諸行無常の響きあり

フィリピンの小さな焼き鳥居酒屋の親父のつぶやき

霧のタガイタイ

2011年05月30日 23時36分14秒 | つぶやき

 

霧のタガイタイ

昨日は店の休み、知人が住んでいるタガイタイに行ってきた。お邪魔していろんな話に興じるうちに酒席となった(笑)まあいつものことであるが、今回はマニラのコリアン・グロッサリー店で買ったマッコリを持参、おつまみはタガイタイにあるマグロ店で知人が買ったマグロの腹身の刺身、うまい肴と酒、写真にある酒を全部飲み干し、足りずにスペイン産ブランディーのFUNDADORまで出てきた。

しかしこれは酒飲みの証のごとく並んだ酒、日本のYさんからお墓参り用の頂いたと言う知人、お墓に入っている先祖は一切酒を飲まなかったそうで、それをフィリピンに持ち帰った知人のDさんと二人、全て飲み干してしまった・・・・いや~久しぶりに美味いサケを飲んだ(Yさん、ごめんなさい、全部飲み上げました)

フォトチャンネルのスライドショウに写真があるが、泊めて頂くことなった翌朝のDさんの家のベランダから見える景色、この日は生憎霧がかかっており、景色が薄ぼんやりとしか見えなかったが、気温の低さ、身の締まるような朝、是もまたマニラ辺りでは味わえないものである。

昼食をご馳走になった、FPJという地元のレストラン、この店の雰囲気は私が目指していた店作りに一番近いものである。週に一度の休み、家にいることも必要であるが、やはり日々を店で過ごすのとは違った雰囲気を味わう、是はひとつの私の心のリフレッシュである。

タガイタイのYさん、酒を供給して?下さったYさん、お世話になりました。

 

 

 

 

 

 


バハ

2011年05月28日 10時30分05秒 | つぶやき

先日フィリピンの横をかすめた台風の影響で降った雨、短時間で集中的に降った為にこのような状況に・・・・。

毎回ではあるが、このように道路上は川のように水が流れる。現在マニラウオーターは水道の改修工事をやっているが、下水の方は全く立ち遅れた整備状況である。

乾季が続き雨季に入る、今まで好き放題にビニール袋などを道路にポイ捨てした物が、排水溝に詰まり、排水がうまく機能しないということも大きな要因となっているのだが・・・・。

幸い当店は高い位置にあるのでこの水が店に押し寄せると言うことは無いが、海抜が低い地域では少しの降雨ですぐに冠水する場所もマニラ市内では多い。

道路が冠水すると外を歩くにも水の中を歩かなければならない。雨水がそのまま道路に流れるのではなく、汚水なども一緒くたに流れる場合も多く、感染病などの原因となっていることもあるようだ。

インフラ整備の悪さをいつも唱えても、ゆっくりとした流れの中で少しずつしか改善されていかないフィリピン、住んでいる地域によって大きく異なるインフラの差、先進国との差を嫌でも感じることになる。

住む地域を選んで、ある意味隔離されたエリアを選択する金持ち達、否が応でもこうしたインフラの立ち遅れた地域に住まざるを得ない低所得層の人たち、これがフィリピンの現実でもあり、映画の中の出来事ではないが、エリアが自然と決まってしまい、そのエリアには危険だから立ち入らない方が無難だと言う言葉ですら出てくる。

この写真や動画のような排水の悪さは何処でも例外ではないが、雨が降るたびに床上浸水する地域、それが嫌でもそこからは立ち去れない人々、この自然の前ではどうすることも出来ない人々、これがフィリピンと言う国の現実でもあるだろう・・・・・・・・。

 

 

 

 

 

 


ビレッジか商店街か・・

2011年05月27日 11時07分34秒 | つぶやき

今から5年前であるがここBFホームス・パラニャーケというビレッジ内で某日本レストランをやっていた。ここのメインストリートであるアゲーレ通りには韓国人経営の焼肉レストラン始め、韓国食料品店、フィリピン式レストラン、コンビニ、コーヒーショップ、そこのビレッジ内にはエリシウムという日本人の方が造成工事をしたビレッジも存在する。


今や静かに暮らせるビレッジなのか一つの町を形成する商店街通りなのか、判らないほど乱立するこのアゲーレ通り、住人にとっては、何でも揃う便利さと引き換えに喧騒さも味わっていることだろう。



このBFホームスはラスピニャス市の一部とパラニャーケ市とに跨っており、住所はその場所ににより異なる。私の友人もこのビレッジ内で日本居酒屋を経営しているが、お客さんはいるが、代わりに過当な競争に巻き込まれているようである。

フィリピン中何処にでもいる韓国人、日本人の比ではないほど多様なビジネスを展開している。こうしたビレッジ内がこのような商店街に発展していく要因はビレッジの規模に伴う人口の増加が反映されるのだろうが、住居としては煩すぎて嫌だと言う声も上がっているようである。

 

 

 

 

 

 


Facebook

2011年05月25日 11時19分43秒 | つぶやき


              ※画像をクリック



最近Facebookを頻繁に開く。最初は使い勝手が解らなく苦労した。今でも良く判ってないが(笑)
店の2軒置いた隣にはインターネットカフェがある。時間があるとそこに行くのだが、学生達、主婦、中年の男性、誰も彼もがFacebookである。

