時に、
スローライフカフェの先輩が、インパクトのある名前にしようと、
窓の外を眺めていたら、林の上を大きな鳥が飛んでいったので
「コンドルは飛んでいく」と命名したのだそうです。
が、おばあさんは
「コンドルは飛んでいく」が歌の題名だなんて知らなかったそうで、
へえ、変わった名前やなあ、くらいにしか思っていなかったとか。

コンドルは飛んで行く
志摩市阿児町神明1415-30
TEL 0599-43-9389
営業時間 10:00~17:00
定休日 月曜日
駐車場 店の前に6台



私が行ったのが、9月の上旬だったのですが、
その時、カフェスペースはご覧のとおり、
衣類が山のように積まれていました。

「実は私、若い頃、縫製工場に25年勤めとったんよ、
 で、80歳になって、もう一度、ミシンの仕事がやりたくなったんよ」
とのことで、
カフェのほうは縮小して、
10月から古着リサイクルの工房にするとのことです。

「でもな、来てくれる人をがっかりさせるんも悪いで、
 勝手に来て勝手にコーヒーを飲んでってもらおかと、
 そしたら私が店におらんでも、自分らで楽しんで
 250円だけ置いてってもろたらええで」

私が訪問した時点で
既にカフェスペースは大きく縮小されていたので、
ここに何人も集まったら、座る場所もないかもしれませんが、
これからは、まあ勝手にやっておくれ、ということのようです。



ということで、
エスプレッソとカステラを頂きました。
窓から入ってくる風が、気持ちよかったです。

「ところであんた、こんな店、よう知っとったなあ」
と言うので
「いやいや、月刊Simpleを見てきたんですよ。
 2ケ月前の号ですけれど、もうお忘れですか」
と聞き返すと
「ああ、取材受けて広告代も払ったなあ、
 で、そのすぐ後にカフェやめるって決めたんよ」

「えーっつ」
単にこのおばあさんがそういう性格の方なのかもしれませんが、
やめようと考えているおばあさんから
掲載料を受け取ったのだとしたら、
月刊Simple、取材が浅いのじゃないですか。

それはさておき、
飲食店の営業許可期間はあと2年ほど残っているので、
上記のセルフ方式のカフェも、
しばらくは続くのではないかと思います。

カフェ・喫茶店(三重)過去記事リスト

青蓮寺湖が見えるカフェ/Cafe Adriano(名張市青蓮寺)

青蓮寺湖が見えるカフェ/森のレストランARCH(名張市青蓮寺) 

青蓮寺湖が見えるカフェ/イングルサイドカフェ(名張市青蓮寺) 



鵜方駅前の「カフェ処 三日月」です。
こちらでランチを食べてから、
コンドルさんに向かうのがベストかなと思います。

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