諸行無常の響きあり

フィリピンの小さな焼き鳥居酒屋の親父のつぶやき

近況

2012年05月24日 18時53分41秒 | つぶやき


ここのところ暑さは変わりないが、時折強い夕立がある。
いよいよ雨季到来のお知らせか・・・。

たった今、いつも買い付けるパレンケに行ってきたが、お目当てはマグロ。
丁度一本物のマグロが入っていたので、早速購入、その他、魚売り場全体を
回ったが、そこで目にしたのが、団扇海老ならぬ『団扇海老もどき』、
以前仕入れをして食したが、なかなか美味であった。
ぼうずコンニャクの市場魚介類図鑑

本家の団扇海老ではなくモドキと名がつくその海老だが、味はどうして、立派なものである。
今回は仕入れをしなかったが、そのパレンケでは他に『海ぶどう』と『ノコギリガザミ』の
ハサミのみを購入してきた。

本当はこれから新たに始める『たこ焼き』の為に『イイダコ』の仕入れしたかったのだが、
生憎市場には並んでいなかった。
その他にそそられたのは平目とシャコであったが、このパレンケは行けば必ず何か買いたい物があるので
次回のお楽しみということであろう。

食べることが元来好きだった私だが、日本の市場ではなく、フィリピンの市場で
このような魚介類を買い求めるとは、まあこの仕事をしていなければ判らなかった
知識も身についたというところであろう・・・。









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フィリピンの日本リサイクル店

2012年05月19日 07時35分12秒 | つぶやき


最近フィリピンでは日本リサイクル店が大流行である。
家具を始め食器や小物家電、自転車、はたまた仏壇まで置いてある。
もっとも販売サイドはフィリピン人、物の価値も、何に使うのかも分かって
いない場合が多いが・・・・。

彼是十数件は回っているが、行けば必ず掘り出し物もある。
日本から物を送って貰う手間いらずというところだろうが、
未使用のギフト品などが多く、一般家庭で不用品として
扱われた物もあるのだろうが、フィリピンでは大きく生きてくる。

知人は『Narumi』や『Noritake』のコーヒカップを見つけて、
喜んでいたが、如何せんカップだけはあったが、ソーサーがない。
仕方がないので他のソーサーを探していたが、
おそらく何も知らないフィリピン人客が、ワンセットとは知らずに
ソーサーだけを買っていったのだろう。

以前知り合いの方で日本の骨董だけを販売していた方が
いらしたが、その後はどうなったのだろう・・・・・。

何れにせよリサイクルだろうが何だろうが、使える価値のある物であれば
十分にフィリピンでは生きてくるし、フィリピン・ペソで換算しても
そう高い物にはならない。

さて時間があったら又新規のリサイクル店回りをしてみよう・・・。
元来そういうことが好きだった自分の中の虫が騒ぎ出している。




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一个大家庭比律賓

2012年05月18日 09時22分45秒 | つぶやき




という訳の解らないタイトルの記事だが、先程仕入れに市場へ行ってきた。
私の目的はお客さんに出す為の仕入れ、ところがパレンケには一般家庭の人たちが
ほとんど仕入れに行っている。

『本日のおすすめメニュー』に出すために『イトヨリ鯛』『シマアジ』を仕入れしたが
傍で買い物をしている人たち、メイドさんが買い物に来る場合は、少量の買い物が多いが
一般家庭の夫婦連れなどは肉でも魚でも数キロ単位の買い物である。

それだけ食べ口の数が多いのだろうが、こちらは商売にもかかわらず、1kgか多くても2kgの仕入れ
それに対して彼らは数キロの買い物である。
豚肉5kg、鶏肉3kg、魚介類が数kg、なんて仕入れがザラである。

それに反して野菜はその数分の1の量の買い物というのが誠にアンバランスではあるが
とにかく買う量が多い。果たして、その買っていた食材は何日分なのだろう・・・。
答えはおそらく一日分であろう。

この国の一般常識では今日食べる物を今日仕入れして食べる、それが通常なようだ。
誕生日などのパーティーではおそらくその量の数倍を買うことになるのだろうが、
やはり野菜の占める割合は少ない(笑)

冷蔵庫の中身のウェット物が無くなり、缶詰、赤いソーセージ、干物、野菜という順番の
献立が繰り返されていく。その他にここでは間食という習慣が有り、これもまた大家族となると
馬鹿にならない。

パン一斤があっという間になくなることであろう。先日トンド地区で大火事があったが、焼け出された人数が
一万人、それに対しての世帯数が五百世帯とも千世帯とも言われているが、仮に千世帯が本当だとしたら
一世帯当たり10人が平均となる。

大家族の胃袋を支えるためにする買い物は、当然一つの行事となるのも判る気がする。
最近ではパレンケもまだまだ健在であるが、小規模のスーパーが各地に出店しているので
客はそちらに移行している分だけ買うという人達もいるだろうが、人数が多いのには変わりはない。

まさに食堂にも勝る食材の買いっぷりのフィリピンの一般家庭だということである。







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フェイク札捕物事件

2012年05月13日 15時11分52秒 | つぶやき


という程大げさな話ではないが、先日店に来たお客が出した偽札、立ち去った後で気づき大慌てで追いかけた。
ゆっくり歩いて帰った親子連れだったが、途中のBBQ屋で腰をかけてBBQが焼き上がるのを待っていたところで追いついた。

