出会い

2014-12-04 16:15:23 | Weblog
今年の10月4日キジバトの雛を拾い、放鳥まで忙しい日常を過ごしました。
鳩なんて、あの首を気持ち悪く動かす人を怖がらないあの鳥だよね?ってくらいの認識で、特別に興味も持たずに今まで過ごしてきたのですが、
ぴーちゃんと名付けたキジバトとの三週間の保護生活は初めて私に鳥という生き物に興味を持たせ、小さい生き物に対しての見方や、いろんな考え方を教えてもらった気がします。
いろいろ聞きなれた命の大切さを主張する単語がメディアやらどこかの書籍でよくみかけますが、私にはみなれた言葉なだけであって特別に何か感じるものではなかったです。
命が大事じゃないと思ったわけじゃないです。
ただ一つ一つの命のすごさについては頭にぴんとくるきっかけがなかったんです。
極端な話、私には大きい生物の命の大切さしか感じれてなかったのかもしれません。
そして犬や猫等、人の生活で身近なペットの範囲でしか、考えられませんでした。
今回は毎日ぴーちゃんの世話をし、野鳥保護法をネット等で調べ、放鳥せざる得ない状況での悩みだったり、違法であっても一緒に過ごしたい欲求だったり、ささやかながらいろんな葛藤がありました。私が選んだ雛鳥の保護だったり、放鳥という選択が正しかったかどうかは未だにわかりません。
人である以上法律に従い、鳥である以上空を思う存分飛べることが最善の選択と自分を納得させ、なんとか飛べるようになったぴーちゃんを外の世界に放しました。
放した後も毎朝、雨の日も寒い日も私たちの前に現れたぴーちゃんは11月28日をきっかけに現れなくなりました。寒さからどこかに元気に旅たってくれていることを祈っています。
ぴーちゃんのおかげでまた違う生き物に興味を持ち、暖かい目でみれるようになりました。
短い間だったけど私に出会ってくれて、私になついてくれて本当にありがとう。

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