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2013.01.29 「塞翁が馬」で有難い展開2つ(その2、面白話)

「塞翁が馬」で有難い展開が2つもあったことが嬉しくて、喜んでいるところへ友人から
電話が架かって来ました。元職場の後輩で、私より20才程若い人です。
私は、ここぞとばかり言いました。
「私、足が又悪くなって、今動けなくなってるんよ。でも、逆にそれが良かったのよ。
「塞翁が馬」って知ってるでしょ?それなんよ。」というと、「え~、サイオウガウマ?
なにそれ?知らんわ。」というので、私はびっくりして言いました。
「昔、中国に塞と言うおじいさんが居て(塞翁とは塞(とりで)にいる老人という意味だと
思うが略して塞さんと言うことにした)、息子が落馬して足を怪我して、おじいさんは
落胆していたんよ。でもある時、戦争が起こって村の若い男性が戦いに駆り出されて、
皆戦死してしまって、落馬して足を悪くした息子が助かったと言う話、知ってるでしょ?」
すると、「そんなの知らんわ。でも、なんで◯◯さんは(←私のこと)、そのおじいさんを
知ってるの?」
「ちがうよ。あほやな~!そのおじいさんは昔の人よ。私の知り合いではないのよ。」…トホホ;;

そこで、もう一人、後輩で彼女よりも1才下の人に電話しました。(3人は仲良し)
「「塞翁が馬」って知ってる?」するとこちらは、「うん知ってるよ。でも「塞翁が馬」の前に
「人間万事」が付いていて、「人間万事塞翁が馬」と言うのがほんとよ。」そして「それから、
息子が落馬する前に、馬が居なくなるんよ。それでがっかりしていたら、その馬が雌の馬を
つれて戻って来た。その後、息子が落馬して足を怪我し、その為命が助かったんよ。」

「そうだ、そうだ!落馬する前に、馬が居なくなる話があったよね。」と私も思い出しました。
調べてみると、「塞翁が馬」には「災い転じて福となす」と言ったような積極的な意味はなく
「人生の吉凶禍福は転変が激しく予測ができない」ということでした。そうだった。そうだった。

このことから、ふと私はあることを思い出しました。
別の友人達と、いつも行くお蕎麦屋さんが「東風」という名前なのです。
ある時、私はつくづく言いました。「しかし東風(コチ)なんて粋な名前をつけたもんやね。」と。
すると、友人達は、なにそれ?そんな読み方するの?というので、「え~?知らなかったの?
東風よ。東風。『東風(コチ)吹かば匂いおこせよ梅の花主なしとて春を忘るな』の東風よ。」と
いうと、「そんなん知らんわ。初めて聞いたわ。」
「え~?菅原道真よ、知らないの?太宰府に流された人よ。」と言っても、全く通じませんでした。
私より10才ほど年下です。
知らなかったのか?その時、私はショックを受けました。

そこで、今回、念の為件の物知りの若い友人に電話し、東風を知っているか聞いてみました。
私よりも10才年下の人達が知らなかったんだから、20才下の彼女は知らないだろう。
すると「うん。知ってるよ。菅原道真の歌やね。東風と書いてコチと読むよ。では、南風と
書いて何と読むか知ってる?」と逆に聞かれました。
「う~ん。なんだったかな?」と考えていると、「ハエよ、ハエと読むんよ。」と教えてくれました。
そうだ!たしか、そうだった!

ということで、20才若い親友が一番知っていて、逆に私にいろいろ教えてくれるということになり、
頼もしいと言うか、嬉しい展開となりました。
若い人でも、知っている人は知っているんだな~!
(と言っても、彼女も50代なので若いとは言えないかな?)

なお、調べていますと、「人間万事塞翁が馬」に「人間万事」と言うのが付いたのは後世のことで、
始めは「塞翁が馬」だけだったとのことです。
又、人間を「じんかん」と読み世間のことだったり、「人生万事」という言い方もあるそうです。
今回、いろいろと勉強になりました。
以上、「塞翁が馬」騒動から派生した面白話でした。^^

                            (第3話に続きます)


コメント ( 2 ) | Trackback (  )
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コメント
 
 
 
ありがとう (ふけ)
2013-01-29 19:57:48
今日は誕生日のお祝いメッセージありがとう、覚えて居てくれたのが嬉しかったです。私の知識はテレビと父だと思います、よく父は自慢気に漢字の宿題など見てくれたのを懐かしく思い出しました。私にそうしてクイズ番組とか自分も好きだったんでしょうけど自然に見せてくれてた事に感謝ですよね。
 
 
 
物知りさん、ようこそ! (みずえ)
2013-01-29 21:14:59
貴女の誕生日に、たまたま貴女の博学振りをブログに書いたなんてね。^0^
貴女の大好きだったお父さんのお陰でいろいろなことを知っているんやね。
ほんとに親は大切やね。感謝よね。
 
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