それ以外は雄たけびを上げてゲームに熱中する若者達は除外するとして、海外や田舎に家族を持ちマニラに出てきている人たちにとってはこれほど近況を把握できるSNSは他にないだろう。

なんといっても世界で数億人の登録者数である。本家アメリカではFacebookをやっていないと友達の輪に入れないなんて話もあるそうだ。日本での普及率はまだまだ低いとのことであるが、ある意味閉鎖社会とも呼べる日本では、特殊な日本語環境のみのmixiが主流となるのか・・・・。

日本のmixi始めTwitter、私も利用しているがもう何がなんだかわからない。しかしSNSに共通して言えることは、友人を招待するすると言うことが前提であり、所謂ネットを通じた知り合いの輪を増やすことのようだ。ある意味、ねずみ算式に増え続けるのだろう。

リアルで会っている友人も後にFacebookのフレンドになる。ネットを通してコミュニティーを図る・・・・ネットはネットでしかないのだが、フィリピンに住む日本人はインターネットで日本との繋がりや友人との繋がりを保っている人も多い。そうした意味でも本名で登録を推奨しているFacebookを見るとハンドルネームしか解らなかったネットを通しての知り合いの本名が判ったりする(笑)

私の場合Facebookのアプリが面白くてやっているのが主流の使い方であるが、別に知り合いの家族の写真や女友達の写真を見たい訳ではない。それと食堂をやっている関係上、フィリピーノのお客さんにFacebookの登録ネームを言えば、自然と自分の店のFacebookを覗いてくれる。

この開けっぴろげなSNS、使い方によっては何千人、何万人のフレンドを持つことも可能である。もっとも相手が外国人なら英語の能力が必要となってくるが・・・・・。フィリピンに住んでいる人なら当然相手はフィリピンの人も多くなる。

その賛否はともかくとして、この巨大なSNS、今後も更に登録者数が増え続けるのだろうな・・・・。因みにフィリピンの大統領のノイノイ・アキノまでがFacebookのページを持っている。こちらの何処のサイトを開いてもと必ずといっていいほどTwitterやFacebookとシェアが出来るアイコンが貼ってある。

それをクリックすることによって自分のウオールに表示されるのだ。この侵食とも言える、げに恐ろしきSNS、使い方しだいで楽しめるのも事実であるが・・・・・・・・・・・。






パーキングスペース

2011年05月21日 08時52分57秒 | つぶやき

※写真と本文は無関係

店をオープンしてかれこれ4ヶ月、ビレッジの中の商店が集中している場所に位置している訳だが、隣はダンキン・ドーナッツ、その隣はロッツァ・ピザ、その隣にはインターネットカフェが立ち並んでいる。以前から気になっていたが、隣のドーナツ屋のオーナー、自分の車を当店の前に駐車し、閉店時までそこ駐車しっぱなし、自分の店の前はお客さんの為の駐車スペースと言うことらしい。

しかしこのオーナー、自分の店の前が塞がるのは嫌だが、他人の店の前は平気らしい。元来契約時に自分の店の前はそれぞれのパーキングスペースと言うことになっているのだが、たまりかねて先日家賃の支払いの際に大家にクレームを言った。直接言っても良かったのだが、そうすると近所の関係がおかしくなるので、あえて大家に言わせるようにしたのだが、その返答は・・・・・。

『自分のドーナツ屋の前に隣のお客が駐車することがある、だから別に停めたってかまわないだろう』だそうである。この物の考え方、即ち彼女はオーナーであり、お客ではないのだ。したがって彼女の車があったらお客さんが駐車できないことになる。他人の店の前なら自分の客のパーキングスペースは確保できる。しかしこの面の皮の厚さ、普通他人の店も自分の店も、オーナーなら自分中心ではなくお客さん優先で物を考えるだろう。

お客さんがドーナツを買うために当店の前に駐車するのはまあ大目に見るとしよう。しかし肝心のオーナーが自分の車を駐車するのにお客さんの駐車スペースを塞ぐ、しかも隣の店の駐車場である。この物の考え方、フィリピンでは珍しいことではないが、コンプレンされて尚且つとってつけたような正統性を言い張る。

いくらフィリピンと言えどそれは通る理屈ではない。大家サイドからノーティスを発行されても、まだ納得しないドーナッツ屋のオーナー、全くその根底にある考え方を聞いてみたいが、往々にしてこういう頭の固さはフィリピンだけではなく日本でも私は経験したことがある。自分の意見が通らないとまるで子供のような屁理屈をこねる。

そう言えば開店時にも馬鹿みたいにボリュームを上げて音楽を鳴らしていたが、当時真向かいにあった当店のお客さんが『煩い・・・』とクレームを言っていた事があったな・・・。他人は関係ない自己満足だけなら店などやる資格がないと思うのは私だけだろうか・・・・・。

フィリピンと言う土地柄、やはり自己中心的な物の考え方、その上自己満足が重なる、いやはやそういう人間が多いのは経験していたが、これでは開店してすぐさま閉店に追い込まれる商売人が多いと言うのも納得できる気がする。