友人が、松茸を持って来てくれました。
韓国産のものだそうですが、びっくりするぐらい大きなものでした。
別の友人と、半分分けにしましたが、それでも、食べきれるかなと
心配したほどです。
最初の日は、2合のお米で、松茸ごはんを炊きました。
手許にあった薄揚げを入れました。白っぽいものは薄揚げです。
その日の夕食です。
松茸ご飯と、松茸のお吸い物です。
(香りと味は、正直言って、日本産と競べる方が無理と思います。)
松茸にはクセのない食品が合うと思ったので、今が旬の剣先いかを、
刺身にしました。
うどんの様に太めに切れてしまったので、丸く盛りました。
これも、おしゃれでしょう?
あとは、剣先いかのげその炒めもの、モロヘイヤととろろの酢の物
です。
贅沢な夕食でした。
次の日の夕食です。
松茸ご飯と松茸のお吸い物、そして、焼き松茸です。
他は、モロヘイヤと山芋とオクラという「3トロ」のお浸しです。
それと、昨日の残りの剣先のげその炒めものです。
ここで、特筆すべきは、焼き松茸の美味でした。
焼き網がなかったので、松茸を手で裂いて、チタン鍋で空焼きしま
した。(油なし)
松茸の茎は繊維なので、水気が無くなってくると、その細い繊維が
鍋底にくっ付いてきます。
肉や魚ですと、チタン鍋の場合、バタービーターや、ターナーを差
し込んで剥がしてやるとその部分は、焦げているのでは無くて、単
にくっ付いているだけで、むしろ美味しくなっているのを、経験上
よく知っています。
<2008.09.24 チタン3兄弟の次男「バタービーター」>
でも、鍋底に付いた松茸の繊維は取り難いので、焦げない様に酒を
少量入れて緩めてやりました。
又、空炒りしていると、同じことが起こりますので、又少量の酒で
緩めて、炒り上げました。
それを、スダチが手許に無かったので、レモンと醤油で食べました。
(自家製出汁醤油では無く、生醤油)
松茸にはスダチでしょう。いくらなんでも、レモンではネェ…、と
思い、最初から乗り気でなかった私は、一口食べてみました。
そして、その余りの美味しさに、びっくりしたのです。
生まれてこの方、焼き松茸を食べた数は多くはないけれど、こんなに
美味しい焼き松茸は、始めてでした。
今迄のは(日本産)、カサカサの繊維だけで、味が無かったので、焼
き松茸には、私は、興味が無かった程です。
(高価なのでケチって細く裂き過ぎていて、焼き方も悪かったと思い
ます。)
しかし、今回、正直、味も香りも落ちると思った韓国産でさえ、この
美味しさです。
こんな時、私は、やっぱりチタン鍋は違うようだと思ってしまいます。