『このお金どう考えてもおかしいんですが、もし他のがあったら取り替えて下さい』と穏やかに話した。

相手は

『あっそう、でもそれ本当に私が出したお金?』

と答え誰も要求していないのに財布の中身を見せ始めたた。

中身は札がギッシリ、取り替えようとした札はまたナンバリングが赤の数字の同じ物、傍で見ていた彼女の子供が

『ママ、それも同じだよ、偽札じゃないの?』

おそらくギッシリ詰まった財布の中身はほとんどが偽札、わずかにあった本物と思しき札と取り替えて貰ったが、
後に知人の店のスキャナーで調べたて貰ったが、本物と判明したが、それにしても奇妙な客である。

普通悪意があり偽札を出す場合一刻も早くその場を立ち去ろうと考えるのではなかろうか・・・・。
しかしその客ときたら受け流し方が

『あっそう、じゃこれと代えるわ』

と何事も無かったような態度、新手の手口なのだろうか、それとも本当に本人が気づいていなかったのだろうか・・・
誠に腑に落ちない点が多いが、まあとりあえず被害は回避されたので、それ以上は何も言わずに引き上げたが、
その札の出来具合の精巧さは過去に受け取ったり、見せて貰ったりした物とは、雲泥の差で出来が良かった。

それにしても奇妙な客だったな、こうした偽の札はフィリピンでは結構出回っているが、今回のように
落ち着きはらった態度、しかし持っていたのは大量の偽札、本人は子連れで悪びれた様子は全くなし、
しかも自分が連れていた子供も偽札だと言う、まあ悪く考えれば相手を油断させるための偽りの親子だったのだろうか・・・。

いち早く気づいた、カミさんに敬服するが、一歩間違えば背後の組織が傍で見張っており、逆切れして撃たれたり
刺されたりすることも珍しくないフィリピン、事なきを得たことに感謝する以外ないな・・・。
しかしあのBBQ屋もその偽札を使われたのかな・・・・と余計な心配をしたりしている。
























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軌跡

2012年04月27日 17時21分49秒 | つぶやき




思えばここ2年間駆け足で、色んな事があった。
今の店を開店して8ヶ月、ようやく落ちついてきたところであるが、
初めにスタートした『中吉』、その次の『大吉』、経営者こそ変わったが
今尚健在である。

元来資本がないところで始めた商売、最初は鍋釜の中におかずを入れて
販売する『トゥロ・トゥロ』、その次にフィリピンのトラディショナル・フーズである
『タプシログ』、日本食の、にの字もないところからスタートした店であったが、
今では日本レストランとなってしまった(笑)

しかし飲食店とは、などと語るのはおこがましいが、お客さんの要望がそのまま反映する。
従って変化して当然のことである。逆に言えば小資本ながらにも黒字を出し続ける。
これこそフィリピンではもっとも難しい(特に外国人)と今は考えさせられる。

日本から資本を持ち込んで意気揚々と商売をスタートする。成る程立派な店が出来て
立派な従業員も集まるが、店というのは肝心の中身が伴わない限り存続は難しい。
その点小さな小店からのスタートと言うのは、手探りながら徐々に規模を拡大していける。

仕入れをして、仕込みをして、お客さんに出す。物事は単純なようだが、これが毎日
続けられるかどうかである。人件費が安いこの国では、ややもしたらスタッフに任せきり、
外部から様子だけうかがうという商売も可能だが、それだと肝心の内容が判らくなる。

いつも店に居り、そのイメージをお客さんに定着させる。その段階でお客さんは安心するし
ある意味、営業内容も安定してくる。今現在フィリピンの日本食は安定期に入っている。
何処のモールに行っても何がしかの日本食を出す店がある程になっている。

商売人である華僑たちが経営するFC店もあるし、日本在住経験を生かして、自分自身で
店を出すフィリピン人経営者もいる。味や盛り付け云々という話になると切りがないが、
我々日本人からするとオリジナルとは到底かけ離れた物が出されている場合もある。

しかしそれでも連日安価な日本食を求めて、お客さんが殺到している店もある。
要は商売として成り立つか成り立たないかが一番肝心な部分でもある。
TVコマーシャル迄流している某大手FC店と日本のオリジナルの料理で勝負する
日本レストラン、どちらが集客数を上げているかといえば間違い無く前者の方であろう。

ここ最近では国籍を問わないアジア料理店などの出店も目覚しい。タイ料理やベトナム料理、
シンガポール料理やマレーシア料理、その辺りのいいとこ取りをしたメニューを売り物にする
店でさえある。

中華料理は昔から全世界で食べられ続けているが、フィリピンも例外では無く外食産業の
中でもかなりのシェアを誇っているだろう。大手のFC展開の中華料理屋にしても
庶民の間ではあれが中華料理の代名詞になっているという風潮になっている気がする。

日本料理とて同じ事で、各ショッピングモールにあるFC店、これが日本料理の代名詞に
なっているという感は否めない。我々の日本人同士の会話の中で、あれはオリジナルではない。
全くかけ離れた味だし見たくれだという話がよく出るが、それはあくまでも日本人サイドの話である。

地元のフィリピン人達からの立場で言えばとにかく安く食べられる日本食であれば
それでいいのかもしれない。今の日本とて和食だけ食べている訳ではないだろうし、
フレンチやイタリアンなどももちろん食事の中でかなりの割合を占めるだろう。

ま、という訳でこれからそういう飲食店経営を考えている人達は日本人だから日本料理という
観念は捨てて、もう少し幅の広い視点で物事を決めてもいいのかもしれない。
私の後を引き継いだ人達も、何とか頑張って欲しい。

私が決めたメニューでそのまま継続するのもいいが、とにかく売れるものを売って行けばいいのである。
何故ならそれがここでの小商売で生き残る秘訣のような気がするからである。





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